西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

9月一般質問最後 医療センター

2018-09-29 22:34:40 | 日記

台風が近づいています

農業者にとって死活問題といえる自然災害です

何とか無事に過ぎていくことを願うばかりです

今日の一般質問は9月議会の最後

西都児湯医療センター新病院建設についてです

最後は私のライフワークともいえる救急医療の事です、毎回手を変え品を変え質問させていただいています。

さて基本計画は策定中で、出来るだけ早期に策定できるようにと答弁されていますが、具体的な策定予定は考えていらっしゃるのでしょうか

4-1A

*  具体的な策定予定日は決まっていない

*  慎重にかつスピード感を守って検討を重ねている

4-2

スピード感をもってですね、本当にお願いします。さて83日に行われた地域医療構想調整会議についていくつか質問します。新病院の概要で病床数については91床と言われています。命を守る病院の期待とともに、公立病院ですから市民の心配の一つは病院の採算性だと感じています。(もちろん人的資源がある事が要件なのですが)病床数は収益に直結します。この病床数の規定について伺います

4-2A

*  新病院の病床数については現在65床を稼働している

*  将来の医療需要など総合的に判断し、現在の許可病床数と同じ91床とした

4-3

平成293月に出された西都児湯医療センター施設整備基本構想では、「西都児湯医療圏の人口10万人当たり急性期病床数は県平均を下回っており、急性期医療提供体制が不足していると報告されていますが、どういう事でしょうか?

4-3A

*  施設整備基本構想における記述については、西都児湯二次医療圏の人口10万人あたりの急性期病床数が県平均の839床に対しおよそ6割の511床

*  現状としては「急性期医療提供体制が不足している」という表現になった

 

4-4

地域医療調整会議での資料では「宮崎県地域医療構想において、西都児湯医療圏で過剰とされる急性期病床を減らし・・」と書いてありますが、全く反対のことのような気がします、合わせてセンターの基本構想の通りだったら急性期の病床数も増やしても良いのではないかと思ってしまうんですが、入院と関連する事で西都児湯二次医療圏の流入流出率はどのようになっていますか

4-4A

*  今年3月の第7次宮崎県医療計画では、流入率14.3%、流出率37.1%である

4-5

西都児湯の二次医療圏から他の市、主には宮崎だと思うのですが、37.1%も流出しているというのは、改めて驚きの数字です。ところで流出率20%を超えると医療圏見直しのきっかけとなると聞いたことがあります、以前医療圏見直し騒動の時市民説明会等を行ったことがあるので、見直しは大変な問題だと認識しているのですが、現在そのあたりはどうなのでしょうか?

4-5A

*  医療県見直しについては、人口規模が20万人未満であり、かつ二次医療県内の推定流入患者割合が20%未満、推定流出患者が20%以上となっている圏域と言う指針がある

*  今年3月の第7次宮崎県医療計画では見直しについて検討が必要とされる要件に西都児湯二次医療圏は該当していた

*  2016年に策定された地域医療構想の構想区域の設定との関係から、引き続き従来の二次医療圏を設定するとなった

*  *当分は現在の医療圏が維持されるものと思う

 

4-6

引き続き二次医療圏を維持されると聞いて安心しているところです、そこで、もう一度確認なのですが全体の病床数としてはあまり気味(将来を考え)なので、新病院は91床で計画している、しかし一方急性期の病床数は西都児湯二次医療圏内では充足度6割のとどまっている、不足しているからどうしても急性期の患者さんの流出が止まらないという負のスパイラルにおちいっている気がするんですが、そこは如何お考えですか

4-6A

*  新病院の病床数は現在の91床と同じにする計画

*  現時点で65床ある急性期病床を15床減らして50床にし、地域包括ケア病床を35床設ける

*  これは国が進める在宅医療に対応するもので、医療センターとしても、地域包括ケア病床を活用することで、急性期病床における平均在院日数を減らし回転率を上げることが可能となり、新病院では年間の急性期の新規入院患者受入数を現在より6割程度増やすことが出来ると見込む

*  この計画は本年8月3日開催された西都児湯二次医療圏地域構想調整会議において了承された

*  より多くの入院患者に対応できる病床厚生を目指し、患者流出率の低下、二次医療圏の維持、市民の皆様への医療提供体制の充実を図っていきたい

 

4-7

診療科について伺います、地域包括ケア病床は不足していると聞いていますが、地域包括ケアとは最近よく聞く言葉ですが、どのような内容なのか、又不足とはどのように不足しているか伺います

4-6A

*  地域包括ケア病床とは、入院治療後、病状が安定した患者に対し、リハビリや退院支援など効率的かつ密度の濃い医療を提供するための在宅復帰支援の為の病床

*  地域包括ケア病床は回復期の病床機能に分類される

*  西都児湯二次医療圏地域構想では回復期の病床数は2025年における必要病床数416床にたいし、2016年では96床となっている

4-7

西都児湯の必要数の四分の一しかない、とても必要とされる地域包括ケア病床と理解できました、そこで緩和ケア病床について同じ質問をさせていただきます

4-7A

*  抗ガン治療を終えた方や希望されない方のガンに伴う体のつらい症状や苦しさ、心のつらさを和らげる治療・ケアを専門的に行う

*  平成26年の医療施設調査によると宮崎県内には8施設あるが西都児湯二次医療圏には無い

4-8

現在存在しないということですか、高齢化を迎え又医療の考え方も変わってきた現代にとってとても必要な緩和ケアだと理解するところです、ところでどうしても私は採算性に気持ちが行くのですがそれぞれの医療単価はどのように概算されているのでしょうか

4-8A

*  地域包括ケア病床における診療単価は住宅復帰率や介護体制によって異なる

*  緩和ケア病床における診療単価は直近の実積や看護体制によっても違う

*  *どちらも初めて取り組む診療科なので、詳細な診療単価予想は先行する他病院の状況を参考に考えられる

4-9

とっても大事な診療科であるだけに、宜しくお願い致します。私はこれまで民間医療機関との連携を何度か質問でお願いしてきました、この緩和ケアも在宅医療に取り組んでおられる医療機関と連携を図りたいと考えておられると聞きました、具体的にはどのような連携になるのでしょうか

4-9A

*  緩和ケアは在宅復帰を目指す物である

*  在宅医療を取り組まれている医療機関を中心に連携となる

*  地域包括センターとの連携にも取り組んでいく

4-10

時流に乗った診療科を設置される計画を聞き、市民の一人として大変ありがたく考えているところです。ただニーズと採算性というのをしっかりと考え計画して頂くことを願っています。

それともう一つ検討願いたいのは、病院経営のことです、これは何度も一般質問で取り上げましたが、西都児湯医療センターが黒字化するためには医療単価の高い脳外科を中心に病院経営計画して欲しいという願いです。脳外科や循環器や高度医療を中心に運営することが西都児湯一市五町一村10万人の住民の願いですし、何より独立行政法人となって、これは西都市立病院と同じですから、市民に負担を掛けないような取り組みを願っています。

そして何度も何度お願いしていますが、命を守り、重度な後遺症から守るためには発症して一分一秒を争う診療が望ましい、脳神経、循環器系を中心とした新病院建設を強く願う所です。それが一市五町一村10万人の希望であると信じます

最後に市民の皆さんと話をすると、新病院建設について反対する方は私があう限り誰もいなく、みな希望しています。ですが希望が強いだけに「作る作ると言いながら、本当に作るんだろうか?市長は作る気はないんじゃないか」という言葉を聞きます

そのたび毎に現在の状況を説明させて頂いています

やはり情報が無いのが不安のようです、西都市民いや一市五町一村の住民向けに進捗状況や計画の報告会を市民は欲しっています、是非、おこなって欲しいのですが市長のお考えを伺います

4-10A

*現在施設整備基本計画をとりまとめている段階に来ているが、慎重かつスピード感をもって進めていき、市民の皆様にお知らせできるようになったら適切な方法で周知させて頂きたい

4-11

「市民の皆様にお知らせできるようになりましたら」というのは「まだそういった段階ではないから、説明会を開かない」つまり開かない理由を述べている気がします。私が思うに市民は今の進捗状況を知ることで安心感を得られると思います、どうか今の状況を市民向けに報告を願へないでしょうか

4-11A

*施設整備基本計画策定後の内容を市民に周知させたい

4-12

はっきりしたものを報告したいという気持ちはわかりますが、市民は情報をほしがっています、説明会を強く要望して、私の全ての質問を終了します。

 

コメント
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