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藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

SBS杯 静岡県選抜優勝

2011年08月22日 23時07分21秒 | 高校サッカー・クラブユース
今年のSBS杯は各国代表を破った静岡県選抜の優勝で幕を閉じた。
静岡県選抜がこの大会で勝てる確率が高いのは(西暦及び平成の)奇数年、その2年に一度のチャンスを見事に活かした。
来年は、今の高校2年生が今年と同じ年齢の各国代表チームの相手をすることになるので静岡県選抜が勝つのは難しくなる。

今年の静岡県選抜は良くも悪くも風間のチームだった。
風間をチームの中心に据え、風間を中心に攻撃を組み立て、チームの形は非常にわかりやすかった。
そして風間と心中を決めたチームに良い刺激を与えたのが石毛の存在だった。
石毛の存在が良い意味でプラスαになっていた。

DFに関してはCBに能力の高い選手がそろっていた。新井と木本の2人が控えとしてベンチにいたのだからCBの層の厚さが異常だったことがよくわかる。
ただ、SBに関しては人材不足だった。本来DHの青木をSBで起用する苦しい選択だった。

明誠監督で今回県選抜の代表を務めた田村氏は高嶋を買っているなというのがよく伝わってきた。高嶋のアンカーがこのチームの肝だった。
木下をボランチで起用する選択肢もあったが、田村氏は高嶋の起用にこだわっていたように感じた。
柏瀬・風間・高嶋・犬飼と縦のラインをハッキリさせてチームの形を明確化させていたと思う。
藤枝明誠勢の森川と山崎は出場機会に恵まれなかった。山崎は人材不足のSBの選手なのだからもっと起用しても良かったと思うが。

風間中心というチームの色をハッキリさせたことで、選抜チームだがチームとしてのまとまりが出ていた。
予選を見据えたチーム作りの調整で参加した各国代表に対して、この大会のために集まってうまくまとまる事が出来た静岡県選抜が結果を出すことができた大会だった。