もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

120318 アーカイブ

2012年03月19日 03時38分10秒 | アーカイブ
三好徹「近代日本史・陰の主役たち」(NHK人間大学;1996)評価4 所要時間2:00 124ページ  2007年10月20日
  読んでしまった。再読。面白かった。明治天皇は、高潔な人柄の人間を好んだ。伊藤は財閥と結ばず、明治天皇から愛された。

鎌田慧「反骨のジャーナリスト」(NHK人間講座;2002)評価5 所要時間1:30 142ページ 2007年10月22日
  眺め読みだが、面白かった。権力に阿らない反骨の人間は大変だが、尊敬すべきだ。陸羯南、横山源之助、平塚らいてう、大杉栄、宮武外骨、桐生悠々、鈴木東民、斎藤茂男

樋口一葉「にごりえ・たけくらべ」(岩波文庫;1927)評価3 所要時間1:30 115ページ  2007年10月31日
  ニ作品。文の切れ目が分かりにくい。話の主語が次々と変わる。廓と貧困のはかなげな女性たち。永遠の作品という評価は理解できない。

北尾トロ「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」(文春文庫;2003)評価4 所要時間4:00 333ページ2007年12月27日
  裁判傍聴を通じて下世話な人間模様をさまざまに描きまくる。不謹慎ではあるが、随分と可笑しがってしまった。世の中、変な奴がいっぱいいる。

坂野潤治「昭和史の決定的瞬間」(ちくま新書;2004)評価5 所要時間3:30 221ページ 2008年1月27日
  問題提議が斬新で興味深いが、歯がたたない。昭和11/12年の政治(宇垣&林)の再評価。民主化の頂点で日中戦争が起こり、その戦争が民主化を圧殺し、8年後民主化が再開された。

東嶋和子「科学・知ってるつもり77 気にかかっていたことをはっきりさせる!」(ブルーバックス;1996)評価3 所要時間1:25  350ページ  2008年1月24日
  1ページ15秒でひたすら眺め読み。頭の後ろが凝ってしまった。じっくり読めば、絶対に縁の無い本。こんな接し方でもゼロよりはるかにまし。

池上彰「池上彰の「世界がわかる!」国際ニュースななめ読み」(小学館;2007)評価5 所要時間3:40  222ページ  2008年2月8日
  テキスト!。「週刊ポスト」の連載。10月発刊で内容が新鮮かつ大変分かりやすい。満足感があった。今の世界の問題がトータルによくわかる。

島田裕巳「日本の10大新宗教」(幻冬舎新書;2007) 評価4 所要時間3:20  215ページ  2008年2月15日
  天理教。大本。生長の家。天照皇大神宮教と璽宇。立正佼成会と霊友会。創価学会。世界救世教、神慈秀明会と真光系教団。PL教団。真如苑。GLA(高橋信次;48歳死去)。

佐高信・魚住昭「だまされることの責任 佐高信×魚住昭」(高文研;2004)評価4 所要時間2:30 167ページ  2008年2月24日
  佐高は批判に徹する「座標」として信頼できるが、泥沼の蓮的人間に対する評価は「過酷」過ぎる。野中広務に対する評価が分かれ目。安田好弘弁護士の評価はびっくり。

牧口一二 「何が不自由で、どちらが自由か ちがうことこそばんざい」(河合ブックレット;1995)評価4 所要時間1:05  84ページ  2008年3月31日
  心は(中略)ひょっとしたら人と人との間にあるのかもしれないよ。ベッド式車椅子の彼=宇都宮辰範。 自立とは何でも一人でできるということではない。人と関係を結ぶことができるということ。孤立は自立ではない。
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