どこの職場にもどこの組織にも、太鼓持ち、提灯持ち、そして茶坊主って存在があり、うまく立ちまわっては上の者の歓心を買っているもんです。
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#9 太鼓持ち、提灯持ち、そして茶坊主 2006年8月22日投稿
権力にはそれに擦り寄る連中が、たくさんまとわりついています。
権勢欲の強い人ほど、太鼓持ち、提灯持ち、そして茶坊主(以下、『太鼓持ち』といいます。3者にはそれぞれ微妙なキャラクターの違いがあり、使い分けをすると面白いのですが煩雑なので割愛します。)を重用します。
『太鼓持ち』はいつの時代もいつの国にも存在するのですが、往々にして権力者を「裸の王様」に仕立て上げるのです。
もう十数年も前のことです。
当時、職員研修誌として年に一度だけ発行される冊子があったのです。
原稿を募集していたので、日頃思っていることを書いて提出しました。
年の暮れに発行されたのですが、内容が当時としては少し過激だったんでしょうか。
反響がありました。
正月休だというのに、職場の人、市会議員、プレス関係、理事者の一人からも問い合わせがありました。
この投稿が市政の改革につながるのであればいいなと思っていたのですが、10日もしないうちにめっきり反応が少なくなりました。
ある人から聞きました。
『太鼓持ち』が来て「あの文章はコイケの私憤・私怨を晴らすために書かれたものなのだ。」と私憤・私怨の内容まで丁寧に説明していったのだそうです。
『太鼓持ち』は当時の秘書室長S氏ともう一人の計2名。
二人は手分けをして説明をして歩いたというのです。
ボクは、あまり大上段に構えるととっても恥ずかしい思いをする性格なものだから、ちょっと茶化して書いていたのですが、それをまともに受け取らせたのですね。
説明を受けた人は、半信半疑ながらそんなものなのかなと思ったそうです。
ボクがどちらにも取れるように書いたのは事実ですが、読み手に少し諧謔の心得があれば、本旨はわかったはずだと思うのですが。
あのときの2人の行動はまさしく『太鼓持ち』です。
当座うまくまとめるのが一番の責務と考えているのでしょう。
大局に立っては何も考えることが出来ません。
このときも2人が余計なことをしなければ市の財政改革ももっと進んだのにと思わずにいられませんし、全国に先駆けての改革との評価を得ていたのかもしれません。(内容について、ほとんどがすでに実行されています。)
『太鼓持ち』は百害あって一利無しなのです。
このブログの「#3市長のお言葉から」とか「#7暗く深い闇」についても、『太鼓持ち』どもが「あれはコイケの私憤だ」と説明に回るのでしょうか。
そんな行動をご存知の方、ボクに知らせてください。
お仕置きをしちゃいます。
為政者には下からの声が伝わらなくてはなりません。
『太鼓持ち』の声ばっかり聞いていては、「裸の王様」になってしまいます。
為政者に猥褻物をぶら下げて公道を歩くようなことをさせてはいけません。
猥褻物チン列罪で逮捕されてしまいます。
話は変わりますが、ボクは、職員研修誌にあのような文章が掲載されたことを高く評価します。
編集者は掲載することにずいぶん迷ったようです。
反対意見も多かったように聞いています。
この件の後、一度だけ発刊され、廃刊となりました。
理事者で発行責任者のKさん、担当課職員で早期退職されたKさん、その他掲載に賛成された編集委員の方、ボクはみんな聞いています。ありがとうございました。
大変な目にあわせて申し訳ありません。
この2人のKさん、ボクも含めてKさんはなんといい人が多いのでしょう。
それに引き替え、『太鼓持ち』のSさん、プラス、公然のタブーのSさん。
なんと、いやな人が多いのでしょう。
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今も昔も、太鼓持ち、提灯持ち、そして茶坊主は大活躍です。百害あって一利なし、なのに上に立つ者にとってポチの存在はありがたいのでしょうね。
理事者で発行責任者のKさんは片山さん、担当課職員で早期退職されたKさんは河野さんです。火消しに走り回っていた太鼓持ちのSともう一人の名は知っているけど記さないでおきます。
投稿文中、一部不用と思われるところを削除しています。