5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

ブッポーソーの季節

2021-06-11 21:49:54 | Twitter

12日のコロナ、全国では1944人(延774533人)の感染と52人(累14055人)の死亡が確認されている。このうち、愛知県では123人(延49779人)の感染が確認され、死亡は7人(累888人)と報告された。

「コノハズクは、アジアやアフリカ、ヨーロッパに分布するフクロウ科の渡り鳥で〈声のブッポウソウ〉の別名を持っています。1965年、愛知県鳥獣審議会の県民投票により、県の鳥に選定されました」

愛知県のWEBページ「あいちのシンボル」の項にこんな説明文がある。県の花がカキツバタ、木がハナノキ、魚がクルマエビであるのと同じだ。

この頁を探したのは「ことばの歳時記」の「仏法僧」の項で金田一先生が「愛知県では最近、あの鳥を県鳥に指定したそうだ」と書いていたからだ。

中学時代に愛知県東部の湯谷温泉に一泊旅行をしたことがあった。鳳来寺山に上ってブッポウソウの鳴き声を聴こうという企画だったが、あの特徴ある鳴き声は聴けなかった。温泉旅館の枕投げが中学の思い出として残った。

初夏の鳳来寺山の森の中から聞こえる「ブッポーソー」という鳴き声
がそれまで一般的にブッポウソウだと云われていた鳥のものではなく、ミミズクの一種のコノハズクという鳥のものだとわかったのはいつ頃のことだったのか。

それ以後は、WEBページの説明のように〈声のブッポウソウ〉という新しい呼び名がついたということらしい。中学の理科の生物の先生はそう教えてくれたのだったろうか。

金田一先生はさらに、伊勢物語の業平が隅田川で呼び掛けたのは「ミヤコドリ」ということになっているが、それは今の我々が「ユリカモメ」という名で呼ぶカモメの一種で、ミヤコドリは別にいるのだそうだ。

「鳥の名はむつかしい」というのが先生の言おうとしていたポイントなのだった。

 


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