アナーキー小池の反体制日記

世界中のひとが 仲良く助け合い ほほえみながら 平和に暮らしていくために (イマジン)

#2484 集団主義と黒毛染め強要

2017年11月03日 | ボクの思い・信条・理念
昔から言われてることなんだけど、相対的に見た場合、欧米人は個人主義的傾向が強いのに対し、日本人は集団主義的傾向が強いのです。
どちらが良い、と簡単に判じるのは難しいのですが、日本人は確かに集団主義的な民族です。
群れることが大好きで、体制に従順で、長いものに巻かれるのを好みますし、出る釘を打ちたがります。
異質なものを排除しがちで、団体行動を好み、規律や慣習を尊びます。
義理と人情・本音と建前の使い分けなど、日本社会特有の特徴です。

ボクは日本人のこのような集団主義的傾向を、全否定するものではありません。
ただボクはずいぶん昔の若い頃から、日本人のこのような傾向は緩和されてくる、と信じて疑わなかったものです。

でも、相も変らず集団主義的傾向がもたらす事件が起こります。
大阪府立高校の女子生徒が生まれつき茶色い髪を学校から黒く染めるよう強要され、精神的苦痛を受けたとして訴えを起こしました。
高校は黒い髪の人以外を排除します。
いろんな肌の色の人がいて、いろんな髪の色の人がいて、いろんな瞳の人がいるのが当たり前で、それらが混じりあって平等な社会を創ろう、ってのが世界標準な考え方なんだけど、黒い瞳と髪、黄色い肌しか認めようとしないのですから、戦前回帰を狙う日本会議の経営する高校ではないか?と疑っちゃいます。(本当は維新の党の経営なようです)

・・・
ボクは個人主義の権化です。
高校野球の開会式の入場行進で、北朝鮮の兵士のように行進する選手を観るに、吐き気を催すほどの嫌悪感を覚えます。
何が悲しくって、あんなロボットみたいに滑稽な歩き方をしなければならないのか、憤りを感ずる者ですので、黒髪事件を聞くにつけ、当局の対応をおぞましく思うことしきりです。
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