アナーキー小池の反体制日記

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#3650 田舎の病院の医師確保

2021年01月31日 | マチの事件簿
例の旭川医大トンデモ学長 吉田晃敏の問題が、ボクの住むこのマチにも飛び火してるんです。
十数年前から滝川市立病院が吉田晃敏にアドバイザーとして、月に40万円支給していたことが判明しました。
総額は7千万円近くにのぼります。

この報に接した時、ボクは“さもありなん”とたいして驚かなかったんです。
長い間、このマチの物乞(ものご)い的行政を見聞きしていたもんだから、感覚がマヒしてたのです。
でも市民の多くは違い、とんでもない!って感じています。
市民感覚は、多くの場合正しいのです。

明らかに、医師確保のための吉田晃敏への支出です。
医師確保のため、金で吉田晃敏を買ってたんです。
語弊(ゴヘ―)がありましょうが、買収とかワイロとか袖(そで)の下とか、実質的にはそんな類でしょう。
その証拠に、吉田晃敏は旭医大病院問題が発覚してからすぐにアドバイザー契約の破棄を申し出てるのです。
コロナ禍を理由にしてますが、彼に後ろ暗い思いがあった確たる証拠です。(なにせ十数年に3回しか滝川に来てないのに、コロナ禍を案ずる必要など無用なのです)
この件が贈収賄とかの犯罪にはならないのでしょうが。

・・・
田舎の病院はずっと昔から医師確保に苦しめられてきました。
医師が田舎に来たがらないことは、自明です。
不便だし文化・芸術の類に接する機会が少ないですし、何より子どもの教育を考慮すると、何が哀(かな)しくって田舎に務めなければならないのか?、って思うのは当たり前なんです。

そんな風潮の中、田舎の病院は必死になって医師確保に努めています。
北海道内の公立病院は多くの場合、北大医学部と札幌医大、旭川医大の医局にお願いするしかありません。
それぞれの医局の権力者にいかに取り入り、研修医や出張医を一人でも多く来てもらうよう努力するんです。

医師確保の観点からは、十数年で7千万円の支出は安いもんで、費用対効果は充分出ている、って認識でしょう。
医療行政に係わる者の認識はそうでしょうが、庶民感覚は違います。
身の丈に合わない病院を建てたせいで、毎年巨額の赤字に陥っている病院経営なのに・・・って思いが生じるのはまともな反応です。

・・・
近年の滝川市立病院は、田舎の病院として医師の確保が成されている、って評価を受けています。
旭川医大トンデモ学長 吉田晃敏の件のほか、北大医学部や札医大の医局への同様の支出がないことを願っています。

田舎の病院の医師不足問題、田舎だけでは解決できません。
この件を旭川医大トンデモ学長 吉田晃敏の特異な問題とせず、国を挙げて解決策を検討する必要があります。
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