アナーキー小池の反体制日記

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#2140 記し継ぐべきこと ③ 2億4千万円恐喝事件(中)

2016年11月25日 | マチの事件簿
国に全額返還を求められてから、職員による負担についての説明会が行われました。
説明会の冒頭、市長は「これまでは事件について、職員への説明が不足だった」と述べました。
ボクは職員説明会の質疑の最初に、「説明不足などではない。説明が悪かったのだ」と発言しました。

ボクはその時、市長は全財産を被害金の穴埋めに提供し、なおかつ市長の座を辞さなければ職員の理解を得られない、とも言いました。
その理由の一つは、前号で記したとおり、騙されたのではなく脅されてお金を垂れ流し続けた背任の責任を取るためです。
でも説明会でボクは、このことに多くは触れていません。
説明会でボクの話ばかりが長くなってしまっては申し訳がありませんので、そのあたりは割愛しました。

・・・
説明会でボクが発言した、市長は全財産を被害金の穴埋めに提供し職を辞さなければならない理由です。

事件発覚直後、市長は職員を集め訓示と称し説教をしました。
「このような事件は職員全体の意識に問題があるからだ」
事件を生んだ責任は、職員全体にあるのだ!と言っているのです。
責任転嫁です。

事件に全く関係の無い職員を集めて、事件に関わった人間が説教をする。
このことをボクはこのブログで"説教強盗"と表現しました。(#72)
そして、同時に思うんです。
"盗人猛々(ぬすっとたけだけ)しい"って。

職員の間に市長のあの"訓示"はおかしいって声があがりました。
その声は、当局にも伝わっているんです。
そんな中、市長は2回目の訓示を行います。

取巻きの一部から「”訓示”は職員に対し刺激が強すぎるから表現を変えたほうがいい」との進言があったにも拘(かかわ)らず、市長は「訓示なのだ!」と言い張りました。
かなり異常な反応だと思います。
2度の訓示に職員はあきれ返り、怒りを持ちました。

しかし市長はその"訓示"で「被害金の穴埋めは関係者で行う」と明言しました。
職員の多くは「穴埋めを全額関係者で行うのであれば、(市長に好き勝手を)言わせておけばいい」と思うようになったのだと思います。(職員の反応も少し情けなさを感じます)
市長への反感の声は、潜在化したのです。

でも、市長の言は大ウソでした。
国から全額返還を求められたとたん、前言を翻(ひるがえ)し職員に負担を求める、と言い出したのです。

職員の多くは怒りました。
今まで職員を散々バカにしておいて、今になって謝罪と懇請を行うなんてムシがよすぎる、市長は恥を知らないのか!って。

このような経過からボクは、市長は全財産を被害金の穴埋めに提供し、市長の職を辞さなければならない、との結論に至ったのです。

・・・
この事件を理解するには欠かせない要素がもう一つあります。
ごろつきに甘く、庇(かば)いだてまでする、そんな土壌の存在です。
後に改めて記します。

次回は判決です。
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