3月10日(日):
数日前の米朝トップ会談の大失敗をうけて、アベが「(いよいよ)これからは私自身が、北朝鮮に渡って、金正恩委員長と直接交渉をして拉致被害者の問題を解決させる決意だ」と言っている。まったく<口先だけのウソ>である。こいつにその覚悟も決意も、本気でやる気もない。
北朝鮮との直接交渉を実現するための一丁目一番地はアベ自身の<歴史修正主義>を変更して、謝罪・賠償を含めた植民地支配の過去と向かい合うことである。この男にはその覚悟もやる気もない。もし、小泉訪朝の時のように、アベが北朝鮮に自ら乗り込んで、金正恩に直接会って数名でも拉致被害者を連れ帰ってきたら、俺はこの政権に対する評価を一部だが見直すだろう。
しかし、支持基盤の”日本会議”などの右翼改憲勢力をアベ自らが抑えて、<歴史修正主義>を変更する知力、胆力、覚悟、誠実さ、やる気、すべてこの男には微塵もない。<口先だけのウソ>で国民を平気で騙し続けることができて、時間稼ぎをするのがこの男の本質だ。それでも政治に対する現状維持、無関心の国民の愚かさが、この嘘つき世襲政治屋を支えている。
東京新聞(2019年3月1日 朝刊)
安倍晋三首相は二十八日夜、米朝首脳会談の結果について、トランプ米大統領から電話で報告を受けた。トランプ氏は日本人拉致問題を会談で取り上げたことを首相に伝えた。首相は電話終了後、米朝両首脳が非核化を巡り合意に至らなかったことについて、公邸で記者団に「非核化を実現するとの強い決意の下、安易な譲歩を行わなかった。トランプ氏の決断を全面的に支持する」と強調した。 (中根政人)
電話協議でトランプ氏は拉致問題に関し、二十七日夜の金正恩朝鮮労働党委員長との会談で取り上げ、その後の夕食会でも問題提起して真剣に議論したと首相に伝えた。正恩氏の反応は明らかになっていない。首相は記者団に「次は私自身が金委員長と向き合わなければならない」と、日朝首脳会談実現への意欲をあらためて示した。
拉致問題に関しては、首相が二十日のトランプ氏との電話協議で、拉致被害者家族の意向も踏まえた問題解決への自身の考えを正恩氏に直接伝えるよう要請。トランプ氏も協力を約束していた。日本政府は今後も、北朝鮮の非核化実現や拉致問題解決に向けて日米間で引き続き緊密に連携を図っていく方針だ。
毎日新聞:「次は私自身が金委員長と向きあう」安倍首相 拉致被害者家族と面会 2019/03/06 19:31
安倍晋三首相は6日、北朝鮮による拉致被害者の家族らと首相官邸で面会した。首相は、2月末にベトナムであった米朝首脳会談で、トランプ米大統領が拉致問題解決に向けた首相の考えを金正恩朝鮮労働党委員長に伝えたと説明し、「あらゆるチャンスを逃さないとの基本的方針に基づき、次は私自身が金委員長と向き合わなければならない」と決意を述べた。
首相は、トランプ氏が通訳だけを交えた1対1の会談と、夕食会の2回、拉致問題を提起したと家族らに伝え、「米国としても北朝鮮との協議は継続する」と説明した。
拉致被害者、田口八重子さん(行方不明時22歳)の兄で家族会代表の飯塚繁雄さん(80)は「具体的な話が聞けなかったのは残念だ」としつつ、「北朝鮮当局と向き合っていく覚悟を聞き、非常に期待している。対話によって拉致問題が前進するよう、もう一苦労いただきたい」と期待を寄せた。横田めぐみさん(同13歳)の母早紀江さん(83)は「本人(金氏)に直接話をしないと分かってもらえない。国民の怒り、家族の悲しみ、みんなが良くなるように話をしていただきたい」と求めた。【竹内麻子】
数日前の米朝トップ会談の大失敗をうけて、アベが「(いよいよ)これからは私自身が、北朝鮮に渡って、金正恩委員長と直接交渉をして拉致被害者の問題を解決させる決意だ」と言っている。まったく<口先だけのウソ>である。こいつにその覚悟も決意も、本気でやる気もない。
北朝鮮との直接交渉を実現するための一丁目一番地はアベ自身の<歴史修正主義>を変更して、謝罪・賠償を含めた植民地支配の過去と向かい合うことである。この男にはその覚悟もやる気もない。もし、小泉訪朝の時のように、アベが北朝鮮に自ら乗り込んで、金正恩に直接会って数名でも拉致被害者を連れ帰ってきたら、俺はこの政権に対する評価を一部だが見直すだろう。
しかし、支持基盤の”日本会議”などの右翼改憲勢力をアベ自らが抑えて、<歴史修正主義>を変更する知力、胆力、覚悟、誠実さ、やる気、すべてこの男には微塵もない。<口先だけのウソ>で国民を平気で騙し続けることができて、時間稼ぎをするのがこの男の本質だ。それでも政治に対する現状維持、無関心の国民の愚かさが、この嘘つき世襲政治屋を支えている。
東京新聞(2019年3月1日 朝刊)
安倍晋三首相は二十八日夜、米朝首脳会談の結果について、トランプ米大統領から電話で報告を受けた。トランプ氏は日本人拉致問題を会談で取り上げたことを首相に伝えた。首相は電話終了後、米朝両首脳が非核化を巡り合意に至らなかったことについて、公邸で記者団に「非核化を実現するとの強い決意の下、安易な譲歩を行わなかった。トランプ氏の決断を全面的に支持する」と強調した。 (中根政人)
電話協議でトランプ氏は拉致問題に関し、二十七日夜の金正恩朝鮮労働党委員長との会談で取り上げ、その後の夕食会でも問題提起して真剣に議論したと首相に伝えた。正恩氏の反応は明らかになっていない。首相は記者団に「次は私自身が金委員長と向き合わなければならない」と、日朝首脳会談実現への意欲をあらためて示した。
拉致問題に関しては、首相が二十日のトランプ氏との電話協議で、拉致被害者家族の意向も踏まえた問題解決への自身の考えを正恩氏に直接伝えるよう要請。トランプ氏も協力を約束していた。日本政府は今後も、北朝鮮の非核化実現や拉致問題解決に向けて日米間で引き続き緊密に連携を図っていく方針だ。
毎日新聞:「次は私自身が金委員長と向きあう」安倍首相 拉致被害者家族と面会 2019/03/06 19:31
安倍晋三首相は6日、北朝鮮による拉致被害者の家族らと首相官邸で面会した。首相は、2月末にベトナムであった米朝首脳会談で、トランプ米大統領が拉致問題解決に向けた首相の考えを金正恩朝鮮労働党委員長に伝えたと説明し、「あらゆるチャンスを逃さないとの基本的方針に基づき、次は私自身が金委員長と向き合わなければならない」と決意を述べた。
首相は、トランプ氏が通訳だけを交えた1対1の会談と、夕食会の2回、拉致問題を提起したと家族らに伝え、「米国としても北朝鮮との協議は継続する」と説明した。
拉致被害者、田口八重子さん(行方不明時22歳)の兄で家族会代表の飯塚繁雄さん(80)は「具体的な話が聞けなかったのは残念だ」としつつ、「北朝鮮当局と向き合っていく覚悟を聞き、非常に期待している。対話によって拉致問題が前進するよう、もう一苦労いただきたい」と期待を寄せた。横田めぐみさん(同13歳)の母早紀江さん(83)は「本人(金氏)に直接話をしないと分かってもらえない。国民の怒り、家族の悲しみ、みんなが良くなるように話をしていただきたい」と求めた。【竹内麻子】