空手部事件のすぐ後です。
近くのスナックでお酒を飲んでいました。
そこに客で恰幅のいい40代位のおじさんがいました。
そのおじさんと話をしました。
大学の先輩で柔道部OBなんだそうです。
定山渓のホテルの経営者だといいます。
そして、ボクにそのホテルで働かないかと言うんです。
ホテルの中にあるカクテルラウンジのバーテンだそうです。
バーテンに急に辞められ困っていると言います。
そのホテルが定山渓でいかに歴史があるかとか、仕事がいかに楽で楽しいかとか、長々と話します。
ボクは酔っ払っていました。
そして、ボクは進むべき道について悩んでもいました。
それで「いいよ」って言ったんだと思います。
酔っ払って帰ってすぐに寝ました。
翌朝の10時頃でしょうか。
寮の放送でボクが呼ばれています。
眠い目をこすりながら食堂に行くと、「コイケさんですか?○○ホテルですが迎えに来ました。」って、知らない人がボクに言います。
ボクは昨晩の事を思い出しました。
勤めてもいいようなことは言ったような気がします。
でも、翌日からとは言ってないはずなんです。
エーって思ったけど、その人トラックで来ていて、ボクに「荷物はどこですか?」って聞くんです。
その頃ボクは少々自暴自棄になっていたんですね。
ちょっと迷ったけど、そのトラックに乗って定山渓に行っちゃえと思ったのです。
荷物を2tトラックに積み込みます。
布団と衣類少々なので、荷台の大半は空いています。
その最中、寮の仲間が来て「危険だ。行くべきでない。」って、涙ながらに言ってくれました。
ボクは、「嫌になったらすぐ帰って来るよ。寮の籍もそのままにしておいてね。」って言いトラックの助手席に乗りました。
トラックは定山渓目指して進みます。
学生寮は石山通沿いにあるので一本道です。
人家が途切れ山と川しかありません。
そういえば、その直前に廃線となった、定山渓鉄道のレールがあったり駅舎があったりしてました。
ホテルに着きました。
社長が自慢げに言っていたとおり、ホテル鹿の湯の隣で、定山渓ホテルの真向かいでした。
10階建てくらいだったんでしょうか。
思ったとおりの小ぶりのホテルです。
屋上に温泉のプールがあります。
(このプール、後に聞くと、事故があり使用禁止となっていました。)
ホテルに入り、他の従業員に挨拶をしました。
従業員はたくさんいるので覚えきれるはずがありません。
そして、従業員宿舎なる所へ案内されました。
それが、学生寮に輪をかけたボロ屋なんです。
元、酌婦の置屋とか言われていましたが、周りに背の高いホテルが建ったため陽が全く入りません。
一人部屋になってはいますが、隣とはフスマで隔たれているだけです。
合計5人か6人いるんですが、そのときは2人しかいませんでした。
その2人に挨拶をして、荷物を片付けました。
あっという間に片付けを終え、布団に寝転がると、昨日からのめまぐるしい動きをようやく反芻することが出来ました。
ほんの1日足らずに、とても多くの経験をしました。
こんなことは初めてです。
これからどのような展開が待っているんでしょう。
不安と・・・そして、もしかして面白いことが始まるぞって期待もありました。
近くのスナックでお酒を飲んでいました。
そこに客で恰幅のいい40代位のおじさんがいました。
そのおじさんと話をしました。
大学の先輩で柔道部OBなんだそうです。
定山渓のホテルの経営者だといいます。
そして、ボクにそのホテルで働かないかと言うんです。
ホテルの中にあるカクテルラウンジのバーテンだそうです。
バーテンに急に辞められ困っていると言います。
そのホテルが定山渓でいかに歴史があるかとか、仕事がいかに楽で楽しいかとか、長々と話します。
ボクは酔っ払っていました。
そして、ボクは進むべき道について悩んでもいました。
それで「いいよ」って言ったんだと思います。
酔っ払って帰ってすぐに寝ました。
翌朝の10時頃でしょうか。
寮の放送でボクが呼ばれています。
眠い目をこすりながら食堂に行くと、「コイケさんですか?○○ホテルですが迎えに来ました。」って、知らない人がボクに言います。
ボクは昨晩の事を思い出しました。
勤めてもいいようなことは言ったような気がします。
でも、翌日からとは言ってないはずなんです。
エーって思ったけど、その人トラックで来ていて、ボクに「荷物はどこですか?」って聞くんです。
その頃ボクは少々自暴自棄になっていたんですね。
ちょっと迷ったけど、そのトラックに乗って定山渓に行っちゃえと思ったのです。
荷物を2tトラックに積み込みます。
布団と衣類少々なので、荷台の大半は空いています。
その最中、寮の仲間が来て「危険だ。行くべきでない。」って、涙ながらに言ってくれました。
ボクは、「嫌になったらすぐ帰って来るよ。寮の籍もそのままにしておいてね。」って言いトラックの助手席に乗りました。
トラックは定山渓目指して進みます。
学生寮は石山通沿いにあるので一本道です。
人家が途切れ山と川しかありません。
そういえば、その直前に廃線となった、定山渓鉄道のレールがあったり駅舎があったりしてました。
ホテルに着きました。
社長が自慢げに言っていたとおり、ホテル鹿の湯の隣で、定山渓ホテルの真向かいでした。
10階建てくらいだったんでしょうか。
思ったとおりの小ぶりのホテルです。
屋上に温泉のプールがあります。
(このプール、後に聞くと、事故があり使用禁止となっていました。)
ホテルに入り、他の従業員に挨拶をしました。
従業員はたくさんいるので覚えきれるはずがありません。
そして、従業員宿舎なる所へ案内されました。
それが、学生寮に輪をかけたボロ屋なんです。
元、酌婦の置屋とか言われていましたが、周りに背の高いホテルが建ったため陽が全く入りません。
一人部屋になってはいますが、隣とはフスマで隔たれているだけです。
合計5人か6人いるんですが、そのときは2人しかいませんでした。
その2人に挨拶をして、荷物を片付けました。
あっという間に片付けを終え、布団に寝転がると、昨日からのめまぐるしい動きをようやく反芻することが出来ました。
ほんの1日足らずに、とても多くの経験をしました。
こんなことは初めてです。
これからどのような展開が待っているんでしょう。
不安と・・・そして、もしかして面白いことが始まるぞって期待もありました。