西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

第3回西都市議会臨時会

2011-01-24 23:03:28 | 日記
前々からお伝えしていた臨時会が今日開きました。
宮崎県の皆さんは本日UMKが報道したので、聞いておられる方もいらっしゃると思いますが、西都医師会病院の経営移転に伴う現病院の建物、土地、医療品等備品の無償譲渡の議案が賛成可決で採択されました。
これでやっと、新しい病院へのしっかりとした道が開かれました。
この詳細については、後ほど書くとして、今日はその他委員会等を開きました、時間順で書いていきます。

10時から産業建設委員会を開会しました。
当然内容は鳥インフルエンザの件です、その時までプレスリリースが第6号まで発表されていたので、それを中心に報告がされました。
概略で書きますと、新富町で第2例目がでた、その地は大規模な養鶏団地で実に41万羽いる場所である。
一例目は、早速殺処理は終わり、処理はエコクリーンプラザで焼却によって行っており、本日中に終了(4年前より遙かに早い)。
10km圏内を血液による検査を行っている。
2例目は、埋却による処理を行う。

2例目による10km圏内が北へ延び、西都市の養鶏場が密集している茶臼原まで、移動制限区域に入った。
現在の消毒防衛の状況説明(市職員交代で、消毒箇所の寝ずの当番とのこと)
宮崎県への強い要請を行っている。
など担当課(農林振興課)より報告を受けました、その後各委員より質問が出ました。
特に「県で同じように行っているはずなのに、西都市のポイントと宮崎市のポイントでは規模(人員等)が違う、不公平であり、おかしい」「夜間凍結しないような消毒液はできないのか」など(他にも色々)でました。

次に議会運営があり、全員協議会が行われました、内容は同じく鳥インフルエンザの件で、市長と担当課が全員(産建以外にも)に報告するものです。

兎に角、できうる限りの防疫(特に鶏舎周りが大切)にあたろうという事になりました。

そして午後2時30分から臨時会です、提案理由はと言うと
「・・救急医療の維持確保のため、本年3月に設立が予定されております医療法人財団 西都児湯医療センターに対し、病院施設に係る土地、建物等の市有財産を無償譲渡することについて、地方自治法第96条第1項の規定に基づき、議会の議決を求めようとするものであります。・」
というものでした(自治法96条というのは、「普通地方公共団体の議会は、次にあげる事件、これは俗に言う殺人事件とかで使う意味合いでなく、事・件と区切ると理解しやすいと思います、その事件を議決しなければならない」というもので15の事件(これ以外もあります)があり、そのなかに譲渡が入るから議決すると言うものです。

質問者が一名あり、それに当局は答えました、その後討論に入り反対の立場から1名、賛成の立場から2名が討論行いそれを踏まえて採決となりました。
結論を言うと賛成多数で、議案は可決しました、これでやっと新しい救急医療体制ができます、ありがたいことです。

最後に私が思う新法人の良い特徴をいくつか述べて、この件の報告に代えます。
①初期救急、2次救急を行うことが保証されていること
②基本財産を市が出すことにより、官民共同型(全国でも珍しい)であり、決定機関の理事会に市長を始め病院スタッフ以外も参加し、また評議員に多くの市民が参加することにより、より公平・公正で透明性のある病院経営が実現できること
③一刻を争う脳疾患と心臓疾患の高度医療に対応できる事

市民が希望する形になったと、心から思っています。
コメント
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