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藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

国際ユースサッカー大会 サニックス杯とか

2016年03月21日 20時31分15秒 | 高校サッカー・クラブユース
毎年3月の3連休の時期に開催されているサニックス国際ユースサッカー大会。
2003年から毎年福岡県宗像市のグローバルアリーナにて開催されている大会で、自分が知っている限り日本の2種年代のサッカーフェスティバルで一番「おもてなし」の心が行き届いている大会。
サニックス杯の良いところは以下のとおり
・会場内の4つのコートを利用しての集中開催で観戦する人のはしご観戦の移動が楽。
・駅から会場までの無料シャトルバスあり
・会場内に大会のリーグ戦表とトーナメント表が掲示してあり、随時係員により最新の試合結果が書き込まれる。
・会場内にはパン屋、和食レストラン、バイキングレストラン、飲食テントがあり会場内での飲食には全く困らない。
・来場者用のおむつ交換用テントがある。
・会場内でフリーマーケットが開催されている。
・大会パンフレットは500円で販売されていて、大会最終日でも売切れることは無い。
・大会運営の係員の数が多い。
・子供向けサッカー大会が同時に開催されており、会場にはその大会を終えた子供が飽きないように空気で膨らませて子供がその中に入って遊ぶ遊具が複数設置されている。

サニックス杯は、また来たいと思う主催者の来場者に対するおもてなしの心がこもった大会だと言って間違いない。
特に今年は来場者が多い様子だった。
例年だと決勝戦は300人程度だが、今年は800人から1,000人位の観客がいた。その要因は地元の東福岡とU-17日本代表という注目カードだった事とU-17日本代表に久保建英という注目選手がいた事も大きかったと思う。

仙台や名古屋など国際ユース大会については、大会そのものが無くなってしまう傾向があり、大会運営そのものが難しいものがある。
結局、強豪が集まって練習試合の延長で試合をこなすような大会ばかりになっているのが現在の傾向。
大変な手間と予算をかけて海外チームを招待しても、それに見合う効果が計れず予算ばかりがかかってしまい、国際ユース大会は盛り上がらずに大会運営をあきらめて大会自体が無くなってしまう大会がある。
そういう意味では、静岡で毎年夏に行われているSBS杯や、サニックス杯は理解あるスポンサーの元、毎年頑張って大会を開催しているという印象を受ける。(因みにサニックスとは環境とエネルギーの会社)

サニックス杯やSBS杯も参加する海外チームは(中には良いチームもあるけれど)観光目的で日本に来たのかな?と思うようなレベルのチームもあり、マジの海外チームと対戦して国際経験を積むという本来の目的はなかなか果たせていないのが現在の日本の国際ユースサッカー大会の現状。
海外チームの質に関しては、「ホントにあともう少し何とか…」というのが本音だが、今は「大会を開催してくれるだけでありがたい」というのが日本の国際ユース大会の現状。