関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 天栄温泉 「天栄湯」



住 所 :福島県岩瀬郡天栄村牧之内天栄山1
電 話 :0248-82-3121
時 間 :10:00~16:00(奨事前確認)
料 金 :700円
■ オフィシャルHP
■ 紹介ページ (BIGLOBE温泉)
■ 紹介ページ (Yahoo!トラベル)
■ 紹介ページ (楽天トラベル)
■ 紹介ページ (ぐるなびトラベル)
■ 紹介ページ (るるぶトラベル)
■ 紹介ページ (じゃらんnet)
※ 営業状況・時間・料金・TELなどは、原則としてUP日時点の最新データに直してありますが、掲載内容を保証するものではありません。ご利用の際は必ず事前に各施設にご確認ください。
白河の西、猪苗代の南にあたる天栄村は地味な立地ながら、市町村合併されずに残っている貴重な村です。
ここには、二岐、岩瀬湯本などの名湯のほかにいくつかの温泉があって、「天栄湯めぐり手形」が発行されています。


【写真 上(左)】 案内サイン
【写真 下(右)】 入口のサイン
須賀川から羽鳥湖に抜けるR118沿いにある客室数7室のこぢんまりとした湯宿が日帰り対応するもの。
なかなか行かないエリアにつき入湯が遅れました。
道沿いといっても通行量が少ないのでいたって閑か。秘湯的ロケといってもいいかも。


【写真 上(左)】 帳場前
【写真 下(右)】 調度-1
鄙び入ったお宿かと思いきやなかなかに綺麗なつくりで、館内も古民家的で雰囲気があります。
ちょっとした調度類がさりげなく効いていて、たぶん女将さんのセンスがいいのでしょう。
ここは大正初期に湯治宿として開業した老舗なのでした。


【写真 上(左)】 調度-2
【写真 下(右)】 男湯入口
浴場は男女別。
サンルームのような採光のよい浴場に、赤みかげ石枠伊豆石敷き4-5人のたっぷりふかめで入りごこちのよい浴槽がひとつ。


【写真 上(左)】 脱衣所
【写真 下(右)】 浴室
細野川の谷筋を見おろす雰囲気あるロケで、対岸の斜面にはハシゴがかけられたポイントがあるのでここが泉源かもしれません。


【写真 上(左)】 細野川の流れ
【写真 下(右)】 対岸のハシゴ
カラン2、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。べつに源泉とおぼしき冷水カランがあります。
土曜15時で独占。


【写真 上(左)】 浴槽
【写真 下(右)】 注入口
底面からの熱湯大量注入と側面からのぬるめで少量注入の2ヶ所を確認、沢側側溝への大量流し出し+よわいオーバーフロー。他の槽内口は作動なしか?。
分析書湧出量と投入量からみて循環があるかと思いますが、お湯のコンディションは上々でした。


【写真 上(左)】 源泉?
【写真 下(右)】 側溝への大量流し出し
ほぼ適温のお湯は、きれいに澄み切って白い浮遊物をうかべています。
純度の高い硫酸塩泉らしく、湯中の指先がかなりつよく青白に発光しています。


【写真 上(左)】 オーバーフローも・・・
【写真 下(右)】 湯色
弱酸味収斂味、ほこほことした石膏臭によわい焦げ臭がまじる個性的な湯の香。
つよいきしきし感と肌に染み入るような弱酸性泉独特の湯ざわり。
はっきりと味臭にはでてきていないものの、金気の裏効きも感じます。
なんとなく箱根姥子の「秀明館」にかぶるものを感じました。
浴後は肌がつるつるになり充実した爽快感につつまれます。
冷鉱泉ながらふるくから効能をうたわれ湯治につかわれていたという由緒をうらづける、フックのあるお湯とみました。
個人的にこの手のお湯は好物なので、あとを曳きまくりついつい長湯に・・・。
郡山~須賀川あたりはどちらかというとアルカリ泉系が多いので、明礬がかった弱酸性のこのお湯は異彩を放っています。
さすがに福島。ところどころにある一軒宿のレベルも相当なもので、認識を新たにした一湯となりました。
〔 源泉名:天栄湯 天栄一号泉 〕 <H21.3.31分析>(HPより)
Ca・Mg・Al-硫酸塩泉 6.3℃、pH=4.0、1.2L/min自然湧出、成分総計=1498mg/kg
Na^+=18.9mg/kg (3.98mval%)、Mg^2+=61.3 (24.42)、Ca^2+=206.1 (49.76)、Al^3+=37.5 (20.18)、Fe^2+=1.1
Cl^-=2.4 (0.34)、SO_4^2-=939.8 (99.25)
陽イオン計=331.5 (20.66mval)、陰イオン計=946.3 (19.72mval)、メタけい酸=93.5、遊離炭酸=127.1
〔 HP掲載 〕
天栄温泉は硫酸塩冷鉱泉です。動脈硬化症、皮膚の活性化に効能がございます。昔から近郷近在の人々が桶に鉱泉を汲んで、自宅へ持ち帰り、「身体に良い」と 言って入浴していた天栄湯。明治末に宿ができて以来、湯治療養の湯として多くの方に利用されています。
■ブランドグルメ
〔 天栄ヤーコン 〕
ヤーコンは南米アンデス原産のキク科の作物で、塊根(イモ)と塊茎を食用にします。
腸内の善玉菌、ビフィズス菌の栄養源とされるフラクトオリゴ糖を多く含む作物として知られています。
夏涼しい山間地で、収穫時の10月から12月にかけて気温の寒暖差の激しいところが栽培に適しているとされ、天栄村はその条件を満たしているため、特産品として栽培に力が入れられています。
ヤーコンうどん、ヤーコンクッキー、ヤーコン茶、ヤーコン飴などの加工品も製造・販売されています。
〔 2012/09/07UP (2009/03入湯) 〕
E140.8.41.080N37.15.54.801
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