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■ さくら園の湯 (さくら温泉) 「さくらパークゴルフ」

なんかこのところ廃業&休業湯のレポばかりしてるので(^^;)、たまには新設のお湯いきます。



さくら園の湯 (さくら温泉) 「さくらパークゴルフ」
住 所 :宇都宮市新里町1113-6
電 話 :028-665-6000
時 間 :10:00~21:00 / 原則無休
料 金 :500円
紹介ページ (栃ナビ)

宇都宮市の郊外に2010/05/01にオープンした「さくらパークゴルフ」併設の温泉施設。(ONKEN21さんの速攻レポあり)
情報がすくなく、最新のるるぶやまっぷるの日帰り温泉ガイドにも載っていません。

位置的には東北道「大谷PA」の北側。
県道22大沢宇都宮線からすこし西に入ったところで、国本中や宝木新里ニュータウンのそば。
県道22からの入口がわかりにくいので、R297から岩原町セブンイレブンの角を東に折れ、1km強走って左手に出てくるヤマト運輸の先の路地(看板あり)を左折したほうがわかりやすいかも。
路地の突き当たりのPに停めましたが、その手前を右に折れて温泉施設前のスペース(5-6台)に停めたほうがベター。


【写真 上(左)】 サイン
【写真 下(右)】 脱衣所

道の左手は「さくらパークゴルフ」、右手が温泉施設で、なんとなくのんびりとしたところ。
手前の管理小屋で受付、受付の方はとっても親切でした。
料金は入浴のみ500円ですが、「さくらパークゴルフ」はビジタープレー料金一日1200円、午後1000円で、料金内で温泉に入れるのでこれはお得。
メイン浴場とはべつに個室露天もあって、これは1室90分で2,000円。

メイン浴場(大露天風呂)は右手が男湯、左が女湯で隣りあい、竹垣で仕切られています。
構成はシンメトリなので、男女固定制かと・・・。


【写真 上(左)】 脱衣所から
【写真 下(右)】 浴槽-1

浴場はポリカ波板屋根の仮設風。
手前に脱衣所&カランと、すぐおくに仕切なく鉄平石造10人以上の三角形の浴槽ひとつを配置。
手前脱衣所と奥側浴槽部分には屋根が掛けられています
「大露天風呂」というわりにはこぢんまりとしていますが(^^)、それでも庭園仕立てで開放感のあるいい露天です。


【写真 上(左)】 浴槽-2
【写真 下(右)】 湯口は四つ目垣の向こう

奥側、三角形の頂点部分は四つ目垣で遮られ、その向こうに赤茶に色づいた岩組みから(たぶん)源泉が大量かつ湯滝状に流し込まれています。
なので、男湯と女湯の湯口は供用で、湯口のお湯には直接触れられません。


【写真 上(左)】 湯口
【写真 下(右)】 ザンザコの排湯

槽内注排湯はたぶんなく、手前切欠からの豪快な流し出しはキャッチフレーズどおりかけ流しかと思います。
「宇都宮では初の源泉100%かけ流し温泉」というキャッチですが、「ただおみ温泉」(入湯済、未レポ)、「ベルさくらの湯」には(おそらく非加水の)かけ流し槽があるし、「ザ・グランドスパ南大門」(同)の露天ぬる湯小浴槽もかけ流しと思われるので、これはどうかな?
(「パワー温泉 リフレ鶴田店」(同)も含め、宇都宮には意外に湯づかいのいい施設が多い。)

カラン4、シャワーあり、シャンプー・石鹸類なし、ドライヤー不明。
カランもおそらく源泉かと思います。
日曜18時で独占。


【写真 上(左)】 カランも温泉?
【写真 下(右)】 浴槽から脱衣所

ややぬる~ぬるめのお湯はほぼ無色透明でうす茶の浮遊物とこまかな気泡が舞っていて、よわいアワつきもありました。
味不明、石が焦げたような鉱物的な独特な臭い。カルキはほとんど感じられませんでした。

硫酸塩泉系のきしきしとアルカリ泉系のヌルすべととろみが感じられ、やさしい浴感。
鮮度感も充分でなかなかにいいお湯です。

ただ、このときは夏だったのでこの湯温でも快適でしたが、通年非加温となると冬場はどうなるのかな?
F^-=8.4mg/kgが効いているためか浴後はむしろ爽快感が出る泉質だし、脱衣所も半屋外なのでかなり寒いかも・・・。
岩組みから湯滝的に投入するだけで湯温は落ちてしまうし、さらに湯口そばに行けないのも辛いところ。
むしろ、男女浴槽それぞれに湯口か注入口を設けたほうが湯温は保てるかと・・・。
さらに欲をいえば非加温槽と加温槽の2槽ほしいところ。

お湯は悪くないですが、場所がわかりにくいことと、施設構成が露天だけとややハンパなこと、なにより競合が多い点が気がかりです。
施設派は「ヴィラ・デ・アグリ」(ろまんちっく村)や「ベルさくらの湯」、お湯派は「ただおみ温泉」という強敵がいるので、ポジションどりがむずかしいところか?
なにか『ここだけの売り』をつくって、末永くつづいていってほしいお湯です。

〔 源泉名:さくら園の湯 〕
アルカリ性単純温泉(Na・Ca-SO4型) 50.4℃、pH=9.3、300L/min(1,500m掘削揚湯)、成分総計・溶存物質計=0.998g/kg*
Na^+=234.1mg/kg (72.02mval%)、Ca^2+=75.3 (26.57)、Fe^2+=1.9、F^-=8.4、Cl^-=71.5 (14.19)、HS^-=0.3、SO_4^2-=520.4 (76.21)、HCO_3^-=23.5 (2.71)、CO_3^2-=14.4、陽イオン計=314.0、陰イオン計=640.4、メタけい酸=43.6 <H20.7.29分析>
※ mval%は筆者にて算出。端数処理等配慮していないので概数です。
*) 溶存物質計=0.998g/kg、規定成分があと0.002g/mgあればNa・Ca-硫酸塩温泉(含石膏芒硝泉)になれるのに惜しい!

<温泉利用掲示> (脱衣所掲示)
加水:なし 加温:なし 循環利用等:なし 塩素系薬剤使用:あり
この源泉は、100%かけ流しのアルカリ性単純温泉です。

■ブランドグルメ
〔 みやおとめ 〕
地元産コシヒカリを食味計で厳選したお米の地域ブランドで、平成12年から販売されています。
地元以外ではほぼ入手困難で、わたしも食べたことはないですが、農業王国栃木の地元産特選コシ100%のブランド米ですから、きっと美味しいでしょう。
(「JAうつのみや 」HPなどを参考。)

〔 2011/01/10UP (2010/07入湯) 〕


E139.50.17.447N36.36.37.743

【BGM】
HYMN (Barclay James Harvest) - Lyrics English/German
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