アナーキー小池の反体制日記

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#3709 旭医大学長へ“袖の下”事件の闇(5)

2021年03月31日 | マチの事件簿
この滝川市の“袖の下”事件、スカ風に総合的・俯瞰(フカン)的な観点からみてみましょう。
根底は地方の公立病院の医師不足がもたらせたものに違いがありません。
ただ今回発覚した滝川市“袖の下”作戦、その解決策が脱法的とも思えるエゲツナイ手段でした。
一定の成果は得られたでしょうが、途中にその所業がバレて大きな痛手を負うことになるのです。

15年前に遡(さかのぼ)って、悪行の本質に迫ります。
ただ、滝川市も滝川市立病院も“記録が無くて確認できない”なんて、一昨年の財務省官僚の答弁みたいな態度なんです。
ボクはこの隠蔽(インぺー)こそ、この事件は滝川市から旭医大トンデモ学長・吉田晃俊への医師派遣を求める“袖の下”である、と断定するに至る根拠の一つとなったのです。

事は単純です。
15年前2006年7月から、滝川市の前市長・田村弘と旭医大トンデモ学長・吉田晃俊との契約に基づき吉田晃俊を「医療情報アドバイザー」として月額40万円を支払い続けていて結果、「医療情報アドバイザー」としての活動・成果について市と病院は「記録がない」と言明しているのです。(契約上は滝川市立病院となっているようですが実質は滝川市です)
そしてこの後「医療情報アドバイザー」としての活動・成果について市と病院は「調査の予定はない。」とも言明してるんです。
ただそれだけです。

・・・
医師不足に喘(アヘ)いでいる地方の公立病院を運営する関係者は、発覚した時点で「これは医師確保のため“の袖”の下だ。」って即刻見なしていました。
ボクのように公立病院の医師確保に無関係な者でも、同様な思いを抱いた者が多かったんです。

実際の滝川市と滝川市立病院の対応を鑑(かんが)みるに、この事件は無かったことにしよう、臭いモノにはフタをしてしまおう、皆が忘れてしまうのを待とう、って魂胆がミエミエなように感じます。
その裏には、14年間で7千万円の支出は医師確保のため有益だった、との認識が横たわっています。
きっと、旭医大トンデモ学長・吉田晃俊のおかげで何人何十人もの医師の確保が得られたのでしょう。

発覚後の滝川市と滝川市立病院のこれらの対応を鑑みるに、「これは医師確保のため“の袖”の下だ。」って認めているに等しいんです。
ですからボクはこのシリーズのタイトルを自信をもって“旭医大学長へ“袖の下”事件の闇”としています。

7千万円の元は取った、のかもしれませんが、前回記したようにこれからの滝川市立病院の運営に支障が生じるかもしれません。
なにより、このようなホイト的行為を行った滝川市に道内他市から侮蔑’ブベツ)の目が向けられることが、ことさら情けないのです。

続きます。
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