5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

一乗谷の薄墨桜

2021-04-02 21:23:12 | Twitter

2日のコロナ、全国で2757人(延481243人)の感染と18人(累9225人)の死亡が確認されている。このうち、愛知県では145人(延27623人)の感染が発表された。死亡はない。

平地の桜は盛りを過ぎたが、山地に出向けば満開のタイミングに間に合いそうだ。この辺りで有名なものといえば、岐阜県本巣の根尾谷にある古木一本桜〔淡墨桜〕だろう。樹齢は千五百年以上といわれるエドヒガン。国の天然記念物になっている。

古墳時代の継体天皇お手植えだという伝承はいかにもだが、花色が淡いピンクから満開の白になり、淡い墨色になって散るということでの命名はなるほどと頷ける。

老化が著しいのは古木の運命だが、原木がしっかり保護管理されているのはもちろん、苗木を各地に分けて子孫を残す活動もあるようだ。
 
中日WEBにはそんな子孫の様子がニュースになっている。場所は福井市の一乗谷朝倉氏遺跡。2009年の全国植樹祭で当時、天皇陛下だった上皇さまが植えられたものだから、26代の継体天皇から125代の平成天皇へとつながる皇室の長い歴史が思われる。

遺跡保存協会によると、植樹の際に高さ1mだった苗木は現在約8mにまで成長した。1月には大雪が降ったが枝が折れることはなく、先月の29日に開花した。昨日は七分咲き、日曜日の4日ごろまで楽しめそうだとある。こちらは若木だから、花の勢いはまだまだこれからということだろう。

コロナの遠慮期間であれば今年は難しかろうが、朝倉遺跡は一度行ってみたかったところだ。西行ではないが、花の盛りに訪問がしてみたいなあと思った。

 


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