goo

■ 春向きの洋楽30曲!

目下、年度末の仕事ラッシュで新規の記事がなかなかおカキコできません。
とりあえずこのところアクセスが伸びているこの記事、リンクつなぎなおしてあげてみます。

1980年代の洋楽の楽曲のよさをご堪能くださいませ。

-----------------------------------
2022/02/27 UP

せっかくつくったので(笑)、こいつもあげておきます。

-----------------------------------
2021/02/27 UP

追加して30曲にしました。

-----------------------------------
2021/02/25 UP

春バージョンもつくってみました。
春の曲はさらにむずかしいな・・・(笑)
春らしく跳ねる感じの曲と、春の夕暮れを感じさせるエモーショナルなスロー曲を散りばめてみました。

今回もUPしながらつくっていきます。
夏バージョン秋バージョン冬バージョンと同様、1980年代の曲がメインです。

とりあえず、思いつくまま12曲ほど。

--------------------------------

01.The Bangles - Manic Monday
〔 From 『Different Light』(1985)

■ 1981年にLos Angelesで結成された米国のガールスバンド。
2nd ALBUM『Different Light』(1985)からのシングルカットで世界的にブレーク。
作曲はPrince。Princeらしいクセのあるメロが、ブライトなSusanna Hoffsらのヴォーカルとシンクロして1980年代中盤らしい仕上がりに。
この曲を聴くと、1985年の時点ですでにAORがメインストリームから外れていることがわかる。

02.Dara Sedaka - The Real Me
〔 From 『I'm Your Girl Friend』(1982)

■ Neil Sedakaの娘さん。大スターの愛娘のデビューアルバムだけに、当代一流の面子を集めてヒットを狙ったと思われるが、AORがメインストリームを担っていた1982年、やはりこういう仕上がりとなっている。
バックはDavid Foster(key)、Michael Landau, Steve Lukather(g)、Dennis Belfield(b)、Mike Baird(ds)というAORオールスターズ。プロデュースはDavid Foster。
Richard Pageと思われるBacking Vocalが絶妙に効いている。

03.Peabo Bryson &Roberta Flack - Heaven Above Me
〔 From 『Born To Love』(1983)

■ Peabo Bryson & Roberta Flackのデュエットアルバム『Born To Love』収録のMid-Up曲 。
1983年の作品ながら、Simmons Drums(電子ドラム)やプログラミングを導入し、当時のBCMのメインから一線を画した曲調。
でも、メロやSaxの音色はこの時代ならではのものだと思う。

04.Sweetness - Memory (Disco Dance Version)
〔 From 『Memory (Cats)』(1987)

■ ハイエナジー(Hi-NRG)から1曲。
Andrew Lloyd Webber作のスタンダードナンバーのカバー。
ALBUM収録は1987年だが、Hi-NRGレーベル”Rams Horn”からの12"盤リリースは1983年で、Hi-NRG全盛期にオンタイムで流されていた。
バックで延々と流れるピッキングギターのリフはHi-NRGならではのもので、のちのユーロビートではこういう構成はほとんど姿を消している。

05.Central Line - Walking Into Sunshine
〔 From 『Breaking Point』(1981)

■ 1980年代初頭に英国で一大ムーブメントとなった「funka latina」(ファンカ・ラティーナ)
当初は「British Jazz-Funk」とも呼ばれ、1981年リリースの『Slipstream - The Best Of British Jazz-Funk』というオムニバスアルバムが実質的な火付け役となった。
当時、輸入盤でこのALBUMをゲットし、粒ぞろいの楽曲にほとんどのアーティストのALBUMを買いあさった。
ほぼ英国盤しかリリースされていなかったので、やたらに高かった記憶が・・・。
Central Lineも『Slipstream』収録のユニット。オリジナルアルバム2枚を出したのみだが、ラテンリズムをうまくとり入れた佳曲をいくつか残している。

06.Melba Moore - Stay
〔 From 『A Lot Of Love』(1986)

■ 1970年からの長いキャリアをもつ米国ゴスペル系のBCMシンガー。スケール感あふれる歌いまわしはさすがの貫禄。

07.Bill Champlin - Sara
〔 From 『Runaway』(1981)

■ 個人的にはAOR系ではもっとも歌が巧いと思っているシンガーのひとりで、David Fosterと組んで数々の名作を残す。
これは、2nd ALBUM『Runaway』からのミディアムナンバーで、Jay Graydonと思われるギターのフレーズとDavid Fosterのメロディアスなキーボードワークが絶妙にバランスして渋めに収まっている。
Backing VocalsはRichard Page&Tom Kellyか?
『Runaway』はAORを代表する名アルバムだと思う。

08.Tracey Ullman - They Don't Know
〔 From 『You Broke My Heart In 17 Places』(1983)

■ 英国のミュージカル女優が1983年、突如として放ったスマッシュヒット曲。
原曲は英国のシンガーソングライターKirsty MacCollの1979年の作品
MOR的でわかりやすいこういう曲もしっかりヒットしていたことが、当時の洋楽のバラエティを物語っている。

09.Jeff Lorber Fusion - Reflections
〔 From 『Wizard Island』(1980)

■ んでもって、こういうアーバンなフュージョン系もしっかりマーケット的に成立していた。
Sax:Kenny Gorelick(ブレーク前のケニーG)、Drumsは名手Dennis Bradford。

10.Morris Day & The Time -Jungle Love
〔 From 『Ice Cream Castle』(1984)

■ 1981年にミネアポリスで結成された”プリンス・ファミリー”のひとつ。
”Jamie Starr”を名乗ったPrinceがインストを担当していた。
オリジナルメンバーは、Morris Day、Jimmy Jam、Terry Lewisという、いまから振り返ると信じられない面子。
これは1st ALBUM『Ice Cream Castle』(1984)から放ったヒット曲。

11.Dan Hartman - I Can Dream About You
〔 From 『I Can Dream About You』(1984)

■ 映画「ストリート・オブ・ファイヤー」の挿入歌で1984年にヒット。邦題は「あなたを夢見て」。
この頃は映画とサントラの同時ヒットがあたりまえのようにあった。
ハスキーでキレのよいハントーンヴォイスの米国のシンガー。
1976年に1st ALBUMをリリース。以降計8枚のALBUMを残しているが1996年以降はALBUMを残していない模様。

12.Patti Austin - If I Believed
〔 From 『Gettin' Away With Murder』(1985)

■ Quincy Jonesの秘蔵ッ子として知られ、これはQwest Recordsから1985年にリリースした『Gettin' Away With Murder』からの名バラード。
Randy Goodrumらしい華麗なメロディ。リリカルなキーボードもRandy Goodrum。
プロデュースはRuss Titelman。Drumsは名手Steve Ferroneだが、ベースはサンプリングと思われ、往年のBCMのグルーヴ感はもはやここにはない。
1980年中盤~後半にかけては、こういうシャープでメロディアスな名バラードがいくつも生み出された。

13.Restless Heart - Don't Ask The Reasons Why
〔 From 『The Secret Of My Success - Music From The Motion Picture Soundtrack』(1987)

■ ナッシュヴィル出身のカントリー系ロック・グループで1st ALBUMリリースは1985年。
これはマイケル.J.フォックス主演の映画「The Secret Of My Success」(摩天楼はバラ色に)のサントラ収録曲でDavid Fosterのプロデュース。
カントリー系のアーティストにDavid Foster一派がプロデュースに入ってAOR化させるパターンは1980年代前半にはめずらしくなかったが、1987年時点ではレアパターン。
メロディのよさとアレンジの巧みさが際立つ佳曲。

14.Sarah McLachlan - I Will Remember You
〔 From 『Mirrorball』(1999)

■ 全世界で高い人気を誇るカナダのシンガーソングライター。
1st ALBUMリリース前の1987年、女性主導型のライヴイベントであるリリス・フェア(Lilith Fair Celebration Of Women In Music)を提唱・成功させ注目を集める。
強い意思を感じさせる楽曲やステージングは、各方面から高い評価を得ている。

15.J.D.Souther - Go Ahead And Rain
〔 From 『Home By Dawn』(1984)

■ 米国デトロイト出身のシンガーソングライターで、「You're Only Lonely」(1979年)のビッグヒットをもつ。
楽曲提供が多く自身は寡作な人だが、そのALBUMは粒ぞろい。
これは4枚目のオリジナルアルバム『Home By Dawn』(1984)収録曲で、Randy McCormick(key)、Billy Walker(g)、David Hungate(b)などAOR系ミュージシャンが入っているが、Drumsは自身で叩きAORとは一線を画した仕上がりとなっている。
『Home By Dawn』はセールス的にはいまひとつだったが、メロディーに優れた佳曲の多い名盤。

16.Perri - Tradewinds
〔 From 『Tradewinds』(1990)

■ 1986年に1st ALBUMをリリースしたロスアンジェルスのレディソウル系ユニット。
これは3rd ALBUM『Tradewinds』(1990)からのタイトル曲で、いかにも西海岸らしいブライトなBCM。
Ralph MacDonald、William Salterの共作、PercussionにLuis Conteも入って、1990年の作ながら往年のBCMを彷彿とさせる仕上がり。

17.Thom Rotella - Paradise Island
〔 From 『Home Again』(1989)

■ 1989年に DMPから1st ALBUMをリリースしたスムース・ジャズ系のギタリスト。
これは1st ALBUM『Home Again』(1989)収録曲で、持ち味のウェストコーストっぽい軽めのナンバーに仕上がっている。
作曲の才に恵まれ、Positive Musicに移ってリリースした3rd ALBUM『How My Heart Beats』も好アルバム。

18.Jim Photoglo - Ruled By My Heart
〔 From 『Fool In Love With You』(1981)

■ ロスアンジェルス出身のアーティストで、1980年代前半にAOR系の名盤を数枚リリースしている。
これは2nd ALBUM『Fool In Love With You』(1981)収録のミディアム・ナンバーでPhotogloらしい曲構成。
Bill Cuomo(key)、Fred Tackett(g)、Dennis Belfield(b)、Carlos Vega(ds)と、一流ミュージシャンがバックを堅めて安定した仕上がり。
Thom Masonと思われるSaxが主役並みに頑張っているのが、この時代のAORらしい。

19.Enya - Only Time
〔 From 『A Day Without Rain』(2000)

■ 改めて紹介の必要もないと思われるアイルランドの超メジャーアーティストで、ヒーリング・ミュージックの代表格。
もとは”Clannad”というアイリッシュ・フォークバンドに在籍していたが、1980年代中盤に独自の境地を切り開く。
これは名盤『A Day Without Rain』(2000)収録の代表曲で、Enyaらしい清々しさが満ちあふれている。

20.Marc Jordan - The Same Mistake
〔 From 『Reckless Valentine』(1993)

■ またしてもMarc Jordanです。
1983年の名盤『A Hole In The Wall』以降の数枚はいまひとつ迷いが感じられるような内容だったが、Sin-Drome Recordsに移ってリリースした『Reckless Valentine』(1993)は吹っ切れたような素晴らしい仕上がりとなった。
音的にはもはやAORを離れているが、エモーショナルな歌いまわしはオリジナルな魅力にあふれている。

21.D Train - Keep On
〔 From 『You're The One For Me』(1982)

■ 1980年代前半にいくつかのディスコヒットを放った Brooklyn出身の2人組ユニット。
当時のグルーヴ絡みのBCMとは一線を画した硬質なリズムが新鮮だった。ヴォーカルのレベルも高くて聴き応えあり。

22.Dan Siegel - Deserted Beach
〔 From 『Dan Siegel』(1982)

■ 1980年代初頭、海辺のフュージョンといえばこの人だった。
これは3rd ALBUM『Dan Siegel』(1982)収録曲で、華麗なタッチのキーボードが楽しめる。
Guitarは Paul Jackson Jr.、PercussionはLenny Castro、FlugelhornはMark Hatchと思われる。
1980年代のフュージョン~1990年代のスムース・ジャズと時代の流れを巧みに捉え、1990年代にも名作を多くのこしたアーティスト。

23.Evelyn 'Champagne' King - I'm Just Warmin' Up
〔 From 『Get Loose』(1982)

■ Bronx(New York)出身の女性BCM シンガーで1970年代後半~1980年代中盤にかけて好アルバムを複数のこしている。
Kashifとの関係が深く、硬質なリズムの曲が多いが、『Get Loose』(1982)収録のこの曲はNeil Jason(b)、Andy Newmark(ds)のサポートが効いてか、粘りのあるグルーヴをつくりだしている。

24.The Go-Go's - Head Over Heels
〔 From 『Talk Show』(1984)

■ 1978年、ロスアンジェルスで結成されたガールズバンドで、いくつかのビッグヒットをもつ。
これは『Talk Show』(1984)からのシングルヒットで、人気も高かったが翌年1985年にあっさり解散。
メンバーのBelinda Carlisleはそののち欧州に活動拠点を移し、ソロシンガーとして成功している。

25.Tiffany - Could've Been
〔 From 『Tiffany』(1987)

■ 1987年から1989年にかけて立て続けにヒットを放った、カリフォルニア州出身のシンガー。
デビューは15歳。これは16歳でリリースした大ヒット曲。
フックあるメロディをもつこのバラードは、当時日本でもよくかかっていた。

26.Brian McKnight - Still
〔 From 『Superhero』(2001)

■ ニューヨーク州バッファロー出身のBCM系シンガーで、Take 6のメンバーClaude V. McKnight III を実兄にもつ。
艶のあるハイトーンヴォイスをもち、メジャーアーティストとの競演も多い。
1st ALBUMリリースは1992年で、1990年代のBCMを支えたシンガーの一人だと思う。

27.Change - The Very Best In You
〔 From 『Sharing Your Love』(1982)

■ またまたChangeです。(好きなので・・・(笑))
Jacques Fred Petrus & Mauro Malavasiの才能がいかんなく発揮されたディスコ・ユニット。
Luther Vandross、James Robinsonの名ヴォーカルが在籍していたことでも知られる。
これは全盛期の名盤『Sharing Your Love』(1982)のトップを飾るアップ・チューンで、ソフィスティケートされたChangeの魅力がもっともよくあらわれている1曲。

28.Michael Colina - Joy Dancing
〔 From 『Shadow Of Urbano』(1988)

■ ちょっと詳細がよくわからない人(Private Musicつながりで買った)だけど、Wikiによるといろいろな分野で活動しているらしい。
個人的にはメロディアスなキーボードワークが魅力で、作曲能力も相当なものがあると思う。
これは1st ALBUM『Shadow Of Urbano』(1988)の1曲目で、SaxはMichael Brecker。

29.Eric Carmen - Every Time I Make Love To You
〔 From 『Winter Dreams』(1998)

■ 元Raspberries(ラズベリーズ)のメインヴォーカルで、1975年の解散後はソロとしても成功を収めたオハイオ州クリーブランド出身のシンガー。
1980年代以降は映画『フットルース』の「Almost Paradise”(愛のテーマ)」を作曲するなど裏方に回った感が強いが、1998年、14年ぶりにリリースしたアルバム『Winter Dreams』はメロディにあふれた好盤だった。(ひょっとして日本限定リリース? あまり売れなかったみたいだけど。)
これはそのアルバム収録のナンバーで、メロディーメイカーとしての確かな才能がうかがわれる1曲。

30.Bobby Caldwell - Come To Me
〔 From 『Bobby Caldwell』(1978)

■ AORの代表的シンガーBobby Caldwell。
これは1st ALBUM『Bobby Caldwell』(1978)収録のバラードで、パーラメントのCMでかかってたので、日本でもよく知られている曲だと思う。
伸びやかで深みのあるハイトーンは、いま聴いてもオリジナリティにあふれている。


-------------------------
【日本Vers.】
唱歌ですが2曲。

01.早春賦 - 小鳩くるみ

メロディの美しさは唱歌屈指の名曲。
小鳩くるみ。本名、鷲津名都江。
「アタックNo.1」の鮎原こずえ役の声優として広く親しまれた。
ハイトーンの声質の美しさは、日本の歌い手のなかでも歴代屈指だと思う。

02.朧月夜 - 鮫島有美子

唱歌はほんとうに名曲が多い。曲も歌詞も。
さりげに難曲。ソロで歌うには相当な力量がいると思う。

03.朧月夜 - 中島美嘉

名曲だから、こういう優れたアレンジテイクが生まれる。
中島美嘉の歌唱力も凄いが、葉加瀬太郎のバイオリンも圧巻。

■ 歌の女神が舞い降りた国 / 美メロ&ハイトーン&透明感の癒し曲50曲
■ 桜曲40曲!

-------------------------------------
春向きの洋楽
夏向きの洋楽
秋向きの洋楽
冬向きの洋楽

桜曲35曲!


↓こっちも聴いてね
1983年洋楽ピーク説

〔関連記事〕
■ 洋楽1983年ピーク説
■ 1983年洋楽ピーク説(名曲編)
■ グルーヴ&ハイトーン (グルーヴってなに・・・?)
■ 1980年代中盤の夏ソング
■ 1980年代のサントラ(&CM)
■ 初夏のグルーヴ曲20曲
■ AOR系名曲を100曲!
■ 1983年の洋楽ヒット曲 (Billboardデータから)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )