足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

NY株が11連騰・・・日本株にはチャンス

2017-02-25 10:32:22 | 投資戦略
NY株は11連騰。ここまで上昇が続くと、トランプ相場の本質を根本的に見直す必要がある。
昨日は医薬品、バイオ、製造業、通信が買われた。これまで相場を牽引してきたエネルギー、金融は一服だ。
今週の「トリトンスクエア通信」で注目したサウスウェスト・エアラインズ(LUV)が動き始めた。バフェットが見方を180度転換した空輸株の目玉的な存在で、われわれも長年、関心をもち以前に「トリトンスクエア通信」で奨めたことがある。先週、再び投資した。

ウォール街ではVIX(恐怖)指数が低位安定している。株価の先行きに安心感高まる。一方、金利も安定し外人投資家の米国債買いが続く。
経験則ではVIX指数が安定するとは投資家の株式選好が強いことを示し、普通なら債券からから資金が流出するが、今回は国債相場も低下し債券相場は上昇した。
米国の投資家の間ではトランプ政権の経済運営に日増しに信頼感が増幅している証拠である。ドル相場が対円でも上昇するはずだが安定して動かない。政権にとっては理想的な状況が続く。トランプ政策の謎のひとつである。

NY株の上昇に比べ東京市場の基調が固まらない。本来なら2015年6月の高値の2万952円の水準を抜いてもよいはずだが、気にしているのは円相場の動向である。日経平均は昨年10月からボックス圏入りして1万9600円台の上値を抜けない。

心配はいらない。円相場がこの水準で落ち着くなら3月決算の業績は増額修正組が増加し、個々の銘柄の材料になる。本日の日経新聞で12月決算の集計が出たが、足元の消費関連企業の好調で予想を上回る結果であった。国内消費は回復に拍車が掛かっていた。やがては3月決算の業績を織り込む人気が出てくるだろう。
消費関連、ハイテクの押し目を狙いたい。


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