アナーキー小池の反体制日記

世界中のひとが 仲良く助け合い ほほえみながら 平和に暮らしていくために (イマジン)

#80 摂理?

2008年01月17日 | 生物のヒトとして
前回#79死生観に「摂理」と「未知の力」という言葉を使いました。
#4人口問題にも登場しています。
今の科学が解明できないことを簡単に表現したつもりですが、誤解を生みそうなのでボクの考えを記します。

「摂理」は、宗教的な意味も持っています。
現にキリスト教系の新興宗教で、ずばり「摂理」と名乗っているのがあるくらいです。
でも、ボクが今までに使ったのには、宗教的な意味合いは全くありません。
なにせ、アナーキーは宗教を否定しているんですから。

面白い学説があります。
「人体・・乗り物説」と言ったでしょうか。
もう10年か20年前にちょっと評判になりましたが、最近は聞きませんので学会ではあまり評価を得ていないのかもしれません。

生物の主役は生物そのものではなく、生物内部の遺伝子であるというものです。
生物そのものは、主役である遺伝子の乗り物、それも使い捨ての乗り物だと言うんですから、刺激的ですよね。

わかり易く言い換えると・・・
ボク達はバスなんです。
そのバスの中に遺伝子という乗客が乗っています。
遺伝子という乗客は、はるかの昔からずーっとバスを乗り継いでいて、先般もこの壊れそうな古いバスから新しいバスに乗り換えたのです。
・・・と、でもなりますか。

遺伝子は、生物が死んでもその前に生物の生殖活動により引継ぎが行われています。
その種が絶滅しない限り、半永久的な寿命を獲得しているのです。

もしかして、その遺伝子が意思を、または、その遺伝子を総括するものが意思を、持っているとしたら、それが、「人知を超えた自然の摂理」「人知を超えた未知の作用」なんでないのかな、なんて考えるんです。
とっても横暴な恐竜が滅亡したり、哺乳類最強のサーベルタイガーが進化の迷路にはまり込んだと言われて滅亡したり、きっとこのあと横暴を極めた人類が滅亡したり、って、もしかして遺伝子の意思だなんて面白いですね。

そう考えると、遺伝子の集合体であるDNAとかRNAもそのものなんです。
インフルエンザやエイズに代表されるレトロウィルスの主体であるRNAなんか、まさに意思を持った活躍ぶりです。
空中・水中を移動し、他の生物体の細胞に入り込み核内の遺伝子を置き換え、突然変異を起こしたり、新種の生物を創ったりするんですもの。
もしかして本当の主役はRNAなのかな、なんて思っちゃいます。
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