もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

180310 コンプリート!昨晩、NHK大河ドラマ「翔ぶが如く」(1990)全46(27+19)話を観終わった。感想特5

2018年03月10日 13時33分04秒 | 日記
3月10日(土):    
3月9日(金)夜、NHK大河ドラマ「翔ぶが如く」(1990)全46(27+19)話を大満足のうちに観終わった。正直、観始めたら止まらない。一気呵成に観徹した感じである。

感想は言うも愚かなぐらい素晴らしいかった。間違いなく歴代大河ドラマ中の最高傑作の一つである。司馬作品を基に制作されているので、群像劇の肝ともいうべき登場人物の一人一人が明確な輪郭・性格を持って描き分けられている。そして、史実的にもそのイメージはほぼ間違いがないという“折り紙付き”なので安心して作品世界の中にのめり込むことができた。西郷隆盛(西田敏行)、大久保利通(鹿賀丈史)の配役の妙ついては、もほやこれ以外を考えられないほどにはまっていた。特に、鹿賀丈史の大久保利通は「よくぞ彼を選んでくれた!」と言うしかない。

改めて、歴史小説家としての司馬遼太郎の存在の大きさを確認できた。今回の大河ドラマ『西郷どん』については、比較すること自体が愚かしいことであり、これはこれとして、それなりに楽しませてもらおうと思う。と言いつつ、仕方がないことだが、群像劇としては人物像がぼんやりとして甘すぎる、とだけは言っておきたい。

そいは暴論ごわす!
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