M2の山と写真

午年の馬力で近場の四季の山々をトレッキング

平から権現山を経て蓬莱山、打見山 2016.01.26

2016-01-27 | 山行746


2016.01.26(火) 今年9回目の山行 天候 晴れ後曇り 単独

好天下、白銀の稜線漫歩を期待して出掛けたのだが、実際は漫歩どころでなく重い深雪で悪戦苦闘、難行苦行の連続であった。

打見山からキタダカ道を下山する予定だったが気力、体力の消耗は甚だしくロープウエーのお世話になる始末であった。

堅田駅でバス待ちをしていると、何処か見た事の有るハイカーが列に並んだ。向こうもあれっという表情だった。バス内では席が離れていたので声を掛けなかったが花巡りさんの様だった。

帰宅してH.Pを見ると武奈ケ岳に登るとある。花巡りさんの事だから御殿山コースでは無く細川から取り付いたものと思われた。そうならば深雪で相当難渋された事と思う。

平で降りたのはM2を含めて4人。バス停を先発したが後の3人は一向に出てこない。皆子山東尾根かも知れないので急ぐ事は無いのかなと思った。

国道口は古い足跡が入り乱れていた。登山口に着くと単の新しい踏み跡が有った。積雪は30cmぐらい硬くないのでアイゼンは不要だった。

10分程登ると左に曲がる。そして直ぐに右に戻る。そこに先行者が衣服調整をしていた。車で来ていて行ける所まで行って引き返すらしい。

同様にウインドブレーカーを脱いだ。その後追いついて先に行かせて貰う。途中からトレースは埋まっていた。トラバース道は40cm以上有った。

アラキ峠でスノーシューを付ける事にした。付けていると先程のハイカーがやってきて峠には止まらずにツボ足のまま尾根を登って行った。

直ぐに立往生をしている先行者に追いついた。先に進むが重い深雪に阻まれて中々前に進めない。スノーシューでも膝上まで沈むこともあって苦しかった。

トレースは全く埋まって無いので尾根を直登するしかなく、急斜面の登りはきつかった。

アラキ峠から46分を要して何とか権現山に着いた。ここからは、ほぼ平行移動なので楽になるかと思ったが甘かった。

山頂で携行して来たスノーシューの補助テールも付けた。深雪にも万全と思われたがさにあらず再三膝上まで嵌り込む事になるとは想定外だった。

権現山をスタートする時15分程遅れて後続者が到着した。ツボ足では大変だったと思う。多分ここまでにして引き返すのではないか。

ホッケ山に向かう。トレースは無い。積雪が少ない時はノントレでも快適なスノーシューウオークになるのだが悪戦苦闘は続く。

ノントレなので難しいが出来るだけ本来のルートを辿って行けば、沈み込みは30cmぐらいに抑えられる。少しでも外れると補助テールを付けていても膝まで潜る事になる。

難行苦行の末、ホッケ山に着いた。昼は過ぎている。無雪期なら蓬莱山に着いている時刻である。ここで今日はキタダカ道下山を諦めた。

時々太腿まで嵌りこむ等、もがき乍ら悪戦の末ホッケ山から小女郎峠に着いた。1時間を要した。

直ぐ近くに見えている蓬莱山に行くのに、ここからまた1時間かかる事になった。

昼食は未だ摂っていない。とにかく蓬莱山への一心だった。蓬莱山に着けばゲレンデの歩き易い締まった斜面になる。

毎回寄る小女郎ケ池に行く気力は無かった。地蔵が有る道標の手前で少しルートロスをした。

蓬莱山の手前で踏み跡があった。おそらくツボ足で小女郎ケ池に行く積りが、あまりの深雪に恐れをなして引き返したものと思われる。

精も根も尽き果ててようやく蓬莱山に着いた。ここまで来れば消耗した体力でも後は問題ない。

それにしても今日の積雪は最悪だった。とても楽しめるところで無かった。足が攣らなかったのは不思議なくらいである。

今季は暖冬で降雪が少なく根雪になるのが遅いため、最近に降った雪は下部まで固まっていないと思われる。ブッシュや笹の上に積もった雪は下まで固まらずスカスカの状態がスノーシューの効能を無力化したのではないか。

ロープウエー休息所で40分程ゆっくりと昼食を摂った。15時45分発に乗って下山した。



コースタイム  歩行時間 4時間50分 休息 27分 合計 5時間17分

平バス停発     9.33
国道口       9.38
登山口       9.49
アラキ峠     10.27-35 スノーシュー装着
権現山      11.21-36 補助テールを付ける
ホッケ山     12.18-19
小女郎峠     13.22
道標       13.58
蓬莱山      14.20-23
打見山      14.50
ロープウエー下山 15.45


        平バス停発  9:33

        国道口  9.38  古い足跡が

        登山口  9:49

アラキ峠、権現山

  先行者に追いつく

        トラバース道

        アラキ峠  10:27-35 スノーシュー装着

        傾斜は緩くなって来た  11:10

 尾根を突破 雪多い

        権現山  11:21-36  補助テールを付ける

        霊仙山と比叡山系

        ぼんやりとした琵琶湖

        権現山を出発 行く手はノントレース

        トレースは獣のみ

        見えたホッケ山



        深い積雪

        獣も雪庇を避けている

        何となく分かる本来のルート 外すと膝まで潜る

        ホッケ山へ左ターン  11:57

        膝上まで嵌る事再三

        途中で振り返る

        ホッケ山  12:18-19

        皆子山

        峰床山

        蓬莱山

        琵琶湖

        以前とはっきりしない琵琶湖

        振り返る権現山

        霊仙山

        雪庇は未成長

        深雪に悩む

        振り返るホッケ山

        稜線漫歩の余裕ない

        ルートの目標蓬莱山

        琵琶湖



        振り返る

        やっと辿り着いた峠上の地蔵

        雪に埋もれた小女郎ケ池

        小女郎峠  13:22

        振り返る

        琵琶湖

        蓬莱山は直ぐ近くに見えるが

        雪庇ルートを





        琵琶湖

        ルートを外すと膝上まで嵌る

        近づいて来た蓬莱山 まだ32分かかった



        道標 ルートロスして反対側から

        地蔵

        現れた踏み跡

        蓬莱山  14:20-23

    振り返る



        超歩き易い ゲレンデの端を歩く

        ジャンプ一番

        ゲレンデから見た武奈ケ岳

        成長して来た雪庇

        武奈ケ岳とコヤマノ岳

        笹平 平日の所為かボーダー、スキーヤーは少ない

        ロープウエー乗り場着  14:50