※まだ見に来てくれる人がいるので、「160802 記事のタイトルを入力してください（必須）」に遅ればせながら、タイトルを付けました。「160802 戦後日本政治の隠れた＜分水嶺＞、2001年ナチス麻生の野中広務氏差別事件」とします。
８月２日（火）：
俺は、数年前のＢＳ放送で「男はつらいよ」全作品４８＋１を録画保存している。週末の土曜日から連日「男はつらいよ」ＤＶＤを観続けている。「出会いと再会（さらに再々会）」の偉大なる繰り返し。観ればみるほどよく計算され、温かいハートのある映画シリーズである。
渥美清さんの死によって未完に終わったことすら”残心の美”に思えてくる。浅丘ルリ子のリリーの作品はすべて素晴らしい。次いで、松坂慶子、竹下景子の作品が良い。思いやり合う本当に優しく美しい、良い風景が広がっている。ソ連邦崩壊前後の激動の時期だが、日本国内は今のようには荒廃していない。
あの頃は、オウム真理教の事件は今につながる異常さの走りと言えるが、まだ政治は前向きに機能していた。安っぽいナショナリズムよりも近隣諸国と協調・尊重し合うことを大切にする時代だった。少しずつ少しずつではあるが、日本がよくなっていくことを信じられる時代だった。
2001年頃、野中広務氏が次期首相と目されていた時、自民党の総務会でナチス麻生が「の者を総理大臣にするなんて絶対許さない」と発言して、野中首相の流れを潰したことが思い出される。この件は、日本の差別事件として国際的に大きく報じられた。
その後、野中氏は政治家を引退し、犯罪的差別者の麻生らが残って首相となり、家柄だけの安倍が首相となり腹痛でケツを割ったのに、自民党には人材がいないのか、再び首相となった。その後副総理となった麻生が「ナチスのように静かに（憲法を無力化）すればいいんだ」と言って物議をかもしたが、その通りに国民に大事なことは隠され、安っぽいナショナリズムばかりが押し付けられた。そして、反知性主義の愚か者が独裁者になった。
自民党は多様性を失い、民進党は自民党のコピーになり果てつつある。今の日本では、政治家が弱肉強食を民主主義と言い換える。曽野綾子のような糞が、野田聖子の障害のある子供を税金泥棒のように攻撃するのが看過され、差別が許されるという浅ましい意識が広がっていく。
都知事選ではヘイトスピーチ桜井某に11万人の都民が投票をする。もうこの国は、本当に醜くて、恥ずかしい国になり果ててしまった。すべては、ナチス麻生の野中氏に対する差別発言を自民党全体が看過し処分できなかったことが、今日までの大きな政治の流れを作り出したと思う。
弱者をいたぶる発言や態度がはびこる今の日本で、一週間前の障害者施設での大量殺人に対して何らの責任ある発言もしない政府に対して異常さを禁じ得ない。この事件が、日本を次のひどい段階に推し進める決定的なきっかけ、土台になるに違いない。
４日間で観た作品は、以下の通り。
＊７月３０日（土）ＮＨＫＢＳ１０３「寅さん、何考えていたの？～渥美清・心の旅路～」
＊第43作 1990年12月22日 男はつらいよ 寅次郎の休日： 後藤久美子(満男のマドンナ）、夏木マリ（寅次郎のマドンナ）／ 寺尾聰、宮崎美子／ 大分県（日田市）、愛知県（名古屋市）
＊第44作 1991年12月23日 男はつらいよ 寅次郎の告白： 後藤久美子（満男のマドンナ）、吉田日出子（寅次郎のマドンナ） 夏木マリ／ 鳥取県、岐阜県（奥恵那峡・蛭川）
＊第45作 1992年12月26日 男はつらいよ 寅次郎の青春： 後藤久美子（満男のマドンナ）、風吹ジュン（寅次郎のマドンナ）／ 永瀬正敏、夏木マリ／ 宮崎県（油津）、岐阜県（下呂温泉）
＊第46作 1993年12月25日 男はつらいよ 寅次郎の縁談： 城山美佳子（満男のマドンナ）、松坂慶子（寅次郎のマドンナ）／ 島田正吾、光本幸子／ 香川県（琴平・志々島・高見島）、栃木県（烏山）
＊第48作 1995年12月23日 男はつらいよ 寅次郎紅の花： 後藤久美子（満男のマドンナ）、浅丘ルリ子（寅次郎のマドンナ）／ 夏木マリ、田中邦衛、村山富市、宮川大助・花子／ 鹿児島県（奄美大島）、岡山県（滝尾・津山）、兵庫県（神戸市）
＊特別編 1997年11月22日 男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇： 浅丘ルリ子／ 江藤潤／ 沖縄県
＊第15作 1975年8月2日 男はつらいよ 寅次郎相合い傘： 浅丘ルリ子／ 船越英二、岩崎加根子／ 青森県（青森市）、北海道（函館市、長万部町、札幌市、小樽市）
＊第11作 1973年8月4日 男はつらいよ 寅次郎忘れな草： 浅丘ルリ子／ 織本順吉、毒蝮三太夫／ 北海道（網走）
＊第27作 1981年8月8日 男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎： 松坂慶子／ 芦屋雁之助、正司照江、正司花江／ 大阪市、奈良県（生駒山）、広島県（豊浜町・豊町）、長崎県（対馬）
＊第32作 1983年12月28日 男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎： 竹下景子／ 松村達雄、中井貴一、杉田かおる／ 岡山県（備中高梁）、広島県（因島）
８月２日（火）：
俺は、数年前のＢＳ放送で「男はつらいよ」全作品４８＋１を録画保存している。週末の土曜日から連日「男はつらいよ」ＤＶＤを観続けている。「出会いと再会（さらに再々会）」の偉大なる繰り返し。観ればみるほどよく計算され、温かいハートのある映画シリーズである。
渥美清さんの死によって未完に終わったことすら”残心の美”に思えてくる。浅丘ルリ子のリリーの作品はすべて素晴らしい。次いで、松坂慶子、竹下景子の作品が良い。思いやり合う本当に優しく美しい、良い風景が広がっている。ソ連邦崩壊前後の激動の時期だが、日本国内は今のようには荒廃していない。
あの頃は、オウム真理教の事件は今につながる異常さの走りと言えるが、まだ政治は前向きに機能していた。安っぽいナショナリズムよりも近隣諸国と協調・尊重し合うことを大切にする時代だった。少しずつ少しずつではあるが、日本がよくなっていくことを信じられる時代だった。
2001年頃、野中広務氏が次期首相と目されていた時、自民党の総務会でナチス麻生が「の者を総理大臣にするなんて絶対許さない」と発言して、野中首相の流れを潰したことが思い出される。この件は、日本の差別事件として国際的に大きく報じられた。
その後、野中氏は政治家を引退し、犯罪的差別者の麻生らが残って首相となり、家柄だけの安倍が首相となり腹痛でケツを割ったのに、自民党には人材がいないのか、再び首相となった。その後副総理となった麻生が「ナチスのように静かに（憲法を無力化）すればいいんだ」と言って物議をかもしたが、その通りに国民に大事なことは隠され、安っぽいナショナリズムばかりが押し付けられた。そして、反知性主義の愚か者が独裁者になった。
自民党は多様性を失い、民進党は自民党のコピーになり果てつつある。今の日本では、政治家が弱肉強食を民主主義と言い換える。曽野綾子のような糞が、野田聖子の障害のある子供を税金泥棒のように攻撃するのが看過され、差別が許されるという浅ましい意識が広がっていく。
都知事選ではヘイトスピーチ桜井某に11万人の都民が投票をする。もうこの国は、本当に醜くて、恥ずかしい国になり果ててしまった。すべては、ナチス麻生の野中氏に対する差別発言を自民党全体が看過し処分できなかったことが、今日までの大きな政治の流れを作り出したと思う。
弱者をいたぶる発言や態度がはびこる今の日本で、一週間前の障害者施設での大量殺人に対して何らの責任ある発言もしない政府に対して異常さを禁じ得ない。この事件が、日本を次のひどい段階に推し進める決定的なきっかけ、土台になるに違いない。
４日間で観た作品は、以下の通り。
＊７月３０日（土）ＮＨＫＢＳ１０３「寅さん、何考えていたの？～渥美清・心の旅路～」
＊第43作 1990年12月22日 男はつらいよ 寅次郎の休日： 後藤久美子(満男のマドンナ）、夏木マリ（寅次郎のマドンナ）／ 寺尾聰、宮崎美子／ 大分県（日田市）、愛知県（名古屋市）
＊第44作 1991年12月23日 男はつらいよ 寅次郎の告白： 後藤久美子（満男のマドンナ）、吉田日出子（寅次郎のマドンナ） 夏木マリ／ 鳥取県、岐阜県（奥恵那峡・蛭川）
＊第45作 1992年12月26日 男はつらいよ 寅次郎の青春： 後藤久美子（満男のマドンナ）、風吹ジュン（寅次郎のマドンナ）／ 永瀬正敏、夏木マリ／ 宮崎県（油津）、岐阜県（下呂温泉）
＊第46作 1993年12月25日 男はつらいよ 寅次郎の縁談： 城山美佳子（満男のマドンナ）、松坂慶子（寅次郎のマドンナ）／ 島田正吾、光本幸子／ 香川県（琴平・志々島・高見島）、栃木県（烏山）
＊第48作 1995年12月23日 男はつらいよ 寅次郎紅の花： 後藤久美子（満男のマドンナ）、浅丘ルリ子（寅次郎のマドンナ）／ 夏木マリ、田中邦衛、村山富市、宮川大助・花子／ 鹿児島県（奄美大島）、岡山県（滝尾・津山）、兵庫県（神戸市）
＊特別編 1997年11月22日 男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇： 浅丘ルリ子／ 江藤潤／ 沖縄県
＊第15作 1975年8月2日 男はつらいよ 寅次郎相合い傘： 浅丘ルリ子／ 船越英二、岩崎加根子／ 青森県（青森市）、北海道（函館市、長万部町、札幌市、小樽市）
＊第11作 1973年8月4日 男はつらいよ 寅次郎忘れな草： 浅丘ルリ子／ 織本順吉、毒蝮三太夫／ 北海道（網走）
＊第27作 1981年8月8日 男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎： 松坂慶子／ 芦屋雁之助、正司照江、正司花江／ 大阪市、奈良県（生駒山）、広島県（豊浜町・豊町）、長崎県（対馬）
＊第32作 1983年12月28日 男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎： 竹下景子／ 松村達雄、中井貴一、杉田かおる／ 岡山県（備中高梁）、広島県（因島）
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