世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

鳩山政治・構造革命という難局

2009年10月09日 | 日記

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鳩山政治・構造革命という難局

補正予算から3兆円の無駄、不急不要などを精査して2兆5千億の財源を絞り出したのは、閣僚の決心と霞が関の一定の協力の結果だと思う。おそらく最終的には2兆7千、8千億円の財源を探しだすに違いない。当てにしていた埋蔵金は麻生太郎が使い果たしたようで、カラカラだそうである。
税収不足も顕著で6兆円程度の減収が見込まれるようだ。ないない尽くしの上に、自公政権の出鱈目政治の後遺症のすべてに対処療法を施しながら、自らの政権公約を実行しようというのだから、並大抵の話ではない。

民主党内にも長島議員のように自説を語る(インド洋給油を中止するべきではない)馬鹿が居るし、沖縄基地海外移転を法華経のように叫ぶ福島も抱えているし、政権内にも火種はある。
脇が甘かった鳩山自身の故人献金を捜査するKYな検察(今回は空気を読んでワザと捜査している可能性もある)、国会では鳩山献金疑惑を追及しようと手ぐすねを引く野党自民党が待ち受ける。
マニフェストを教条的に履行しろと叫ぶ、実行が難所に突き当たると揶揄の合唱団になる、悪意に満ちたマスメディア、そして揚げ足取りに走る評論家コメンテータ。正直これらすべては抵抗勢力そのものなのだろう。

霞が関改革、政官業優遇から市民優遇への転換、米国属国からの脱却とアジア重視。つまりは、国家体制を180度転換しようという改革なのだから、これは無血の市民革命であり、それを国民は民主党に委ねたと考えるべきだろう。

鳩山政権は自公政権時代の赤字体質(累積赤字900兆)になってしまった財政再建も将来的課題であるが喫緊の課題は「100年に一度の経済危機」の対処も見逃せない課題なのだ。あのアホバカ太郎が50兆以上の経済出動をしたのだから、鳩山も2,30兆円程度の赤字国債を発行するのも止むを得ないだろう。税制改正を待って、ロングランで財政再建を行い、喫緊の経済対策も打たざるを得ないだろう。

一見自公政権と同じ行為のようだが、赤字国債の予算がどのような方向に使われるかを国民は見つめていると受け止めるべきである。予算の使われ方が正しい方向であれば、国民の多くは将来が不安だと言いながらも納得するものだ。
マスメディアは鬼の首を取ったように大騒ぎするだろうが、慌てず騒がず言わせておけばいいだけだ。彼らマスメディアが有権者ではないのだから。黙々と国民が豊かになる政策を打ち続けることだ。

目先の100点を狙う必要はない、今は70点ラインを継続させることだ、2,30点の減点は許容範囲だと思う。民主党政治の根底を崩さずに、日々の抵抗勢力と折り合いをつけ、しかし軸がぶれることなく進むことだ。
マスメディアは枝葉末節まで「ブレタ」というが基本理念がぶれていない限り、国民は最終的に理解するものだ。怖がらずに対応すればいい。最近ではマスメディアの論調より、居酒屋で聞く市井の親父評論家たちの話の方が為になる。日本のメディアは腐れ切った。もう再生はしないだろう。この話は近々特集しようと思っている。今夜はこのへんで

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