世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

ドル不安はホンモノかも?

2009年10月07日 | 日記

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ドル不安はホンモノかも?

筆者の推測と云うか米国経済への不安が現実味を増してきたような日経の記事があった。まずは、目を通して頂きたい。

≪ 原油取引でドル決済中止? 英紙報道「湾岸諸国が秘密裏に交渉」 【ロンドン=石井一乗】6日付の英インディペンデント紙は、中東の湾岸諸国が原油取引でドル決済をやめる案を日本や中国、ロシア、フランスと秘密 裏に交渉していると報じた。仮に実現すればドルの基軸通貨としての地位低下につながることになる。この報道を受けて外国為替市場で一時、円買い・ドル売り が進む場面もあった。 同紙が湾岸諸国や中国の銀行業界の情報として伝えたところによると、ドルに代わる通貨バスケットとして、円や人民元、ユーロ、金、さら にサウジアラビアなどが計画する統一通貨などを組み込む案が浮上しているという。ただ一部米メディアは、ロシアなどがこの報道を否定したとも報じた。 (日経新聞22:22)≫

この英インディペンデントの原油取引ドル決済中止の秘密裏交渉の記事の真偽のほどは現時点では何とも言えない。しかし、数年前であればヨタ情報と見過ごすことが出来るものなのだが、現在の米国経済状況を考えると笑う事が出来ない情報なのである。
オバマ政権を支えるゴールドマンサックス人脈は米国経済は危機を脱出と宣言したが、世界中がその宣言を信用していないのが真実だ。

一番信じているのが日本のマスメディア、評論家・コメンテータ諸氏達である(笑)
経団連もそれを信じたい人々の群れである。

しかし、世界の人々の目線は全く異なっている。中国はドルや米国債を敬遠しはじめ、金の現物買いに走っている。貿易の外貨準備がドルである基軸をチェンジしようとしている。南米は完全に米国離れを起こしている。此処で中東までがドルに不信感を持つとなるとヤバイことになる。元々ユーロは米ドルを信じられないから生まれた共通通貨だ。

そうなると米国経済・ドルを信じているのは日本の自民党・経団連・マスメディアだけという構図になる。(笑)昨日も書いたが、米国の製造業は廃れ、農業と金融とアメリカンドリームだけが残った。勿論不良債権を覆い隠した上の話である。
貧富の差は我が国のレベルを超越している。ドリームの存在を具現化する形でオバマが大統領になったが裏では国際金融組織(ゴールドマンサックスなど)がバックアップしているのが現実だ。
ここはどうしても米国はあらたな金融商品を編み出し、世界中に売りつけようと試みるしか生きる道が残されていない。しかし、もう米国金融資本を駆使して、米国に世界の金が還流する仕組みをもう一度やりたくても騙される奴は僅かにしか残っていないというのが現実だろう。
日本は安保の関係から一定の米国債を購入する義理はあるかもしれないが、おつき合い程度にならざるを得ないだろう。
2008年未だ福田内閣だった時に、サブプライム破綻で資金注入の必要があった2大住宅公社(ファニーメイとフレディマック)の救済資金について日本政府に打診があったなど、その金欠状態は深刻なのだ。

日本にとって、米国の経済崩壊、ドルの失墜は大きなダメージである。国民生活への影響も甚大だ。しかし、米国連邦政府デフォルトと云う悪夢が起きるかもしれないと、世界中が見始めているのは事実だ。
そうなったら、日本はどうなるのか?それが考えられないから、マスメディアは米国追随で心中しようとしているのかもしれない。唯一残された略奪可能な金持ち日本を全力をあげて雁字搦めにしようとするに違いない。脱法行為も封じ手もすべて解放して米国は徹底的に日本を拉致しようとするのかもしれない(笑)今後もドル不安、米国経済事情からは目が離せなくなったし、CIAなど闇の部分の仕掛けも注視する必要があるのだろう。

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