FOOTBALL LIFE

~サッカーを中心に日々の雑感など~

9条にエール

2008年05月09日 | 雑感
今日の朝日新聞には、千葉市の幕張メッセで6日まで開かれた初の【9条世界会議】には世界中から約2万2千人が訪れて、9条にエールを送っていたという記事が載っていた。

「9条を広めるために私は来た。日本は一人ぽっちではない。世界から支持されているのです」という基調講演したアメリカの平和運動家。

・・・【9条世界会議】は「世界がもし100人の村だったら」の著者池田香代子さんらが中心にとなり、井上ひさしさん、ピーコさんら約90人が呼びかけ人に名を連ねた。国際貢献のためには日本も血を流す必要がある、そんな改憲派の主張は本当なのか。「それを確かめたかった」と、実行委員でピースポート共同代表の吉岡達也さんは趣旨を語る。・・・

・・・イラクで人道支援をしているカーシム・トゥルキさんは「戦争のない世界をつくる」と題された全体会議で体験を語った。03年の開戦時、共和国防衛隊として米軍と戦った。兄もいとこも友人も失った。「軍は国民を守ると教えられたが、そうではなかった。非暴力こそ人々を守る最善の方法だ」・・・

・・・中国・韓国・台湾などからは、9条は戦後日本の対外公約だ、というメッセージが異口同音に語られた・・・(記事にはアメリカ、オランダ、イラク、コスタリカ。千葉市・幕張メッセに世界各地の人々が参加したという写真が添えられていた。)・・・

戦争の放棄をうたう憲法9条が生まれたのは15年に及んだ過去の戦争への反省から。近隣のアジアの国々にとっては、自分たちの国へ再び日本の軍隊が攻めて来ないという保障の意味もある。9条があるから、彼らは夜の眠りに付くことができるのだ。

太平洋戦争を経験した父が亡くなる少し前に、孫である子どもたちに向かって、「憲法の前文を読んでくださいね」と言った姿が、今でも目に焼きついて離れない。