今日の午前中南郷町に行きました
県道東郷西都線道路整備促進期成会の総会が行われたからです
私は西都市議会の産建委員長という立場で参加しました
昨年度の事業報告、今年度の計画を議題にした後
県への要望書に目を通しました
ざっくり言って ・集落孤立化を防ぐ命の道である ・産業をささえる道である ・山村振興の道 ・過疎対策の道 そして観光に必要な道である
こういった趣旨を理解していただき、早期整備と事業費の大幅増額を願った要望です
以前は仕事で何度か行っていましたが、久しぶりの南郷町でした
夕方はちょっと勉強することがあり、静かな会派室で過ごし
次女が4.5日実家に滞在するので迎えにいき
夜は稽古でした、瞬発力を高める稽古、形稽古を行い
競技形式で形の練習試合を行いました
しかし、子どもたちは競争が大好きです
普通の稽古より倍ほど一所懸命取り組みます
あと指導者は結果をフォローして(勝った子には勝った子なり、負けた子には負けた子なりの)稽古へのモチベーションを上げていくことです
さて今日のアーカイブは2017年6月議会の最後の部分です
今全国的に問題になっている「空き家、空き地」への取り組みを質問しました
これを踏まえ移住定住策につなげていくのが私の主旨です
それでは
(橋口登志郎)次にまいります。農地つき中古住宅の売買に際し、農地法の緩和について前向きな回答をいただきました。ありがとうございました。都会からのIターンによる移住・定住策、空き家対策等打ち出すときに、魅力ある僕は緩和だと思っています。
別段の面積の設定というのは今から総会するということで、総会の前ですから改めてここで聞くことはしませんが、ぜひえびの市とか他市町がもう実施しておりますもので、その面積を十分参考されることを願っております。緩和策に取り組んでいただいて、農業委員会の皆さん、本当にありがとうございます。よろしくお願いいたします。
さて、市営住宅の空室が124室あるというのは少し驚きです。民間に比べて市営住宅というのは家賃が安いと理解しているんですが、なぜ入居希望者が少ないのか、その原因はどのように考えておられるでしょうか。
◎建築住宅課長(橋口芳浩君) お答えいたします。
民間の賃貸住宅でも空き家が増加している状況であり、住宅困窮者が少なくなってきたことや、エレベーターが設置されていないことが原因の一つだと考えます。
以上です。
◆3番(橋口登志郎君) ちょっと調べたんですけれど、民間においても西都市で大体15%ぐらい、県内の状況20%ぐらい空室ですと聞いております。これはもう全体的にそういった少子化の問題もあるんでしょうけれども、手をこまねいてはいけないと私考えております。その対策について、何かお考えがあればお伺いしたいと思いますけれど。
◎建築住宅課長(橋口芳浩君) お答えいたします。
公営住宅ストック総合活用計画の中で、エレベーターの設置や低層住宅への建てかえ等を検討していく必要があると考えます。
以上です。
◆3番(橋口登志郎君) エレベーターの設置など検討していると、ありがたいです。
酒元住宅ですか、あそこで何か高齢者対策のリフォームをされたと聞いていますけれど、どういったものだったんでしょうか。
◎建築住宅課長(橋口芳浩君) お答えいたします。
1階を高齢者対応として改修しました。室内を2DKへと全面的に改修し、玄関の位置を変更してスロープを設置しています。また、手すり設置や段差解消等を行い、住戸内のバリアフリー化を行っています。
以上です。
◆3番(橋口登志郎君) 市民のニーズをつかんで行っているということだと思います。
さて、移住・定住策として考えているんですけれども、西都市と宮崎市というのは時間的距離が非常に短くて、西都市は通勤者の受け入れとしても期待が持てる場所だと思います。今空室が多いと言われる高層階の部屋ですね、あれを単身用にリノベーションするとかすると、単身生活、西都市になれたら結婚して西都市に居を構えようとか、そういった流れできてくることになれば、市営住宅の今の負を新しい流れに、姿にしてくるような形が見えると思いますけれども、いかがでしょうか。
◎建築住宅課長(橋口芳浩君) お答えいたします。
平成27年度より、地域対応活用住宅として若年単身者世帯やUIJターンにより、市外から市内に移住しようとする者に対して入居できる制度があります。現在1世帯が入居されていますが、単身世帯の申し込みはありません。この制度の利用状況を見ながら、単身用住宅へのリノベーションについては検討を行いたいと思っております。
以上です。
◆3番(橋口登志郎君) いろいろ検討されることが大事だと私は思っています。全国の自治体でもいろいろ工夫しているようです。私中部圏のほうにちょっと知り合いがいるものですから聞いてみたんですけれど、愛知県の美浜町では若者、子育て世帯向きに、町営住宅に入居してもらって、ゆくゆくは美浜町のどこかで夢のマイホームを建てて住んでもらいたいというコンセプトで、木のぬくもりを生かした若者、新婚向けの町営住宅を企画したりしているそうです。また、市営住宅じゃないんですけれども、UR住宅は無印良品とコラボして現代的な公営住宅の提供を展開しているようです。ぜひ、いろいろ調査研究して西都市独自の政策を打ち出していただければと思います。市長、そんな点でお伺いしたいと思います。
◎市長(押川修一郎君) お答えいたします。
市営住宅、民間賃貸住宅も空き家が多くなってきております。今後は低層住宅への建てかえ等を検討し、高齢社会を考慮した住宅整備にも努めていきたいと考えます。
また、ありましたように、転入促進につながるような西都市独自の市営住宅についても検討を行いたいと思っております。これから大事なことでしょうから、しっかりやらせていただきたいと思います。
◆3番(橋口登志郎君) よろしくお願いいたします。
先ほど課長が言いましたけれど、市外からの移住についての制度や単身用住宅の検討を、本当にお願いしたいと思います。見た人はこれが市営住宅かと思うような、わくわくどきどきするような案も大切かなと思っています。
次は、空家等対策の推進に関する特別措置法についてお伺いいたします。
要約すると、適切な管理がされていない空き家等の活用を含めた施策を定めたということだったと私は思います。そこに、助言・指導、勧告、命令、さらには強制執行が可能という、特定空家という話が出ましたけれども、この特定空家とは一体どういうものかをお答えください。
◎生活環境課長(伊達勝宏君) お答えします。
空家等対策の推進に関する特別措置法第2条第2項に、「この法律において『特定空家』とは、そのまま放置すれば倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態または著しく衛生上有害となるおそれのある状態、適切な管理が行われないことにより著しく景観を損なっている状態その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態にあると認められる空家をいう」と定義づけられております。
◆3番(橋口登志郎君) この定義、しっかりと理解しておきたいと思います。
さて、データをとっておられると言いましたけれど、このデータベース化とかそういったことはどのような感じになっているんでしょうか、
◎生活環境課長(伊達勝宏君) データベース化の進捗でありますが、先ほど市長の壇上からの答弁にもありましたように、昨年度は外観から見た空き家等と思われる家屋等を把握し、地図上に落としたところでありますので、データベース化はまだできていない状況であります。
◆3番(橋口登志郎君) 今把握している空き家、また先ほど説明していただいた特定空家というのは、どのくらい市としては把握しているんでしょうか。
◎生活環境課長(伊達勝宏君) 空き家及び特定空家の数でありますが、昨年度調査した段階で、外見上での空き家と思われる件数は400件余りを把握しております。なお、特定空家はその後の調査、検討、協議などを踏まえた上で決定していきますので、現時点では把握はしておりません。
◆3番(橋口登志郎君) まだ始まったばかりなんですけれど、今のこれに対する対応とか、また将来こんなように対応しようとかいうお考えはあるんでしょうか。
◎生活環境課長(伊達勝宏君) 今の対応としましては、本年度は昨年度空き家と思われる家屋等についての詳細調査を行い、空家等の対策計画の策定を行います。当然ながら緊急性のある事案が発生した場合につきましては、その都度対応していくことになります。
また、将来の対応につきましては、空家等対策の推進に関する特別措置法に照らした対応を行ってまいりたいと考えております。
以上です。
◆3番(橋口登志郎君) よろしくお願いいたします。
今、大きな問題として人口減があります。特に地方ではその問題が顕著です。そのために土地の需給構造が変化して空き家や空き地など、低・未利用地の問題が出てきています。
そこで、国は所有者がわからず放置されたままの土地の所有者全員の同意を得なくても、公的な目的ならば利用を認めることができる、また認めることで空き地の解消と土地の有効利用につなげるということを、近く閣議決定する経済財政運営等改革の基本方針に盛り込む予定です。まだ予定なんですけれどね。それは所有者のわからない土地に国や地方自治体などに利用権を設定して、道路整備などの事業を行えるようにするというものでした。また、対象事業というのは今後検討するけれども、自治体だけではなく公的な補助を受けた民間の再開発事業も含める方向で検討をし始めたということなんです。
ところで、ここでちょっと僕も疑問に思ったんですけれども、固定資産税等を取っているものですから、所有者がわからない土地があるというのはちょっと理解できないんですけれども、あるんでしょうか。ちょっとお伺いしたいんですけれども。
◎税務課長(渡邊敏君) お答えをいたします。
土地の固定資産税については、登記名義人が所有者となりますが、法人資産で解散され、清算されていないケースや、個人資産で相続人不存在などのケースもあり、宛先が不明な場合があります。
以上です。
◆3番(橋口登志郎君) やっぱり所有者不明の土地というのは西都市に存在するんですね。この経済財政運営と改革の基本方針についての動きをぜひ注視していただいて、注目していただいて、素早い動きを期待したいと思います。
さて、先ほど言いましたけれど、全国的に問題になっている空き地・空き家問題ですけれど、もちろん状況は都会と西都市という地方都市では問題点が違うでしょうけれど、人口3万人を切った西都市にとって人口減に歯どめをかけることは最重要課題だと私は思っています。市全体でこの人口減問題取り組んでいかなければなりません。前回3月の質問で答えていただいたIJターンの支援、おためし滞在とか、子育て世帯に対する住宅の取得や改修、賃貸の助成、移住者向けの市営住宅の提供、空き家バンク制度、子育て支援など、ぜひ知恵を絞って取り組んでいって、この問題を解決していただきたいと思います。市長の意気込みをお聞かせください。
◎市長(押川修一郎君) お答えいたします。
空き家をUIJターン等の移住・定住促進や子育て支援等に活用するためには、まず所有者の意思の確認が必要になってまいります。今後空き家の実態調査を進める中で、アンケート調査等により、所有者の意向を確認し、そのような活用ができるものにつきましてはぜひ活用してまいりたいと考えます。将来にわたって活力ある西都市を維持するため、空き家の活用をはじめさまざまな取り組みを行いながら、住みよい環境を整備し、人口の減少に歯どめをかけていかなくてはならないと私も考えておりますので、よろしくお願いいたします。
◆3番(橋口登志郎君) ありがとうございます。
今回のこの一連の質問というのは、市長が施政方針演説で述べられた、住んでみたい、行ってみたい、帰りたい、このまちづくりにとっては大切な要件だと私は思っているからです。発達障がい者の対策は、弱者に寛容な西都市であるということにより、子育てしやすい、住んでみたいまちであるし、自転車交通、神楽は安全で楽しく、行ってみたい西都市を推進するし、空き地・空き家対策によって帰りたい、帰ってきやすい西都市をつくることだと私は思っています。ぜひ前向きに行動していただけること、そして元気な西都づくりを願って私の質問の全てを終了します。
ありがとうございました。