このところ、お天気のいい日には薔薇の冬越し対策に追われている。鼻水を啜(すす)りながらという前になんとかしなきゃというわけで、まずは面積が大きいつる薔薇から。
一年でつるも伸びたので、それを束ねるのも力仕事だ。誘引を外し、あちこちとげに引っ掻かれながら、それでも葉っぱをむしり、割りばしより細い枝を選定し、シュロ縄やロープでグルグル巻いていく。その後は無理やり!?空地を探して、短い杭を打ち、そこに縄で固定していく。
アイスバーグやアンジェラなどは木質化してあまりにも大きいので、採集コンテナを株元に置き、少しずつ寝かせていく作戦。木薔薇も含め、全部の薔薇をグルグル巻きにする作業が終わったら、次は一本ずつ石灰硫黄合剤を上からかけ、防寒ネットを巻きつけ、最後には株元に保温もかね、たい肥などを積み上げて作業完了。でもこれはまだまだ先の段階。
家の前を通る人たちに「綺麗ですねえ。いつも楽しみに見ています」などと、よく声をかけられる。後始末が終わるころには「ありがとうございました」なんて言われる。自分の楽しみのために始めたものが、いつのまにか散歩コース!?になっているのかと、この頃は責任みたいなものを感じつつ…。
写真はつるミミエデン。中ほどが濃い桃色で白い花びらが取り囲む複雑な色が好き。