Rhythm Technique Fightingspirits

藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

プリンス東海1部 @草薙球技場

2011年06月11日 17時08分15秒 | 高校サッカー・クラブユース
プリンスリーグ東海1部を草薙球技場にて観戦 ※出場選手名には間違いがあるかもしれません

清商 2ー0 磐田東

得点
後半16分 こぼれ玉を拾った7青木の左足ロングシュート
後半45分 8風間のFK直接

清商スタメン
     1志村
2中村 5新井 4出口 6兼岡
    19望月 7青木翼
 9遠藤       16
    8風間 13川尻
交代
前半39分 16→10佐野(佐野がFW、川尻が2列目)
後半25分 川尻→22水野
後半37分 水野→14吉田

磐田東スタメン
     1鈴木
3松永 2根来 4成島 5勝田
    7村松 10山岡
 8杉山       11若松
    9亀山 6青島
交代
後半22分 若松→13
後半35分 青島→24
後半45分 成島一発レッドで退場

感想
両チームとも内容の悪い、質の低い試合だった。
清商は総体の時同様に中盤で全くつなげない試合内容だった。ボールを持つとすぐに前線へロングボールを放り込む展開の連続。そのロングボールも出し手と受け手のタイミングが全く合わず、全くといって良いほど攻撃の形になっていなかった。本来なら中盤で一度ボールを落ち着けて自分たちのリズムを作ってからボールを出すべきだと思うが、そんな余裕は全く無く、とにかくボールを持ったら前へ前へどんどんボールを蹴り出す連続で、非常に質の低い内容だった。
結局得点は個の能力任せで奪ったもので、チームとしては全く機能していなかった。
新人戦で見せた良かった時の清商の姿は今はない。今は機能不全に陥ったチームの中で、何とか個の能力で結果を残している状態だ。
清商のチーム状態は日を追うごとに悪くなっていると感じる。
磐田東に関しては、清商の圧力に屈してしまい自分たちの形をほとんど作ることが出来なかった。
内容の悪かった清商相手に、自分たちの形を作ることが出来なかった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

藤枝明誠 0ー2 磐田Y

得点
前半35分 11新村のスルーパスに抜け出した5望月が決める
後半11分 DFからのバックパスを明誠GKが処理をもたついた所を29中野がボールを奪い無人のゴールへシュートしようとしたところを、1鈴木が後ろからファールで止める。これにより1鈴木は一発レッドで退場、PKを29中野が決める

藤枝明誠スタメン
     1鈴木
2山崎 20斉藤 3濱  4川島
    7梅村 6小野
 8薗田       11森川
    9高橋 10石井
交代
後半0分 薗田→19小林
後半からの明誠のフォーメーション
   1
2 20 3 4
  7 6
 9 11 15
   10
後半11分 梅村→12町(1鈴木退場による交代、町がGK)
後半11分からの明誠のフォーメーション
   1
 3 2 4
  20 6
 15   19
  9 11
後半35分 小林→22猪股


磐田Yスタメン
      1岩脇
18山本 4今井 3鈴木智5望月
    24鈴木拳10前田
 23金原       11新村
    29中野 9宮村
交代
前半30分 4今井と18山本がポディションチェンジ
後半0分 宮村→8久保田
後半21分 新村→26梅村
後半33分 前田→14本多


感想
プリンス東海1部は1位チームのみが来年の全国リーグ参入戦に出場する権利を得られる。
今日は1位磐田Yと2位藤枝明誠の直接対決で前半戦の大一番となったが、結果的には磐田Yが自力の差を見せて勝利した。
明誠の立ち上がりは非常に良かった。明誠の試合を見るのは新人戦以来だったが、持ち前の組織力に磨きがかかっていることが良くわかった。
全体が連動した動きが良く出来ていて、選手権全国大会に出場した年の最も良かった時の明誠を思い出した程だった。
ただ、明誠は明らかなオーバーペースだったように思う。大事な試合で気合が入りすぎたのかもしれない。
前半20分位から明誠の足が止まりだし、組織的なプレスがかからなくなり試合のペースは徐々に磐田Yに傾いた。
明誠は今日の試合で前半20分まで見せた動きを90分出来るようになれば、高体連で明誠に勝てるチームはほとんどいなくなると思う。
ただ、それは非常に難しいことで、明誠が優勝した年のチームでも、前半がハイペースだと後半に足が止まりプレスがかからなくなっていた試合が多々あった。
組織的なプレスというのは、誰か1人でもサボれば(足が止まれば)バランスを崩し穴が出来てしまい効果が薄くなってしまう。
今後明誠は、(例年通り)引き続き組織力向上に力を注いでくると思うが、冬の選手権までにどこまで仕上げてくるか今後も注目したい。
今日の試合で明誠は、得点は奪えなかったが1人少なくなった状態で、後半30分くらいから猛攻を仕掛け磐田Yを押し込んだ。
明誠選手が最後まであきらめない気持ちを見せてくれた試合だった。
今年の磐田Yは相変わらず1年生のチーム。今日の試合でも1年生が5人出場した。
チーム自体の迫力は例年に比べると少ないが、ここまで安定した戦いを見せている。
戦力的には、夏のクラブユース選手権で勝ち進むのは難しいと思うが非常に将来性のあるチームというのが今年の特徴か。