静学 2ー1 横浜FMY
得点
後半18分 (静)8篠原が前線にボールを運び7長谷川のクロスを9鈴木がヘディングシュート
後半43分 (横)スルーパスに抜け出した22山田のシュート
延長後半10分 (静)篠原のシュートから得たCK、一度はGKに跳ね返されるがもう一度シュート性のクロスを上げる、これをGKが前にはじきそのこぼれを松本が押し込む
静学スタメン
1一ノ宮
6伊東 3金 4松本 5片井
10大島 18星野
7長谷川
11廣渡 9鈴木 8篠原
交代
後半23分 鈴木→26中西
後半38分 大島→16大石
後半41分 長谷川→20大橋
延長前半5分 篠原怪我、ピッチから出て静学は10人になる。
延長後半3分 怪我でピッチから出ていた篠原が怪我した足をテーピングでガチガチに固めてピッチに戻る
横浜FMYスタメン
21鈴木
18木村 4保田 19宮本 3星雄
5渡辺 14熊谷
7松本 8後藤 11星広
9高橋
交代
後半10分 木村→22山田
後半22分 熊谷→6渋谷
後半25分 星広→24宇佐美(8後藤と24宇佐美の2トップ、2列目は9高橋と7松本)
感想
まさに死闘の110分、気持ちの入った良い試合を見させてもらった。
前半のシュート数は手元の集計で静学5:横浜8。
決定機は共に1度づつ、静学はCKから金のボレーをGKがナイスセーブ、横浜は11星広が抜け出しGKと1対1になるが1一ノ宮がこれをビッグセーブ、0ー0のまま前半を終えた。どちらかといえば横浜FMYの方が押していたが、五分五分といってよい内容。
後半になると静学がペースを握り始める。これは中盤でのせめぎあいに勝ったことが大きかった。流れの中から先制、そして最後はその1点を守りに行ったが試合終了間際に同点に追いつかれる。最後の疲れた時間帯に攻守交替が激しくなり中盤が間延びして相手のロングボールに対する処理、裏に走りこんでくる相手選手のマークの確認がアバウトになっていた。
最後の1点について、勝敗を分けた差は単純に「得点への意識の差」だったと思う。
横浜FMYの選手は皆非常に高いテクニックを持ったレベルの高い選手だったことは間違いないと思う。しかし得点への意識が低かった。
スピードにのったドリブルからのフェイントで静学DFを翻弄し抜き去り「やられた!」と思ったシーンが今日の試合で4回くらいあったが、その後は自分の目の前はGKしかいないのにシュートを打たず中へのクロスを選択し無得点になった。
おそらく「角度が無くシュートコースが無かったからクロスにした」というのだろうが、自分の目の前にGKしかいなくて「シュートコースが無い」は言い訳にならない。
FMYの選手は綺麗に得点する形がノーマルになっているというか、強引にブチ抜くようなプレーを好まないような雰囲気を感じた。
最後の静学の得点は、とにかく強いボールを蹴ってGKに当ててそのこぼれを押し込んだもの。気持ちと気迫でゴールにねじ込もうという意思が伝わってきた得点だった。
エリートは無理やり打つシュートが少なく、攻撃の形にこだわりすぎる傾向がある。それが個人的には非常に気に入らない。
最終的なシュート数の手元の集計は静学22:横浜FMY20。
今日のMVPはGKの一ノ宮、ビッグセーブでチームを救った。特に前半の11星広と1対1になったシーンでのセーブは圧巻だった。
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広島Y 4-0 流経柏
得点
前半1分 10砂川の右足CKから後ろから走りこんできた2越智のヘディングシュート
前半18分 3バックの選手1人上がってきた状態で中盤での素早いつなぎから最後は4早瀬が決める
後半45分 9井波の左足ミドル
後半45分 10砂川の右足ミドル
広島Yスタメン
16大野
2越智 3宗近 18脇本
7平田 4早瀬
10砂川 5岡本 13野津田8浅香
11川森
交代
後半21分 早瀬→6野口
後半23分 岡本→9井波
後半?分 浅香→15柳川
流経柏スタメン
17緒方
3中西 27中村 5増田 6八角
15杉山 10富田
23高橋 9進藤
19田宮 14吉田
交代
前半14分 3中西、2枚目イエローで退場
前半23分 進藤→8宮本
前半27分 杉山→28中村
システム変更
17
23 27 5 6
14 8 10
19 28
後半43分 田宮→2安部
感想
早い時間に広島Yがセットプレーから先制し、さらに流経柏が退場者を出したことにより広島Yが終始試合を圧倒した。
流経柏はこの試合でほとんど良いところを出すことが出来ず、逆に広島Yの良いところばかりが目立つ試合になった。
後半に中だるみした時間帯があったが、最後は相手DFの集中が切れたところにたたみかけ内容もスコアも広島Yが流経柏を圧倒した。
広島Yはトップチームと同じスタイルのサッカーをユースチームでも実践している。今日はその広島独特のスタイルのユースバージョンの完成度の高さを見せ付けられたような試合になった。
その広島Yのサッカーを「オートマチックサッカー」と表現することも出来るかもしれない。とにかく全体がよく連動して動く。漫画に例えると「蒼き伝説 シュート」で藤田東というチームが使っていたフラッシュパスに少し似ている。
「ここでこのようにボールを持ったら、あそこがこう動く」というようなチーム内での細かい決まりごとがあるのではないかと思うくらい、第3の動き、第4の動きが目まぐるしく繰り返されている。
広島Yの攻撃パターンを大きく分けると、2種類に分けられると思う。
1つは、3バックの1人が駆け上がり中盤での細かいつなぎから攻めあがるもの。
そしてもう1つは、ボランチの位置からのロングボールで相手DFラインの裏を狙うもの。
今日の試合では後者のロングボールを多用していた。
前線の選手はハーフライン程度までしか上がらず、わざと相手DFラインを上げさせ相手DFとGKとの間にスペースを作り自分達が走りこむスペースを作るようにしていた。
広島Yの攻撃の形は基本的には去年のチームが行っていたものと変らないと思う。去年はダブルボランチに8茶島と7中山という中心選手がいて、この2人から攻撃が始まっていた。8茶島は右足のショートパス、7中山は左足のロングフィードと役割分担もハッキリしていた。
今年のチームについては昨年の8茶島7中山のような絶対的な中盤の底があるわけではないように思う。昨年の10大崎のようなスペシャルな選手もいない。
しかしチームの完成度が非常に高いのが今年のチームの特徴だと思う。
今日多用していたロングボールについては、4早瀬から多くのロングフィードが出ていた。
得点
後半18分 (静)8篠原が前線にボールを運び7長谷川のクロスを9鈴木がヘディングシュート
後半43分 (横)スルーパスに抜け出した22山田のシュート
延長後半10分 (静)篠原のシュートから得たCK、一度はGKに跳ね返されるがもう一度シュート性のクロスを上げる、これをGKが前にはじきそのこぼれを松本が押し込む
静学スタメン
1一ノ宮
6伊東 3金 4松本 5片井
10大島 18星野
7長谷川
11廣渡 9鈴木 8篠原
交代
後半23分 鈴木→26中西
後半38分 大島→16大石
後半41分 長谷川→20大橋
延長前半5分 篠原怪我、ピッチから出て静学は10人になる。
延長後半3分 怪我でピッチから出ていた篠原が怪我した足をテーピングでガチガチに固めてピッチに戻る
横浜FMYスタメン
21鈴木
18木村 4保田 19宮本 3星雄
5渡辺 14熊谷
7松本 8後藤 11星広
9高橋
交代
後半10分 木村→22山田
後半22分 熊谷→6渋谷
後半25分 星広→24宇佐美(8後藤と24宇佐美の2トップ、2列目は9高橋と7松本)
感想
まさに死闘の110分、気持ちの入った良い試合を見させてもらった。
前半のシュート数は手元の集計で静学5:横浜8。
決定機は共に1度づつ、静学はCKから金のボレーをGKがナイスセーブ、横浜は11星広が抜け出しGKと1対1になるが1一ノ宮がこれをビッグセーブ、0ー0のまま前半を終えた。どちらかといえば横浜FMYの方が押していたが、五分五分といってよい内容。
後半になると静学がペースを握り始める。これは中盤でのせめぎあいに勝ったことが大きかった。流れの中から先制、そして最後はその1点を守りに行ったが試合終了間際に同点に追いつかれる。最後の疲れた時間帯に攻守交替が激しくなり中盤が間延びして相手のロングボールに対する処理、裏に走りこんでくる相手選手のマークの確認がアバウトになっていた。
最後の1点について、勝敗を分けた差は単純に「得点への意識の差」だったと思う。
横浜FMYの選手は皆非常に高いテクニックを持ったレベルの高い選手だったことは間違いないと思う。しかし得点への意識が低かった。
スピードにのったドリブルからのフェイントで静学DFを翻弄し抜き去り「やられた!」と思ったシーンが今日の試合で4回くらいあったが、その後は自分の目の前はGKしかいないのにシュートを打たず中へのクロスを選択し無得点になった。
おそらく「角度が無くシュートコースが無かったからクロスにした」というのだろうが、自分の目の前にGKしかいなくて「シュートコースが無い」は言い訳にならない。
FMYの選手は綺麗に得点する形がノーマルになっているというか、強引にブチ抜くようなプレーを好まないような雰囲気を感じた。
最後の静学の得点は、とにかく強いボールを蹴ってGKに当ててそのこぼれを押し込んだもの。気持ちと気迫でゴールにねじ込もうという意思が伝わってきた得点だった。
エリートは無理やり打つシュートが少なく、攻撃の形にこだわりすぎる傾向がある。それが個人的には非常に気に入らない。
最終的なシュート数の手元の集計は静学22:横浜FMY20。
今日のMVPはGKの一ノ宮、ビッグセーブでチームを救った。特に前半の11星広と1対1になったシーンでのセーブは圧巻だった。
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広島Y 4-0 流経柏
得点
前半1分 10砂川の右足CKから後ろから走りこんできた2越智のヘディングシュート
前半18分 3バックの選手1人上がってきた状態で中盤での素早いつなぎから最後は4早瀬が決める
後半45分 9井波の左足ミドル
後半45分 10砂川の右足ミドル
広島Yスタメン
16大野
2越智 3宗近 18脇本
7平田 4早瀬
10砂川 5岡本 13野津田8浅香
11川森
交代
後半21分 早瀬→6野口
後半23分 岡本→9井波
後半?分 浅香→15柳川
流経柏スタメン
17緒方
3中西 27中村 5増田 6八角
15杉山 10富田
23高橋 9進藤
19田宮 14吉田
交代
前半14分 3中西、2枚目イエローで退場
前半23分 進藤→8宮本
前半27分 杉山→28中村
システム変更
17
23 27 5 6
14 8 10
19 28
後半43分 田宮→2安部
感想
早い時間に広島Yがセットプレーから先制し、さらに流経柏が退場者を出したことにより広島Yが終始試合を圧倒した。
流経柏はこの試合でほとんど良いところを出すことが出来ず、逆に広島Yの良いところばかりが目立つ試合になった。
後半に中だるみした時間帯があったが、最後は相手DFの集中が切れたところにたたみかけ内容もスコアも広島Yが流経柏を圧倒した。
広島Yはトップチームと同じスタイルのサッカーをユースチームでも実践している。今日はその広島独特のスタイルのユースバージョンの完成度の高さを見せ付けられたような試合になった。
その広島Yのサッカーを「オートマチックサッカー」と表現することも出来るかもしれない。とにかく全体がよく連動して動く。漫画に例えると「蒼き伝説 シュート」で藤田東というチームが使っていたフラッシュパスに少し似ている。
「ここでこのようにボールを持ったら、あそこがこう動く」というようなチーム内での細かい決まりごとがあるのではないかと思うくらい、第3の動き、第4の動きが目まぐるしく繰り返されている。
広島Yの攻撃パターンを大きく分けると、2種類に分けられると思う。
1つは、3バックの1人が駆け上がり中盤での細かいつなぎから攻めあがるもの。
そしてもう1つは、ボランチの位置からのロングボールで相手DFラインの裏を狙うもの。
今日の試合では後者のロングボールを多用していた。
前線の選手はハーフライン程度までしか上がらず、わざと相手DFラインを上げさせ相手DFとGKとの間にスペースを作り自分達が走りこむスペースを作るようにしていた。
広島Yの攻撃の形は基本的には去年のチームが行っていたものと変らないと思う。去年はダブルボランチに8茶島と7中山という中心選手がいて、この2人から攻撃が始まっていた。8茶島は右足のショートパス、7中山は左足のロングフィードと役割分担もハッキリしていた。
今年のチームについては昨年の8茶島7中山のような絶対的な中盤の底があるわけではないように思う。昨年の10大崎のようなスペシャルな選手もいない。
しかしチームの完成度が非常に高いのが今年のチームの特徴だと思う。
今日多用していたロングボールについては、4早瀬から多くのロングフィードが出ていた。