もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

230415 岸田事件に思う。安倍銃殺事件は、大塩平八郎の乱になってしまったようだ。

2023年04月15日 13時04分32秒 | 今、思うこと&意見
4月15日(土):

1時間ほど前(午前11時30分頃)から、和歌山の演説会場で岸田首相に爆発物が投げられたと
騒動になっている。

昨年7月の安倍元首相銃殺事件の余波だろう。本質的な解決に取り組まず、お茶を濁して
愚かな国葬までやってきたことの答えが、これだ。岸田自民党は、あの事件の背景を無か
ったことにしたかったのだろうが、この10年の安倍政治によって多くの人々の生活が狂わ
され、破壊されてきた問題は厳然として存在しているのだ。自民党やその追随勢力(公明、
維新)にはその反省がないので、今後も事態は変わらない。最悪、常習化していくだろう。

昨年の安倍銃殺事件が、江戸時代の大塩平八郎の乱(1837)と重なって見えてきた。天保の
大飢饉の中、体制維持をはかって人々を見捨てた幕府に対して起こされた小さな反乱だった
が、瞬く間に影響が全国に広がり、各地で同様の事件が頻発していった。幕府は水野忠邦
という小者が天保の改革と称して人々への取り締まりを強化したが、すぐに失敗に終わった。

その後、黒船来航。大きな変化に対応する能力を欠いた幕府は消えて、近代国家を目指す
極めて好戦的な薩長の新政権に切り替わった。

今の岸田自民の政治では、統一教会問題一つをとってもまじめな改革は期待できず、類似
した事件は起こり続けるのだろう。世の中の不満のマグマが高まっていることと、その
不満の表出の仕方としてテロリズムがありうることを昨年の安倍銃殺事件は証明してしま
った。これから数年、十数年?日本はテロルの時代に入ったのかもしれない。

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