足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

30年前にウォール街のパニック

2017-10-20 08:30:23 | 投資戦略
30年前の1987年10月19日、NY株は史上最高も暴落になった。
ブラックマンディである。
当時ほど世界の情報網は発達しておらず、「なぜ?」このような劇的な暴落が発生するのか、投資家の間ではすぐには正確な情報が伝わらなかった。
株価が大暴落をするまえからウォール街は浮かれすぎという声が多かったが、まさか瞬時にして株価がここまで下落するとは夢にも思わなかった。
たまたま、私は長野県での顧客ヘのセミナーの日程をこなすために,車中にいた。
昼前に予定の場所に到着したが、地方の証券会社の店頭には顧客があふれていた。

黒板をみるとほとんどの銘柄が売り気配のまま、値が付いていない。
ようやく値が付きだしたのは、3時の大引け直前である。
感心したのは地方の証券会社の店頭の投資家から、注文が出始めた。
鮮明に脳裏に残るが神戸製鋼所(3406)に成り行きで5万株の注文を出したと私に語っていたひとがいた。
翌日、同じように注文を出していれば、結果として大儲けができた。
30年前の株価の崩壊が教えてくれた教訓は。恐怖心が蔓延したときは目を瞑って投資することである。



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