アナーキー小池の反体制日記

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#1903 同調圧力(上)

2016年03月24日 | ボクの思い・信条・理念
この頃よく聞くようになった言葉です。

同調圧力とは”学校や地域共同体や職場など特定の人間関係の中で意思決定を行う際に、少数意見を有する者に対して暗黙のうちに多数意見に合わせることを強制すること”を指します。

ボクが60数年間生きてきて、ずっと思い続けてきた生き辛(づら)さを、”同調圧力”の一言が言い表してくれます。

この圧力の強制、圧力をかけている側は圧力をかけているなんて自覚がありません。
もっぱら圧力を受けている側が感じるところに、恐ろしさがあるのです。

ボクが受けた”同調圧力”の最初の記憶は、小学2年生の時だったと思います。
全校生徒による運動会の練習時です。(当時全校生徒300人くらいの小さな小学校で、運動会は最大の行事でした)
行進や整列や回れ右などを強いられます。
かったるく感じ適当に動いていたら、担任の女教師がもっと膝を上げるようにとか、手指を伸ばすようにとか、細かいことを何度も言うのです。
ボクはウンウンとうなずいて、言われたとおりにしたつもりでした。
練習が終わり、全校生徒を集め校長か教頭かが説教を始めたんだけど第一声が「2年生のコイケ、何度注意されてもなぜ直さないのだ!」だったのです。

その校長だか教頭、兵隊上がりのとにかく”規律”が好きな人でした。
その時以来、ボクは行進が大嫌いになりました。
今でも高校野球などで整然とした入場行進を見ると、吐き気がするほどです。
入場行進なんて、バラバラに、にこやかに笑って、手を振ったりするのが自然で良いと思うのだけど、いまだ体育界では”同調圧力”が健在なんですね。(規律正しい行進が好きなのは日本人とドイツ人に多いそうです)

北朝鮮人民開放軍兵士の行進は、ノノちゃんの号泣会見同様、何度見ても面白いものです。
でも、人民開放軍兵士達は笑いを取ろうとして行進しているのではありません。
どこの国でも同様ですが、行進は兵士に”何も考えずに上官に従う”ことを教え込むため行うものです。
それを教育現場に持ち込んで、”従順な生徒に仕上げる”ために利用していました。(今も利用している、けど、効き目が今一なのが現状なのでしょう)

長くなりそうなので、次回に続きます。


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