足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

NY株は小休止だが底堅い・・・25年間で年率20.5%の銘柄

2016-05-27 06:26:35 | 投資戦略
中国、香港、インド、独、仏、英などアジア、ヨーロッパ株は上昇したが、強気人気はNY市場でストップした。
NY株は2日間の続伸のあと小休止。ダウ平均、S&P500は小幅安、ナスダック指数は小幅高。来週金曜日の米雇用統計を見極めたいという投資家が多い。
週末にはイエレン連銀議長の講演会があるが、発言が大きな注目点。利上げは6月~7月のどちらかに行われることは間違いない。相場の基調は強く押し目買い人気が優勢で、この日はナスダック市場が堅調。ハイテク人気が続く。

本日のMaeketWatch(ウォルストリート・ジャーナル紙のウェブ情報)に興味あるデータが掲載された。
米国株の過去25年間の投資収益率のランキングだ。
トップはロウズ(LOW)で年率+20.5%(過去5年間は年+29.1%)、住宅リフォーム・生活家電チエーン。第2位はラング(LANG)で年率+16.6%(同+20.1%)、サラダ・ドレッシング、ソースなどの調味料メーカー。第3位ははコルゲート・パーモリブ(CL)で年率+13.5%(同+13.3%)、石鹸・洗剤・日用品のメーカーである。株価のバフォーマンスはバフェットも脱帽する銘柄が散見される。ここに上げた3銘柄はいずれも消費関連銘柄である。米国のGDPの70%を占める屋台骨である。
銘柄選択の大きなヒントを与えてくれる。

2008年のリーマンショックの安値から最近の高値まで28倍になった株がある。
寿スピリッツ(2222)だ。鳥取県米子市が本社の製菓会社だが、最近の株価の人気はバイオ関連のそーせいG(4565)のように華やかでないが、今後も場合によればバイオ株並みの成長も期待できそうだ。
この株に注目したのは東京駅構内のショッピング・コーナでいつも行列ができている人気のお菓子があるので調べてみた。成長性に引き付けられた。行列は洋菓子「メープルマニア」で、これまでのお菓子にはみられない全くユニークな味覚がある。
この会社で注目されるのは2年前から経常利益率の20%を目標に上げてきたことだ。1年前は同9%になったが、20%にまでは道遠したが、2016年3月期には12.5%になった。目標にはまだまだだが、河越社長の経営力からは、最近は近いうちに実現するだろうという感じを持つようになった。株主は確信をもつ。バフェットの会社の一部を買うという投資の意味がよくわかる。
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強気相場の地合が固まる

2016-05-26 07:21:58 | 投資戦略
アジアをはじめ欧米の株価も軒並み高。
この日は原油が急騰し7ヵ月ぶりの高値を記録した。米国での原油在庫の減少が材料。
前日、ドイツの景気指標の好調で買われたヨーロッパ株はこの日も買い人気が続き、NY株の上昇を先導した。
市場の雰囲気の転換を示すのは「米利上げは景気の先行きに安心感が出てきた証拠」と、金融政策の転換を前向きにとらえる向きも出る。物色は金融、ハイテク、ヘルスケア、通信、コンピュータ、石油、金鉱株である。
この日の金融株のリード役はゴールドマン・サックス(GS),JPモルガン(JPM)で米国を代表する金融株だ。相場の先行きを読む上では注目点のひとつ。
久しぶりに「日本、韓国、香港株の上昇も追い風で・・」といったコメントが世界の株高の説明に出てきた。これまで日本は世界の株価の弱気人気の代表格とみられてきた。

米国でのニュースレター発行の古参格デニス・ガートマンが先週末から強気に転換し「目先2週間の株価は上昇する」と、今回はヨーロッパ株の反騰に注目し、世界の株価に先導すると強気に転換した。ほかに米国の住宅市場の好調、商品相場の上昇に注目。
これまで慎重論を唱えてきたプロが強気に転換するケースが散見される。
ここ1年間の相場の足を引っ張った4悪はエネルギー、素材、ヘルスケア、金融であったが、目先は逆に相場のリード役に返り咲いてきた。

東京市場でこれまで人気株の主役であった新興市場の銘柄の下落が目立つ。東京市場での売買代金の上位に小型株が顔を出す人気から、主流株への回帰が出るだろう。ウォール街の人気からみて金融、ハイテク、ヘヘルスケア、通信が主役になるだろう。

伊勢志摩サミットが開幕。会議の舞台は志摩観光ホテル。かねて外国の友人から「日本のベストの観光地は?」と尋ねられると、かならず「志摩半島の賢島」と応えてきたが、日本が誇る観光地である。交通の便に問題があるが、真夏、しばしば訪れた土地だ。世界の人々の関心を呼ぶようになるだろう。
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ヨーロッパ株が火を点ける

2016-05-25 06:50:19 | 投資戦略
久しぶりにドイツ、イギリス などヨーロッパ株が急騰し、ウォール街の雰囲気を変えた。
ドイツでは景気の上昇が鮮明になり足元の景気指標が53.1ポイントと事前の予想49.8ポイントを上回り、英国では6月のEU問題の国民投票では現状維持派が優勢という調査が出て株価が大幅高になり、その人気がウォール街に波及した。
仏+2.4%、独+2.18%、オランダ+2.10%、英+1.35%、トルコ+3.48%と軒並み急騰した。
ユーロ相場が下落し、円相場も110円台乗せ。

NY株は金融、ハイテク、バイオなどが軒並み高。ドル相場も反騰し円は110円台に迫った。ドイツの回復が欧州全体に好影響を与えるという安心感が久しぶりに広がった。ドイツ経済の存在感のウォール街への影響力の強さを実感させた。
景気の先行指標である住宅株の上昇が際立ち住宅株の指標的なトールブラザーズ(TOL)が+8.7%も急騰した。
S&P500がテクニカル分析で重視される50日移動平均を上回りゴールデンクロスが示現した。相場の方向性の強気への転換の期待感が出てきた。

NY株の上下変動幅の縮小が目立ち、方向感の欠如した相場展開が続き、月間の移動平均ベースではボリンジャーバンドが極端に縮小した。1995年以来の現象で、過去には1977年、1960年、1948年に示現し、その後の相場の転機のきっかけになった。
AAII(個人投資家センチメント指数)が中立ゾーン40ポイントを10週間も連続で超え、個人が弱気に傾いている。
このような2つの指標からから株価の先行きに強気見通しを出すアナリストも出てきた。

ヨーロッパ株の強い反騰が市場人気を転換させる先行になるか注目される。

東京市場でもNY市場に追随してバイオの動きが注目される。昨日は悪気流のなかで日本のバイオ薬の先駆者JCRファーマ(4552)の動きが光った。先の決算発表を好感した人気が続くが、かねて日本を代表するバイオ株として推奨してきた。見直し人気は続くだろう。
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調整で地固め・・・国内でのブランド力に注目

2016-05-24 06:39:46 | 投資戦略
NY株は小動き。先週の方向観のない動きが続く。
気にしているのは米連銀の動向だが、今月か来月のFOMCでは利上げ第2弾が出ることを相場は織り込みはじめた。
この日のウォール街では特に相場を動かす材料がなく投資家は様子見の気分に徹した。
そのなかでアップル(AAPL)が堅調。台湾のアップル関連の下請けに対しての前向きな発注の材料が出た。今年にはいってから機関投資家、ヘッジファンドはアップルの持ち株を減らしてきたが、バフェット、ソロスが強気で市場の人気に反して下値買い出動しはじめたことは注目点。現在のPER10.5倍、配当利回り2.39%、ROE39%は、長期投資家にとっては魅力のある存在である。

東京市場は決算発表も終幕、大手企業の決算説明会も一巡し中・小型株や新興市場の銘柄の決算説明会が開かれている。
銘柄では消費関連が好調で見通しも引き続き前向きなところが多い。

東京市場では製品のブランド力の高いカルビー(2229)、明治ホールディングス(2269)に注目してきたが、共通した視点はバフェットの注目する安全マージン率の高い企業ということ。
同じような見方が亀田製菓(2220)についてもいえる。
「柿の種」というブランド力にはゆるぎない力があり強固なことには定評があり明治のヨーグルト、カルビーのポテトチップスのように日本の代表的な食品と同列に並ぶ。
米菓という伝統的な食品で着実に好調な実績を上げ継続的な成長の原動力にした。
最近、発表した3月期決算時での2017年3月期の見通しでは売上+3.8%に対して営業利益は+29.0%の大幅な増益予想を出した。
国内での高いブランド力による米菓の地盤と海外での日本商品に再認識が出始めた。アジアでは人気が出始めた。海外比率は10%弱とまだ低いが売上は20%と大きく伸びベトナムにまで市場を拡大する。今後は米国でも期待がもてる。海外展開が成長率を押し上げることに注目される。

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利回りの有利なリート(不動産投信)

2016-05-23 07:01:54 | 投資戦略
今週のバロンズ誌のカバーストーリーはバイロン・ウィン(ブラックストーン社のストラティジスト)だ。本ブログでもときどき彼の相場観を引用する。年頭の「びっくり10大テーマ」を30年以上にわたって世界に発信するのは有名。
モルガンスタンレーの看板ストラティジストであったが、2005年に辞して現在はブラックストーンの系列会社の副会長。同社の顧客である世界の大手機関投資家に資金運用についてのアドバイスをしている。
今年4月のアジア訪問でアジアの現地の様子をつぶさに調査し、ブラックストーンの中国駐在スタッフから「関係しているショッピングセンターの売上の増加率は年18%増であったが、その後は12%増になり、現在は8%増だ。鈍化したとはいえ現状の消費は悪くない。米国から派遣されている人たちの話でも、政府は汚職問題の撲滅に全力を上げ成功すれば中国の構造問題が解決の方向に進む」と中国には悲観的でない。
日本も訪問したが日本での人々のセンチメントの無気力さを感じ取り、安倍首相に失望感が出ているのを気にした。経済成長の活性化の再現の失敗が原因と読む。日本で機関投資家と話し合ったが、大半が一段の成長には期待しておらず、株価の上昇には不透明感が多いと判断した。
彼は毎年8月にNYの米国屈指の避暑地の別荘にソロス、アックマン、カールアイカーンなどのヘッジファンドのほか、親しい財界人を集めて勉強会を続けるのも有名。そのときの模様を匿名でレポートし公表する。

本日の日経新聞のトップ記事「個人の不動産投資・活発」でマイナス金利下での個人資金が不動産運用に関心を高めはじめたとある。
今後もこの人気が続きそう。いちばん身近なのは上場不動産投信リートに注目することだ。
時価での利回りは代表的な銘柄ではジャパンリアルエステイト(8952)2.50%、日本ビルファンド(8951)2.77%、ジャパンホテルリート(8985)3.50%、大和ハウスリート(3263)4.04%に回る。

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