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■ 湯村温泉 「湯村ホテルB&B」 〔 Pick Up温泉 〕



<湯村温泉「湯村ホテルB&B」> (甲府市湯村3-3-11、1,200円(@niftyクーポンで700円)、原則7:00~21:00、055-254-1111)
オフィシャルHP

湯村温泉は甲府の街なかにあって、場所柄歓楽温泉的イメージがありますが、1200年前に弘法大師が開湯、信玄公のかくし湯としても知られた歴史あるお湯で、自家源泉をもつ宿が多く、しかも高温泉で硫酸塩まじりというあなどりがたい実力をもっています。
ここは好きな温泉で、これまでに「旅館明治」「ホテル吉野」、「楽水園」、「杖温泉 弘法湯」、「鷺ノ湯」と入っていますが、まだまだ未湯の自家源泉宿をのこしています。
でも全体に日帰り料金が高めなので、どうしてものびのびになっています。
(宿泊すると湯巡り手形がgetできますが・・・。)

ここは湯村温泉街のなかにある白亜のホテル。湯村にはめずらしく大きなPがあります。
入浴1,200円と高いですが、500円引になる@niftyのクーポンをみつけたので、いってみました。

2Fにある浴場はビジホタイプでさほど広くはないものの、浴場入口に飲泉所があるのはさすがに自家源泉をもつ老舗の貫禄か。
このほか、宿泊者専用露天風呂(かくし湯)もあります。


【写真 上(左)】 飲泉所
【写真 下(右)】 内湯 

男女交替制かどうか不明ですが、この日の男湯は奥でした。
みかげ石枠タイル貼7.8人の内湯(志磨の湯)とそれを取り囲むように洗い場。
扉の外に軒下タイプ石造5人の細長い電気風呂付露天(若返りしびれ湯 ^^ )とサウナ。
露天は高い塀に囲まれているうえに狭く、トドになれるところがありません。
カラン9、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜18時で2-6人。


【写真 上(左)】 露天
【写真 下(右)】 内湯の湯口 

内湯は石の湯口から10L/minほど投入で窓側排湯溝への上面排湯。
露天は赤茶色に色づいた石の湯口2ケ所からの投入で、うち1ケ所には飲泉用?の柄杓がおいてありました。ここも排湯口への上面排湯。
浴場にかけ流し表示あり。お湯の感じからいっても2槽ともかけ流しかと思います。

露天の奥は強烈な電気風呂で、かなりの面積がピリピリ状態。広くない浴槽なので電気風呂はいらないのでは?

お湯は内湯で適温~やや熱め。露天でややぬる。
ほぼ無色透明でこまかな気泡が舞っていてかなり潤沢なアワつきがあります。
内湯の湯口そばがいちばんアワつきが多く、鮮度感もベストかと。
芒硝塩味+微たまご味。石膏臭+微イオウ臭+弱モール臭のいかにもよさげな湯の香。
ベースはキシキシ&ヌルすべですが、アワつきの量が多いのでぬるぬるした湯ざわりがありとろみもしっかり。

あたたまりが異常に強い入りごたえのあるお湯なので、水風呂がほしいところ。
Na・Ca-Cl・SO4泉で石膏臭+イオウ臭+モール臭とは贅沢。
複雑で後をひきまくる浴感はNaとCa、ClとSO4のバランスが絶妙なせいかも・・・。


【写真 上(左)】 露天の湯口
【写真 下(右)】 かけ流し提灯

HPや浴場内でさかんにお湯のよさを謳っていますが、なるほど泉質といい、鮮度感といい、ほとんど非の打ちどころのないお湯で、これは湯村でも1.2を争うお湯だと思います。

浴場はいわゆるビジホ湯で広くなく、露天のロケもさしてよくはないですが、お湯は逸品なので温泉好きにはおすすめです。

Na・Ca-塩化物・硫酸塩泉 41.6℃、pH=8.45、90/min(掘削揚湯)、成分総計=1.590g/kg、Na^+=404.1mg/kg (75.03mval%)、Ca^2+=110.0 (23.43)、F^-=2.4、Cl^-=487.1 (58.00)、SO_4^2-=434.1 (38.16)、HCO_3^-=25.8、HS^-=4.804、陽イオン計=524.3 (23.43mval)、陰イオン計=961.3 (23.69mval)、メタけい酸=81.2、メタほう酸=12.7、硫化水素=0.0 <H14.12.17分析> (源泉名:湯村温泉)

※泉温は、分析時よりすこし上昇しているようです。

<温泉利用掲示(内湯・露天)> 加水:なし 加温:なし 循環装置使用:なし 消毒処理:なし

〔 2008年10月31日レポ 〕
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