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藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

インターハイ2016 準々決勝

2016年07月31日 14時30分36秒 | 高校サッカー・クラブユース
広島多目的公園第一球技場にて総体準々決勝を観戦

静学 0ー1 昌平

得点
後半14分 中盤からの展開のパスを受けた10松本が切り返しでDFを振り切りシュート

得点には至らなかった決定機
後半6分 (昌)10松本がドリブルシュート放つが枠外
後半27分 (静)7渡井からのパスを受けた10若山?がミドルシュート放つがDFがブロック
後半35分 (静)10若山のCKを4嶋が頭で合わせるが枠外
後半35分 (静)クロスボールをGKがはじいたこぼれ玉を15森主が頭で押し込むがDF17関根がゴールライン上でクリア

静学スタメン
      1山ノ井
  4嶋  15森主 5天本
    14金冨 10若山
2坂西 12戸田 7渡井 16伊藤
      9福原
交代
前半35分 5天本が一発レッドで退場
後半0分 戸田→3岡野
後半0分 伊藤→13青島
後半0分からシステムは以下の通り
   1
 4 15 3
  14 10
2  7  13
   9

後半22分 渡井→11白川
後半22分 金冨→6島田
後半22分から以下の通りシステム変更
   1
2 4 3 15
  6 10
 11   13
   9

昌平スタメン
      1緑川
12篠山 17関根 2石井 15塩野
    7針谷 6新垣
 14山下  11佐藤  10松本
      9本間
交代無し

感想
両チームとも前半からヘロヘロのコンディションの中で行われた試合。接戦の末、昌平が競り勝った。
夏場の連戦の影響もあり、両チームとも前半から動きの重い試合。
前半はほぼ互角だったが、前半終了間際に静学は退場者を出し苦しい展開。
後半、静学は中盤のプレスがかからず簡単に展開させてしまった所から崩され失点。その後は静学が攻勢を強め決定機も作り出したが同点に追いつくことは出来ず、1ー0で昌平が勝利した。
静学は炎天下の連戦の影響が色濃く出ていた。中盤のプレスの場面で1歩、2歩詰めが遅れるシーンが多く、中盤の底がポッカリ空いてしまうシーンも多々あった。
一発レッドのシーンは天本がロングボールをクリアしようと高く上げた足が相手の顔に入りレッドカード。少し厳しい判定だったが完全に相手の顔を蹴ってしまったので仕方がない。後半は失点して後がなくなってから静学が猛攻。終了間際には森主のヘッドを相手DFがゴールライン上でクリアするなど、10人で後一歩の所まで攻め込んだが攻めきれなかった。足が動かない中どれだけ静学サッカーを体現できるかが見所だった試合だったと思うが、結果はまだまだと言ったところだった。
昌平は青森山田で指導していた指導者が監督に就任し近年強化が進んでいたチーム。さすが東福岡に競り勝ったチームと言うだけあって個々の能力は高いモノがあった。特に9本間や10松本、7針谷はボールを持つと危険な空気を漂わせていた。

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青森山田 2ー1 米子北

得点
後半10分 (青)クロスを7郷家が落とし11鳴海がミドルシュート
後半14分 (青)11鳴海がドリブル突破からのクロスを8嵯峨がシュート
後半17分 (米)10山室からのパスを受けた11伊藤が15崎山とのワンツーからシュート

得点には至らなかった決定機
前半24分 (米)右からのクロスを11伊藤がダイレクトボレー放つもGKセーブ
前半25分 (青)8嵯峨のドリブルシュートが枠外
後半5分 (米)2田中宏の折り返しを11伊藤がシュート放つが枠外
後半13分 (青)10高橋がドリブルシュート放つがGK1中原ファインセーブ
後半35分 (米)8小橋のループシュートを1廣末がファインセーブ


青森山田スタメン
      1廣末
2鍵山 4橋本 13小山内 5三国
    6住永 7郷家
 17天笠  10高橋  8嵯峨
      11鳴海
交代
後半5分 天笠→16堀
後半30分 鳴海→9佐々木
後半35分 嵯峨→14住川

米子北スタメン
      1中原
2田中宏4池澤 13河田 3小屋野
      16佐野
   7武部   10山室
 9石田       12倉本
      11伊藤
交代
前半32分 石田→8小橋
後半0分 倉本→15崎山
後半0分から以下の通りシステム変更
   1
2 4 13 3
  16 10
 8   7
  11 15

後半14分 河田→5井上
後半25分 武部→14田中聡

感想
前半は米子北ペースの試合。米子北が積極的に前線へロングボールを放り込み攻撃の形を作っていた。青森山田は運動量が少なくなかなか攻撃の形を作れないまま前半終了。
後半も途中までは前半同様米子北ペース。ただ、青森山田がワンチャンスを決めて先制。さらに失点して前がかりになった米子北の裏をついて追加点。青森山田が効率の良い攻撃で試合をほぼ決めたかに思われた。
しかしここから米子北が粘りを見せた。11伊藤がきれいな崩しから1点返し追い上げを見せその後も決定機を作り出したが最後は青森山だの屈強な壁に跳ね返され結局2ー1で青森山田が勝利した。
青森山田は、炎天下の連戦の影響か運動雨量が少なく決して良い試合内容だったとは思わなかったが、抑えるべき所はしっかり抑え決めるべき所でしっかり決める大人のサッカーという感じだった。既にプロ入りが内定している11鳴海の推進力と10高橋のテクニックは周知のとおりだが、SB5三国のフィジカルと空中戦の強さが印象的だった。
米子北は優位に試合を進めるも勝ちきれなかった試合。炎天下の連戦の影響を感じさせない位、各選手が運動量豊富に動き回っていたのが印象的だった。やはり炎天下の連戦となるインターハイは前線にロングボールを放り込むスタイルのチームに有利なのかと改めて感じた。また11伊藤が前線で存在感を出していたのが印象的だった。