最近、高校サッカーを見ていて思うこと。
サッカー人気は順調に(?)高まっているのに、「天才」と呼ばれるような将来有望な選手がなかなか出てこない。
少子化の影響が出てきていると感じている。
日本サッカーは数年に一度、将来有望な才能豊かな選手が多く出てくる「当たり年」がある。
有名なのは、小野・高原・稲本が出てきた「黄金世代」
次に有名なのは、宇佐美・柴崎・宮市が出てきた「プラチナ世代」
そして最近では、今の高校2年生の世代に将来有望な選手が多い。
でも、その3つの世代を見ていて感じるのは、徐々に地方からの将来有望な選手が出てこなくなっているということ。
例えば、「黄金世代」だったら岩手県の大船渡高校から小笠原が出てきた。プラチナ世代だと青森山田から柴崎が出てきた。最近はそういった地方からの有望選手が出てこなくなっていると感じる。
ここでデータを確認
黄金世代(1979年生まれ)の出生児数 :1,642,580人
プラチナ世代(1992年生まれ)の出生児数:1,208,989人
久保健英世代(2001年生まれ)の出生児数:1,170,662人
年々、子供の数そのものが減っているのがわかる。
そもそも論で数が少なければ、才能豊かな子供が出てくる可能性が減るのは当然のこと。
日本サッカー界の未来の事を考えると、少子化はなかなか大きな問題。
ただ、2000年以降は少子化対策の成果が出始めているのか、出生数の減少ペースは緩やかになり、2015年は数年ぶりに前年増という統計も出ている。
このまま、子供の数が増えれば…と期待したいところだが、もうひとつ問題提起。
都道府県別出生数(平成24年)
1位 東京都 107,402人
2位 神奈川県 75,476人
3位 大阪府 72,890人
4位 愛知県 67,909人
5位 埼玉県 56,942人
6位 千葉県 48,881人
7位 兵庫県 46,435人
8位 福岡県 45,815人
9位 北海道 38,684人
10位 静岡県 30,810人
・
・
・
43位 山梨県 6,336人
44位 徳島県 5,744人
45位 島根県 5,585人
46位 高知県 5,266人
47位 鳥取県 4,771人
生まれてくる子供のほとんどが都市部に集中している。
日本全体で生まれてくる赤ちゃんの10人に1人が東京都民ということになる。また日本全体の子供の約4割が、東京・神奈川・大阪・愛知・埼玉に集中しているという統計結果になっている。
つまり、少子化の波が止まっても、子供が増えるのは都市部ということ。
地方の少子高齢化はまだまだ進んでいきそう。
つまりサッカーの世界においても、今後才能のある子供が地方から出てくる事は確率的になかなか難しい。
サッカーの才能も都会に集まっている状況。
【ここから高校サッカーの話】
近年では、地方から世代別代表の中心選手になるような有望選手が出てくる機会が少なくなっている。
子供が地方に少なく都心部に集中している事がその理由。
地方の高校は才能豊かな選手を育てようにも、そもそも子供がいない状態。
近年地方の強豪校で安定して成績を残しているところは、そのほとんどが都市部から選手を集めて強化している私立高校。
オラがチームの高校サッカーが無くなる流れになっていることは寂しい。
つまり、問題は少子化というよりも、東京集中の人の流れ。
サッカー人気は順調に(?)高まっているのに、「天才」と呼ばれるような将来有望な選手がなかなか出てこない。
少子化の影響が出てきていると感じている。
日本サッカーは数年に一度、将来有望な才能豊かな選手が多く出てくる「当たり年」がある。
有名なのは、小野・高原・稲本が出てきた「黄金世代」
次に有名なのは、宇佐美・柴崎・宮市が出てきた「プラチナ世代」
そして最近では、今の高校2年生の世代に将来有望な選手が多い。
でも、その3つの世代を見ていて感じるのは、徐々に地方からの将来有望な選手が出てこなくなっているということ。
例えば、「黄金世代」だったら岩手県の大船渡高校から小笠原が出てきた。プラチナ世代だと青森山田から柴崎が出てきた。最近はそういった地方からの有望選手が出てこなくなっていると感じる。
ここでデータを確認
黄金世代(1979年生まれ)の出生児数 :1,642,580人
プラチナ世代(1992年生まれ)の出生児数:1,208,989人
久保健英世代(2001年生まれ)の出生児数:1,170,662人
年々、子供の数そのものが減っているのがわかる。
そもそも論で数が少なければ、才能豊かな子供が出てくる可能性が減るのは当然のこと。
日本サッカー界の未来の事を考えると、少子化はなかなか大きな問題。
ただ、2000年以降は少子化対策の成果が出始めているのか、出生数の減少ペースは緩やかになり、2015年は数年ぶりに前年増という統計も出ている。
このまま、子供の数が増えれば…と期待したいところだが、もうひとつ問題提起。
都道府県別出生数(平成24年)
1位 東京都 107,402人
2位 神奈川県 75,476人
3位 大阪府 72,890人
4位 愛知県 67,909人
5位 埼玉県 56,942人
6位 千葉県 48,881人
7位 兵庫県 46,435人
8位 福岡県 45,815人
9位 北海道 38,684人
10位 静岡県 30,810人
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43位 山梨県 6,336人
44位 徳島県 5,744人
45位 島根県 5,585人
46位 高知県 5,266人
47位 鳥取県 4,771人
生まれてくる子供のほとんどが都市部に集中している。
日本全体で生まれてくる赤ちゃんの10人に1人が東京都民ということになる。また日本全体の子供の約4割が、東京・神奈川・大阪・愛知・埼玉に集中しているという統計結果になっている。
つまり、少子化の波が止まっても、子供が増えるのは都市部ということ。
地方の少子高齢化はまだまだ進んでいきそう。
つまりサッカーの世界においても、今後才能のある子供が地方から出てくる事は確率的になかなか難しい。
サッカーの才能も都会に集まっている状況。
【ここから高校サッカーの話】
近年では、地方から世代別代表の中心選手になるような有望選手が出てくる機会が少なくなっている。
子供が地方に少なく都心部に集中している事がその理由。
地方の高校は才能豊かな選手を育てようにも、そもそも子供がいない状態。
近年地方の強豪校で安定して成績を残しているところは、そのほとんどが都市部から選手を集めて強化している私立高校。
オラがチームの高校サッカーが無くなる流れになっていることは寂しい。
つまり、問題は少子化というよりも、東京集中の人の流れ。