藤原愛子の日常茶飯事

前稲城市議・藤原愛子のもろもろな日々

W杯に気をとられているうちに、「集団的自衛権」を決め打ちする気だな

2014年06月21日 | 議会状況


 今、暑いところで日本中の期待を受けて、高い勝率予想をたてられて、でも成果が出ないサッカー選手は大変なプレッシャー。

 日本ではテレビで電車内で会社でお店で道路で学校で、もう話題はサッカー。


 いまだよ。


 早いとこ公明党にあれこれ言って、集団的自衛権を閣議決定させなきゃ。


 ほらほら。


 サッカー中継で、日本中が寝不足の思考停止状態のうちに、範囲も広げちゃおうぜ!



 ・・・と、考えているとしか思えません。




 金曜日に稲城市議会を傍聴しに行きました。


 中身は「集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈変更に反対する意見書」の提出を求める陳情の審査です。


 もともと憲法とは、国家権力を持った人間にたいして暴走しないようにかけた「歯止め」であります。

 それをたまたま選挙に勝って政権を握ったものが、勝手に解釈を変更するなんてことはダメだと国に言ってくれ、という主旨の陳情です。


 結果から言うと、6人の総務委員のうち2名が採択、4名が不採択で、結果「陳情は不採択」。


 委員の構成をみると、自民党と自民もどきが3名。公明党が1名。無所属が2名でこうしてみると2対4は明白なんだけど。

 それにしても不採択派の意見がお粗末よ。


 ま、自民党は安倍さんの言い回しのまんま。

 自民系がひどい。まるでトンチンカン!「国会でよく意見を交換して」とか「国民にご理解をいただいて」とか、あんた、そんな場がなくて閣議決定でとにかく公明党さえウンといえば問題ないなんてやってる状態だから問題にしてるんでしょ。

 憲法解釈の変更ではなくて、きちんとルール通り憲法を変えることを考えて、国民投票すべきでしょ。解釈変更はだめよ、という陳情だよ。


 公明党もひどいね。立場が難しいのはわかるっちゃわかるけど、多摩市の議会では、同じ陳情が提出されて、公明党の議員は採択側に立ったそうよ。
もちゃもちゃと論点のボケた意見しか言わずに稲城の公明党は不採択ですか。反対するにしてもしっかりとした意見を述べてほしかったですな。


 
 みなさん。


 なにかが爆発的に流行ったり、日本中が興味を惹かれるようなことが日々喧伝されるようなときは、注意しましょう、


 騒ぎに紛れて、なにか不穏なことが知らぬうちに出来上がっていたり、忘れてはいけないことが頭の中からこぼれてしまったりしないように・・・ね!

 
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1 コメント

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傍聴お疲れ様でした。 (tsunefan)
2014-06-23 14:00:20
海外では、W杯の行方に政治家たちも注目してくれるのに、日本では皆無。元サッカー選手の知り合いが、「サッカーはこの日本でももっと大きな存在になれるはず」と日本にサッカー文化を根付かせようと東奔西走しておりますが、日本でこの「サッカー文化」が花開くのはいつの日になることやら。いつの日か日本の政治屋たちにサッカー選手がリスペクトされる日が来ることを願ってやみません。
小泉政権時代に2002年の日韓W杯があって、首相自らが観戦に出かけたまでは良かったけれど、自分ばかりが楽しんで、国民に対して「日本代表をみんなで応援しましょう」というコメントをくれなかった時は大いに失望したものでした。
ま、今の安倍も右に体を傾けながら突進しているばかりでは、海外の政治家たちみたいにサッカーを楽しむってこと、国を背に戦っているサッカー選手へのリスペクトなど皆無なのでしょうね。
そういう面からも、日本の政治は腐って見えます。
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