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■ 相生の湯 「海辺の温泉宿 最南端」

 

相生の湯 「海辺の温泉宿 最南端」
住 所 :南房総市白浜町滝口6768-1 (旧 安房郡白浜町)
電 話 :0470-38-2763
時 間 :要事前確認
料 金 :600円位?(メモ忘れ)
オフィシャルHP
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (Yahoo!トラベル)
紹介ページ (じゃらんnet)
紹介ページ (南房総いいとこどり)
※ 営業状況・時間・料金・TELなどは、原則としてUP日時点の最新データに直してありますが、掲載内容を保証するものではありません。ご利用の際は必ず事前に各施設にご確認ください。

南房総エリアの温泉は情報量がすくないのですが、じつは「管内の公共の用に供する温泉利用施設」 (安房健康福祉センター)というすぐれもののWebページがあって、わたしはほとんどこの情報をベースに湯めぐりをしています。

これは、安房地域のおそらくすべての温泉施設の使用源泉が一目でわかり、しかも正確な泉質表示がされています。
そのなかでも、ほかのガイド類にもほとんど載っていないのが白浜町の「相生の湯」。
施設名は「海辺の宿最南端」とあるので、どうやら宿の自家源泉らしい。

当然日帰り情報などあるはずもなく、以前、千倉あたりからTELしてみると「日帰り入浴はできるけれど今日はお湯を入れていない。」との答えでロスト。
つぎに南房を攻めたときにリベンジ再トライするとこころよくOK。
ついにナゾの源泉の全貌があきらかに・・・(笑)

 
【写真 上(左)】 ちかくの海岸
【写真 下(右)】 三角屋根のかわいい外観

場所は灯台で有名な野島崎の1kmほど西。
ペンション風のありがちな外観なので気合い入れていかないと見落とすかも・・・。
(白い外壁に青い三角屋根、建物正面に”海辺の宿 最南端”とある。)
宿名は、白浜町白浜の野島崎公園のなかに房総半島最南端の碑があるので、おそらくここからの命名かと思います。

入口はわかりにくく、それらしき2ヶ所から声をかけるも反応なし。
ならばと、車に戻って携帯でTELするとあっさり出て入浴OK。
日帰り客のすくない小さな宿だとこういうことがけっこうあります。
料金はなぜかメモし忘れ(^^;)、たしか600円くらいだったかと思います。

 
【写真 上(左)】 いけす
【写真 下(右)】 浴場入口

階段をのぼってアプローチの浴場は母屋とは別棟。
登り口よこの立派な水槽には美味しそうな地魚が泳いでいました。
ここは料理も美味しいのでは?

 
【写真 上(左)】 脱衣所
【写真 下(右)】 浴室

右が男湯、左が女湯で、この日は女湯に貸切で入れました。
ウッディな脱衣所は想定外に立派でメンテもよく効いています。

壁にかけられた温泉分析書の源泉名は「相生の湯」。
やはり自家源泉使用のようで、しかも成分総計は3.644g/kgとなかなかのもの。

 
【写真 上(左)】 格子の目隠し越しに海
【写真 下(右)】 オーシャンビューです

窓の広いあかるい浴室にみかげ石貼3-4人の浴槽ひとつとシンプル。
海までは道をはさんですこしく距離がありますが、太平洋をのぞむオーシャンビューです。
「露天風呂」と紹介しているWebもありますが、厳密には露天ではないような気も・・・。
それでも窓を開ければ露天なみの開放感があります。

カラン4、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
カランは真水ではないような気もしますが確信もてず。
土曜14時で独占貸切。

 
【写真 上(左)】 洗い場
【写真 下(右)】 浴槽

クリーム色の石灰華的析出がでたみかげ石の湯口からかなりの量の熱湯投入+槽内注入。
底面吸湯でオーバーフローはありません。

かなり熱めのお湯はうすく黄色がかって浮遊物はほとんどなし。湯中の指先が青白く発光しています。
スペック相応の濃度感があって、非加水かあっても少量だと思います。
湯づかいは循環のような気がしますが、浴客が少なそうなのでかなりのコンディションが保たれていました。

塩味によわい芒硝味で磯の香。
土類系のぎしぎしと硫酸塩泉系のきしきしが入りまじる湯ざわり。
つよいあたたまり感は熱湯だけでなく、硫酸塩によるところも大かと。
南房総にはなぜか硫酸塩含みの源泉がありますが、ここは硫酸塩がよく表現されているお湯だと思います。

 
【写真 上(左)】 湯口
【写真 下(右)】 湯色

女将?さんによるとやはり自家源泉使用で、泉源は敷地内にあるそうです。
立派なダンスホールもあって、年輩の固定客をつかんでいるのかも・・・。
大規模なリゾホがメインの白浜エリアでペンション風宿の自家源泉はなかなかに異色。
温泉マニアは攻めてみるのも一興かと。

〔 源泉名:相生の湯 〕 <H18.9.12分析>
Na・Ca-塩化物冷鉱泉 18.4℃、pH不明(弱アルカリ性)、湧出量不明、成分総計=3.644g/kg
Na^+=1006mg/kg (75.14mval%)、NH4^+=2.0、Mg^2+=11.1、Ca^2+=260.5 (22.32)、Fe^2+=0.2
Cl^-=1551 (75.03)、Br^-=5.4、SO_4^2-=396.0 (14.15)、HCO_3^-=291.1 (8.18)、CO_3^2-=43.2
陽イオン計=1296 (58.24mval)、陰イオン計=2288 (58.31mval)、メタけい酸=54.7、メタほう酸=5.3
※ 各種申請の申請者が相生さんなので、源泉名はオーナーの苗字にちなんだものかも?

<温泉利用掲示>
加水:あり 加温:あり 循環ろ過装置使用:あり 塩素系薬剤使用:あり

■ブランドグルメ
〔 南房総のひじき 〕
千葉は全国屈指のひじき生産県で、なかでも南房総の波荒に育まれる「房州ひじき」は、太くて柔らかく味に定評があります。
乾燥、水戻しせず、鮮度と旨味を逃がさないようじっくり炊きあげ、天日干しされるという逸品です。
「南房総印 食ブランド」にも認定されています。

〔 2012/09/07UP (2011/08入湯) 〕


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■ 天然戸田温泉 「彩香の湯」

 

天然戸田温泉 「彩香の湯」
住 所 :埼玉県戸田市氷川町1-1-23
電 話 :048-433-2615
時 間 :10:00~24:00 / 原則無休
料 金 :1,000円 ※会員200円引 (800円、22時~)
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (Yahoo! トラベル)
紹介ページ (るるぶ.com)
紹介ページ (ぽかなび.jp)
紹介ページ (温泉みしゅらん)
※ 営業状況・時間・料金・TELなどは、原則としてUP日時点の最新データに直してありますが、掲載内容を保証するものではありません。ご利用の際は必ず事前に各施設にご確認ください。

2003年12月、戸田市のガソリンスタンド跡地にオープンした温泉スパ銭。
R17新大宮バイパス「下笹目」交差点を東に折れて「中央通り」を1kmほど走ると道沿い右手に見えてきます。
JR埼京線「戸田公園」駅、都営三田線「高島平」駅からそれぞれ約1時間間隔で無料送迎バスも運行されています。

 
【写真 上(左)】 道路沿いのサイン
【写真 下(右)】 バス乗場

典型的な和風スパ銭の造りは、スパ銭で有名なT岡設計の設計によるもの。
1階をPに充てたピロティ型で、第2Pもあるので駐車台数200台と充実(無料)。

 
【写真 上(左)】 エントランスサイン
【写真 下(右)】 PからELVでアプローチできます

<オープン直後>
Pに入るときロッカー満杯で1時間待ちと云われましたが、すぐに入れました。
本日までは会員料金1,300円で入場OK。深夜料金(22~)900円もあります。
定番のヘアカット、ソフト整体、足底健康法、3階には小規模ながらリクライナーがあるレストルームも。

※オープン時はタオル、バスタオル、館内着付1,400円の料金設定でしたが、いまは入浴のみのコースが設定されて入りやすくなっています。
あと、ここの食事処はスパ銭系にしてはけっこういけます。(やや高めですが・・・)

 
【写真 上(左)】 エントランス-1
【写真 下(右)】 エントランス-2

<再UP時>
ロビーのおくに浴場入口。右が男湯、左が女湯の固定制。
脱衣所はやや狭めですが、スタッフがこまめに清掃しています。

男女別の浴室は、内湯ゾーンに桧湯(檜枠石貼10人ほど、温泉)、機能浴槽、坐湯、サウナに水風呂。
露天ゾーンに源泉岩風呂(岩枠石貼4-5人、温泉)、メイン露天(岩枠石貼5人+寝湯×4、温泉)、寝湯(温泉)、壺湯(陶製1人×3、温泉)、漢方薬蒸湯と多彩。
オープン数年後のリニューアルで生源泉浴槽(鋳物羽釜2人×1)が増設されています。(「七福の湯 戸田店」への対抗策か?)

カラン24、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
以前は混雑で有名な施設でしたが、2008年夏、ちかくに「七福の湯 戸田店」がオープンして混雑はやや緩和されているようです。

 
【写真 上(左)】 上が浴場(露天)
【写真 下(右)】 泉源施設

桧湯は、石の湯口からの投入+底面注入に窓側側溝への流し出しとたぶん底面流下あり。
源泉岩風呂は、うすく赤茶に色づいた岩の湯口から投入でたぶん槽内注排湯はなく、隣のメイン露天への流し出しのみの源泉かけ流しですが、途中投入が止まったり量が変動したりして、源泉の供給が安定していない様子でした。(オープン時)

メイン露天は、源泉岩風呂からの流し込みとたぶん槽内注湯があるはずですが発見できず。底面吸湯数ヶ所と横の側溝への流し出し。
壺湯は、木の湯口からの投入で底面自然流下+オーバーフロー。
増設された生源泉浴槽は、パイプからのややぬる湯投入で槽内注吸湯なしのオーバーフロー。これは文句なしのかけ流しでしょう。
生源泉浴槽&源泉岩風呂以外は、循環か希釈があるのでは?

お湯は浴槽によってかなり違います。
ぬるめの源泉岩風呂は、暗橙色40~60cmのにごり湯で、こまかい気泡 or 粒子がびっしりとただよっていますが、アワつきはないのでたぶん粒子でしょう。(オープン時)
強塩味で後味に苦味。油粘土系アブラ臭にアンモニアがまじって柑橘を思わせる甘い温泉臭は、板橋スパティオに似た香りでなかなかです。
(この源泉岩風呂はコンディションの変化が激しく、色がうすくなったりうがい薬臭やタール臭が卓越することがあります。)

ぬるめの壺湯は、うす緑黄色ささにごりで、源泉槽と同様の味臭ながらややよわいもの。
やや熱めの桧湯と適温の大露天は、うす緑黄色ほぼ透明で、明瞭な塩味にうがい薬臭+アンモニア臭があります。
うがい薬臭は、おもに消毒によって成分中の臭素やヨウ素が追い出されてきたものかと思います。
全体に塩化土類が多いためか、引っかかるようなぎしぎしとした湯ざわりがあるものの、浴後は肌がすべすべになる美人の湯系か?

増設された生源泉浴槽は、これらの浴槽とはあきらかに一線を画しています。
ややぬる目のお湯は透明度10cmほどの茶色のにごり湯。
南関東の化石海水系温泉に独特な化学工場がかったアブラ臭にアンモニア臭と金気貝汁臭が加わりますが、臭いじたいはさしてつよいものではありません。
つよい鹹味に金気だし味。

濃度感はあるもののあたたまり感はさほどではなく、けっこう長湯できます。
それでもかなりの発汗があるので、相当に水分をもっていかれているかと。
湯ざわりは他浴槽と大差ありません。

 
【写真 上(左)】 直引きされている源泉ライン
【写真 下(右)】 赤茶に染まる泉源付近

それにしても生源泉浴槽の絶妙な雑味感は見事なもので、「加水・加温なし」(掲示)はおろか、おそらくろ過・徐鉄もないと思います。
投入ラインはPよこにある泉源から直接引き入れられているようで、掛け値なしに”源泉直引き”では?

オープン時に「源泉の素性はかなりいいとは思いますが、残念ながら湧出量780L/minを実感するほどの、潤沢な源泉づかいはされていません。(揚湯規制か?)」と書きましたが、虎の子の生源泉の設置によりこのコメントは撤回します(笑)

お湯のよさは、生源泉 > 源泉岩風呂 > 壺湯 > 桧湯 > 大露天 の順かと思います。

強食塩泉らしい濃度感と塩味はあるのですが、なぜかさほどほてらず長湯し放題です。
成分総計19.49g/kgのNa-Cl強塩温泉でMg2 =392.0、Ca2 =483.9と塩化土類を相当含んでおり、Fe2 =5.4と鉄分も含有。
NH4 =14.4、Br =45.5、I =18.1と香り関連の成分もけっこう豊富で、HCO3 =465.6と重曹分もかなりのもの。
推測ですが、HCO3 =465.6がほてり感を軽減し、本来なら出ている筈の重曹泉系のツルすべが塩化土類のキシキシに打ち消され、「塩辛く濃度感はあるものの、あまりほてらずぎしぎし感のある強食塩泉」となっているのでは?

生源泉浴槽設置でお楽しみが増えましたが、これは人気浴槽となっていてなかなか入れません。(Max2人しか入れないうえに、壺風呂大好きなお子さまたちも乱入する。「1人10分程度でゆずりあってお楽しみください」という掲示も・・・。)
個人的にはもっとキャパのある源泉岩風呂で、この湯づかいをしてほしいような気もします。

〔 源泉名:天然戸田温泉 〕 <H15.3.11分析>
Na-塩化物強塩温泉 42.0℃、pH=7.5、780L/min(1,600m掘削自噴)、成分総計=19.49g/kg
Na^+=6256mg/kg (81.82mval%)、NH4^+=14.4、Mg^2+=392.0、Ca^2+=483.9、Fe^2+=5.4
Cl^-=11620 (97.50)、Br^-=45.5、I^-=18.1、HCO_3^-=465.6
陽イオン計=7270 (332.6mval)、陰イオン計=12150 (336.2mval)、メタほう酸=17.3

〔 パンフ記載より 〕
生源泉(天然温泉使用)
地下1,500メートルから湧き出る源泉をダイレクトにかけ流しています。
※加温していない為、ぬる湯となっています。

■ブランドグルメ
〔 戸田ボートパン 〕
戸田といっても特産品はなかなか思い当たりませんが意外にあります。(→カタログ(PDF)
そのなかでとくに惹かれたのがブランジェリーボヌールの「戸田ボートパン」。
『口のなかを走り抜けるおいしさ』というキャッチもお茶目で、さすがは競艇のメッカ戸田。
キワもの的お店かと思いきや、天然酵母をつかう本格派のパン屋さんのようです。

〔 2012/09/07内容補強のうえUP (2003年より10回以上入湯、最新入湯2012/09) 〕


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■ 天栄温泉 「天栄湯」

 

天栄温泉 「天栄湯」
住 所 :福島県岩瀬郡天栄村牧之内天栄山1
電 話 :0248-82-3121
時 間 :10:00~16:00(奨事前確認)
料 金 :700円
オフィシャルHP
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (Yahoo!トラベル)
紹介ページ (楽天トラベル)
紹介ページ (ぐるなびトラベル)
紹介ページ (るるぶトラベル)
紹介ページ (じゃらんnet)
※ 営業状況・時間・料金・TELなどは、原則としてUP日時点の最新データに直してありますが、掲載内容を保証するものではありません。ご利用の際は必ず事前に各施設にご確認ください。

白河の西、猪苗代の南にあたる天栄村は地味な立地ながら、市町村合併されずに残っている貴重な村です。
ここには、二岐、岩瀬湯本などの名湯のほかにいくつかの温泉があって、「天栄湯めぐり手形」が発行されています。

 
【写真 上(左)】 案内サイン
【写真 下(右)】 入口のサイン

須賀川から羽鳥湖に抜けるR118沿いにある客室数7室のこぢんまりとした湯宿が日帰り対応するもの。
なかなか行かないエリアにつき入湯が遅れました。
道沿いといっても通行量が少ないのでいたって閑か。秘湯的ロケといってもいいかも。

 
【写真 上(左)】 帳場前
【写真 下(右)】 調度-1

鄙び入ったお宿かと思いきやなかなかに綺麗なつくりで、館内も古民家的で雰囲気があります。
ちょっとした調度類がさりげなく効いていて、たぶん女将さんのセンスがいいのでしょう。
ここは大正初期に湯治宿として開業した老舗なのでした。

 
【写真 上(左)】 調度-2
【写真 下(右)】 男湯入口

浴場は男女別。
サンルームのような採光のよい浴場に、赤みかげ石枠伊豆石敷き4-5人のたっぷりふかめで入りごこちのよい浴槽がひとつ。

 
【写真 上(左)】 脱衣所
【写真 下(右)】 浴室

細野川の谷筋を見おろす雰囲気あるロケで、対岸の斜面にはハシゴがかけられたポイントがあるのでここが泉源かもしれません。

 
【写真 上(左)】 細野川の流れ
【写真 下(右)】 対岸のハシゴ

カラン2、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。べつに源泉とおぼしき冷水カランがあります。
土曜15時で独占。

 
【写真 上(左)】 浴槽
【写真 下(右)】 注入口

底面からの熱湯大量注入と側面からのぬるめで少量注入の2ヶ所を確認、沢側側溝への大量流し出し+よわいオーバーフロー。他の槽内口は作動なしか?。
分析書湧出量と投入量からみて循環があるかと思いますが、お湯のコンディションは上々でした。

 
【写真 上(左)】 源泉?
【写真 下(右)】 側溝への大量流し出し

ほぼ適温のお湯は、きれいに澄み切って白い浮遊物をうかべています。
純度の高い硫酸塩泉らしく、湯中の指先がかなりつよく青白に発光しています。

 
【写真 上(左)】 オーバーフローも・・・
【写真 下(右)】 湯色

弱酸味収斂味、ほこほことした石膏臭によわい焦げ臭がまじる個性的な湯の香。
つよいきしきし感と肌に染み入るような弱酸性泉独特の湯ざわり。
はっきりと味臭にはでてきていないものの、金気の裏効きも感じます。

なんとなく箱根姥子の「秀明館」にかぶるものを感じました。
浴後は肌がつるつるになり充実した爽快感につつまれます。
冷鉱泉ながらふるくから効能をうたわれ湯治につかわれていたという由緒をうらづける、フックのあるお湯とみました。
個人的にこの手のお湯は好物なので、あとを曳きまくりついつい長湯に・・・。

郡山~須賀川あたりはどちらかというとアルカリ泉系が多いので、明礬がかった弱酸性のこのお湯は異彩を放っています。
さすがに福島。ところどころにある一軒宿のレベルも相当なもので、認識を新たにした一湯となりました。

〔 源泉名:天栄湯 天栄一号泉 〕 <H21.3.31分析>(HPより)
Ca・Mg・Al-硫酸塩泉 6.3℃、pH=4.0、1.2L/min自然湧出、成分総計=1498mg/kg
Na^+=18.9mg/kg (3.98mval%)、Mg^2+=61.3 (24.42)、Ca^2+=206.1 (49.76)、Al^3+=37.5 (20.18)、Fe^2+=1.1
Cl^-=2.4 (0.34)、SO_4^2-=939.8 (99.25)
陽イオン計=331.5 (20.66mval)、陰イオン計=946.3 (19.72mval)、メタけい酸=93.5、遊離炭酸=127.1

〔 HP掲載 〕
天栄温泉は硫酸塩冷鉱泉です。動脈硬化症、皮膚の活性化に効能がございます。昔から近郷近在の人々が桶に鉱泉を汲んで、自宅へ持ち帰り、「身体に良い」と 言って入浴していた天栄湯。明治末に宿ができて以来、湯治療養の湯として多くの方に利用されています。

■ブランドグルメ
〔 天栄ヤーコン 〕
ヤーコンは南米アンデス原産のキク科の作物で、塊根(イモ)と塊茎を食用にします。
腸内の善玉菌、ビフィズス菌の栄養源とされるフラクトオリゴ糖を多く含む作物として知られています。
夏涼しい山間地で、収穫時の10月から12月にかけて気温の寒暖差の激しいところが栽培に適しているとされ、天栄村はその条件を満たしているため、特産品として栽培に力が入れられています。
ヤーコンうどん、ヤーコンクッキー、ヤーコン茶、ヤーコン飴などの加工品も製造・販売されています。

〔 2012/09/07UP (2009/03入湯) 〕


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