アナーキー小池の反体制日記

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#3698 皮膚疾患⑭

2021年03月20日 | ボクの健康
自己免疫過剰がもたらす皮膚疾患の多くは、プレドニン(ステロイド)が有効です。(感染症などは別ですが)
30年ほど前、我が日本国民はステロイドに対するアレルギーが大変強かったんです。
医師も患者もステロイドの使用を極力避ける傾向にあったんです。
ところが20年前ほどからだったでしょうか?ステロイドが見直されるようになりました。
極端な現象として、フラッシュ療法と言って1日に千㎎を点滴する治療もあったんです。

ステロイドは古くからある薬です。
自己免疫による炎症を鎮めるには、いまだステロイドに勝る薬はありません。
新型コロナの重症患者も最後の頼みの綱はステロイドなのです。

ただこのステロイド、副作用が強いのです。
副作用は多岐にわたり重篤なものもありますので、使用にあたっては細心の注意が求められます。
特に、免疫力が減少することによる感染症への注意が必要です。
ボクの場合は、元々の免疫力が強すぎるもんだからそんな心配は不要ですが。

ステロイドで炎症を治めるには、短期間に大量の投与が効果的です。
よく言われる言葉に、ステロイドで叩(たた)く、と表現されます。
大量のステロイドを短期間使用し、炎症を治めるのです。
ダラダラと少ない量の投与では、治るものも治らないのです。

ただ、大量投与した後のステロイドの減量には細心の注意が必要です。
一気に減量ないし中止したら、重篤な副作用が生じます。
大量に短期間使用するんだけど、減量しゼロにするには何ヶ月もの期間を要するのです。
医師の観察の下、慎重に減量をするんです。

・・・
隣マチの公立病院で皮膚疾患の治療は、15年前から6年前までの9年間に及びました。
9年間で合計すると5回か6回治療を受けたと思います。
皮膚に発疹が出来て痒くたまらなくなると、受診します。
「また発作が起きたね」って皮膚科医がおっしゃり、プレドニンを25mgか30㎎処方されます。
それから2ヶ月か3ヶ月かけ減量し、ゼロにします。

1週間ほどですっかり治るんだけど、1年か2年したら再発です。
同じことを繰り返します。
自己免疫過剰がもたらす膠原病系の病だろう、って言われていました。

それが6年前このマチの公立病院で、全身に炎症が生じ検査の結果、IgG4関連疾患の診断を受けました、
診断を下した当時の医師は、入院時にボクが記入した既往症を見て、外眼筋炎、皮膚疾患、前立腺肥大などはIgG4関連疾患の一症状だったかもしれない、とおっしゃりました。

現に6年前、大量のプレドニン投与を受けたのが功を奏してか、その後皮膚疾患は生じなかったんです。
ただ2年前、外眼筋炎が再発して治療を受けるなど、以前の症状が出始めていることに少しだけ危惧してたんです。
IgG4関連疾患の再発か、ないしは別の自己免疫過剰系の膠原病の発症を疑っていたんです。

続きます。
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