アナーキー小池の反体制日記

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#2878 記し継ぐべきこと ⑪ 滝川市農業開発公社粉飾決算事件(下)

2018年12月18日 | マチの事件簿
この事件については、いろいろ囁(ささや)かれているけど、スッキリするよう、真実?を端的に記しましょう。

N課長は農業開発公社の存続を図るため、決算を粉飾しました。(本当は、公社の清算手続きをするのが面倒だった!のが、粉飾の動機だったのかも知れません)
そのことを上司であるT部長とS副市長に報告していました。
その粉飾決算という犯罪行為に対し義憤を抱いた公社職員により、公益通報制度を用いた通報をもって暴(あば)かれたのです。T部長とS副市長に報告済み!と記された文章と共に。
犯罪をバラされ窮地に陥ったS副市長とT部長とN課長の3人は急遽(きゅうきょ)談合し、逃げ道を探ったのです。
その逃げ道とは、N課長がT部長とS副市長に報告したことはウソで、すべてN課長の一人芝居だったことにする。
N課長への見返りは、S副市長の主管する懲罰委員会でN課長の処分を極力小さなものにする、という内容です。
そして目論見どおりN課長の処分は、信じがたいほど軽いものになったのです。(懲罰委員会は多数の部長で構成されていましたが、何ら機能を発揮しなかったのです。そこはただのアリバイ工作の場に過ぎず、委員(部長)連中の無能さが露見しました)

・・・
N課長はその年度に定年退職しました。
定年退職する職員はその1年間に懲戒処分を受けていると、退職金の上乗せがありません。
彼の場合、その上乗せさえ受けてる と囁(ささや)かれるほどS副市長のN課長への心遣(こころづか)いは、尋常なものではなかったのです。

N課長は、若いころからいろいろ噂が絶えない人でした。
周りがかばいたてをして、何とか処分を逃れたことが何度か記録されています。
そのかばいたてをした者の一人が、彼と同年度に職に就いたS副市長です。

・・・
S副市長は数年後、市長の落選で失職しました。
そしてあろうことか、在職中「イノマタはろくでなしだ!」と公言していた反猪俣派の急先鋒だった輩(やから)だったのに、そのイノマタ直系の法人の役員に納まっているのです。
その節操の無さに驚きを禁じ得ません。(滝川市は旧来から経済界が中島派と猪俣派に分かれ峻烈な争いをしていたもんです)
S副市長は、農業開発公社粉飾決算事件に係わりがあった と認められていたら、副市長辞任の可能性が高かった人物なのを忘れてはいけません。

・・・
T部長は定年退職後、市の関連団体の事務局長に納まっています。
実はその事務局長の席、N課長が定年退職後の天下り先だった、と言われています。
N課長はこの事件で懲戒処分を受けたもんだから成しえなかった天下りを、数年後にT部長が成しえたのです。
その時のT部長も粉飾決算を承認していたことが明らかにされ、懲戒処分を受けていたなら、就けなかった事務局長の席です。
何か因縁を感じます。

このマチの“ヘナマズルく立ち回った者勝ち”の伝統は延々と続いていたのです。

滝川市農業開発公社粉飾決算事件を終わります。
記し継ぐべきことシリーズはまだまだ続くのですが、またまた一休みして違う話題を記します。
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