世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

民主勢い堅持、自民埋没顕著

2009年10月26日 | 日記

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民主勢い堅持、自民埋没顕著

鳩山内閣発足後初の国政選挙・参議院補欠選挙は民主党の2勝、自民党の2敗でけりがついた。
与野党が拮抗する参議院での民主の2議席確保は非常に貴重な2議席であり、ますます社民党の影が薄くなる状況でもある。しかし、当面社民党は“何でも反対の社民党”という存在として抱えておく方が政権運営において得策と考える。(外交などで言い難いことは社民党の所為にする、ズルイケドネ)

注目すべきは今回の選挙の投票率だ。神奈川が28.67%、静岡は35.64%と低投票率だったことだ。本来低投票率は自民党に有利に働く傾向が強かったのだが、この低投票率で民主党が勝利した意味は非常に大きい。
鳩山由紀夫首相の政治資金問題における汚いほどの朝日新聞の選挙妨害にも関わらず、支持は影響を受けなかった。官僚中の官僚斉藤次郎を日本郵政の社長に迎える人事にしてもマスメディアが騒ぎたてるほどのインパクトを有権者には与えていなかった。朝日新聞、お疲れさん!(笑)

それに比べ自民党の体たらくは悲惨である。谷垣とっちゃん坊やが何度も足げく選挙区に入ったものの、組織がガタガタになっているらしく、まともに機能しなくなっている。
見逃せないのは公明党が自主投票を決めた事で選挙運動のイロハの土台が消失していたことに今さら気づかされる始末のようだ。
公明党・創価学会との蜜月は自民党に重大な副作用をもたらしたようで、今や禁断症状にもがいている状況だ。

国会論戦で巻き返すと自民党幹部は息巻いているらしいが、鳩山献金問題を執拗に追求すればするほど墓穴を掘ることになりそうだ。
「他人の揚げ足取りしか出来ない自民党」というレッテルを貼られるのがオチだろう。民主党が現在死ぬ物狂いで取り組んでいる予算やマニフェストの実行にケチをつけるのも、「自公政権の後始末に奔走している民主党」という構図に見えるわけで、攻め方としては得策ではない。

「何が何でも自民党」と云う一定の国民層は拍手喝采するだろうし、腐れメディアも大いに喜ぶだろうが「ゴミのような事だけしてきた自公政権」「ケチをつける以外何も出来ない自民党」「建設的意見を持たず、官僚に頼り切っていた自民党」等と云う姿を鮮明にするだけになってしまうのだろう。

やはり自ら自公政権で行ってきた政策を徹底的に検証し、過去を否定するくらいの腹構えがないと自民党は消滅の可能性が一段と高まっている。
100年以上続いた「官主導の政治」から必死になって抜け出そうと、もがき苦しんでいる民主党の閣僚らの姿を国民は結構見ている。そこ此処でぶれたり余計な事を口走ったりドジも踏んでいるが、国民の側には100日ハネムーンが生きている。各論では賛否はあるが総論的に好意的だ。

100日ルールを一切無視する腐れマスメディアが鳩山、小沢、民主党へのネガキャンを幾ら書き立て、まくし立てても想像以上に影響力が低下している。
これには筆者も驚いている。案外団塊世代以降の日本人はマスメディアの偏向と云うか、ねつ造と云うか、ヤラセのようなものに眉つばをつける習性が出来つつあるのかもしれない。
信じられるのはネットメディアと週刊誌?何とも情けないジャーナリストの世界を築いてしまったものだ。まぁ自ら天に唾したわけで同情の余地もない。

残るは民主党にとっての大きなハードルは司法だ。取り調べ可視化法案への抵抗、検察官僚の天下り禁止、検察の予算削減など根強く抵抗するのが検察庁で鳩山問題等で揺さぶりをかけているが、あまり有効な揺さぶりにはなっていないようだ。
右翼と暴力団から情報を入手したり、新聞や週刊誌の記事から追いかけ捜査をする東京地検の捜査能力は地に落ちている。いまさ正義ぶっても遅すぎる、如何にクリーンな検察組織を作るか、今後の民主党の大きな課題になるのだろう。

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