町を歩く

最近毎日歩いている。
どこへ行こうとか、どっちへ向かうかも決めず、その日の気分で。
ずっと住んでいる町なのでに、全然知らない道があり、生活している人がいる
という、あまりにも当たり前なことに、驚いている自分がいる。
人はたくさんいるんだな。

学生時代によく行った場所は、ほとんど風景が変わっていた。
知らない店や建物、駐車場になっていた。
1件だけ、好きだったお好み焼き屋の前に暖簾が掛かっていた。
今度行こうと心に決めているんだけれど、そんなのすぐに行けよって話。
思っているうちに、風景は変わるんだ。

車を運転しなくては見えないものがあり、
バスに揺られたり、列車の窓からでないと見えないものもある。
自転車で通る道、歩かないと見えないもの。
町は生き物だ。
そのことに気付いて置かないと、見えなくなってしまう、そんな気がしている。

今日もブラブラ町を歩こうや。