世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

朝日新聞の「天声人語」に唖然!

2009年10月13日 | 日記

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朝日新聞の「天声人語」に唖然!

以下に掲載するコラムは天下の大新聞、朝日新聞11日の「天声人語」だ。まずは読んでいただくしかないのだが、読後感などを記事の後半に書かせていただく。

≪ 古今の名言に勇気をもらうことがある。例えば〈小事にこだわるには人生は短すぎる〉などは、落ち込んだ時によく効く。取るに足らない失敗や不評を引きずっていては、前に進めない。鳩山首相が外遊先で、これを独り唱えたかどうかは知らない。本紙の報道で発覚した「故人献金」のお粗末について、東京地検特 捜部が動き始め、自民党は臨時国会で攻め立てようと手ぐすねを引く。
政治資金収支報告書に、故人からを含むウソの献金が並んでいた。浄財をたくさん集めた ように装うため、金庫番の秘書が勝手に……との釈明は弱い。名が載らない小口献金はさらに怪しく見える。政治の大掃除をしようというのに、ほうきにゴミが 絡んでいては興ざめだ。
虚偽献金の出どころは首相個人の金という。2千万円超を秘書に引き出されて気づかぬ金銭感覚を、ご本人は「大まかな人間だった」と 反省された。あり余る鳩山家の資産と政治資金がごっちゃになっている心配はないのだろうか。
企業買収の激烈を描いた映画「ハゲタカ」に、印象的な言葉が あった。〈人生の悲劇は二つ。一つは金のない悲劇、もう一つは金のある悲劇だ〉。鳩山氏の不幸はもちろん後者である。大店(おおだな)のぼんぼんなら金に 無頓着なのもご愛敬だが、大まかが「小事」で済まない地位もある。
政権交代を受けての国会。論ずべき大事は山ほどあるのに、攻守ところを変えた「政治とカ ネ」が争点とは寂しい。首相は捜査を理由に口をつぐむが、ここは民主党の金銭感覚が問われている。大いにこだわりたい。≫(朝日新聞:天声人語10.11)


これが我々世代以上が受験によく出ると言われた朝日新聞の「天声人語」かと思うと情けない。内容の無節操、無教養にうんざりする。
このコラムの趣旨はいったい何処にあるのだろうか?社説だとしても、今どきになってこれ見よがしに鳩山の献金疑惑を持ちだすのは唐突だ。衆議院選挙前に騒がれ、現在何故か東京地検が捜査に乗り出している問題を持ち出した必然性があまりにない。
まして格調高いと自負しているであろう「天声人語」というコラムに疑惑に過ぎない問題を書く意味合いが見つからない。

*『本紙の報道で発覚した「故人献金」のお粗末について、東京地検特 捜部が動き始め、自民党は臨時国会で攻め立てようと手ぐすねを引く』

上記は自社の特ダネだとあらためて言いたいだけなのか、「天声人語」を読んでいる読者の心を煽りたいのかのどちらかなのだろう。読者が鳩山献金疑惑を忘れては拙いので思い出させようとしたのか?

*『金庫番の秘書が勝手に……との釈明は弱い。』

この「天声人語」の書き手(冨永格)は何時から地検の検事や自民党員になったのか?鳩山の説明が釈明ではなく事実だったらどうするつもりだ?事実ならあれ以上の説明を鳩山は出来ないのだ。あれ以上の解明は東京地検の責任で行うことであり朝日のコラムニストが糾弾するものではない。

*『首相は捜査を理由に口をつぐむが、ここは民主党の金銭感覚が問われている。大いにこだわりたい』

このコラムニストは何様になったのだろう?政治ジャーナリストという立場なら政治欄や社説に書くべき問題であり、「天声人語」に書くべきものではない。あきらかにこれはコラムではない。検察、自民党のプロパガンダと断言できる。

*『〈人生の悲劇は二つ。一つは金のない悲劇、もう一つは金のある悲劇だ〉。鳩山氏の不幸はもちろん後者である。大店(おおだな)のぼんぼんなら金に 無頓着なのもご愛敬だが、大まかが「小事」で済まない地位もある』

このコラムニストは鳩山が金持ちであることを羨んでいる。首相になったのだから、罪が重くなると言っている。明らかに嫉妬だ。嫉妬でないのならそれは誰かを応援しようと云うプロパガンダ・コラムだ。それが自民党なのか検察なのか?少なくとも正義ではないだろう。正義だと思うなら教条主義者に過ぎない。

*『政権交代を受けての国会。論ずべき大事は山ほどあるのに、攻守ところを変えた「政治とカネ」が争点とは寂しい。首相は捜査を理由に口をつぐむが、ここは民主党の金銭感覚が問われている。大いにこだわりたい。』

「政治と金」市民が言うところの政治とカネは違う!冨永格が都合よく使う「政治とカネ」と鳩山の脇の甘い金の管理は別物だ。
収賄贈賄利権がらみの金を市民は「政治とカネ」と感じるのだ。鳩山家族間の金の動きに問題があれば、国税が動けば良いのだ。そして贈与の修正申告をすればいい。それとても、秘書と家族の間で行われた行為であり、検察も実際捜査は苦慮しているのが事実だ。

*『〈小事にこだわるには人生は短すぎる〉、(人生の悲劇は二つ。一つは金のない悲劇、もう一つは金のある悲劇だ〉』

古今の名言がお好きなようだが無理やり結びつかせようとワザとらしい。証拠ではないが、名言の割に文面の大半は鳩山の献金疑惑を並べ立て、疑惑、疑惑、こだわるぞ!では、名言が泣くと云うものだ。
コラムの体裁を整えても読む者には伝わるものだ。 以前鳩山の地検捜査の件を筆者も書いたのだが、国会での野党追及は、「捜査中の問題に言及することは控えさせていただく」の一本槍で何ら問題はない。
立法の長が当該司法捜査に何らかの言質を与えることは許されないし、許すべきではない。それなのに、このコラムニストは立法の長に、司法の捜査に言及しろと言っている。完全に馬鹿だ。こういう人間だらけになった朝日新聞、来季も次も永遠に赤字になるだろう。M&Aで買ってくれるのはマードック爺様だけだよな~(笑)

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