足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

欧州、中国、日本の景気に警戒感・・・ソフトバンクのドリームワークス買いの人気は消えず

2014-09-30 05:31:33 | 日記
一時、NY株は170ドル以上の下落になったが、その後は戻りに転じ引けは40ドル安と小幅安に引けた。
今週は週末の金曜日に9月の雇用統計の発表という月間では最も関心の高い景気指標がでるだけに、それまでは様子を見たいという気分が強い。寄り後、一時大幅安になったのはユーロ圏での予想以上の景気のもたつき、中国の景気の減速である。いまの中国にはリーマンショック後に先頭を切って景気対策を発動し世界景気の落ち込みを阻止しようとしたような元気は見られない。日本についても最近は懸念が出てきたことにも、政策当局は耳を傾けなければならない。いままで安部政権は歴代の首相に見られなかった、新鮮な政策を矢次早に出してきたが、最近は小出しで迫力に欠け、米国での日本ウォッチャーの失望を買っている。日本にとっての唯一の救いはドル高で、米国は好調な経済力を背景にむしろドル高を利用して産業界のさまざまな面での強化を図る動きに出てきた。
話は変わるが週末、ハリウッドで流れたソフトバンクのドリームワークス(DWA)買収の話はソフトバンク側の否定的な談話の発表で頓挫したのかとみたが、ドリームワークスの株価は引き続き急騰し23%も上昇した。株価の動きを見る限り、買収問題は生きている。この日は米ヤフーがソフトバンクの傘下に入るという話もでてきた。
東京市場では円安関連が引き続き相場の牽引役になる。自動車、エレクトロニクスといった単純な切り口でなく、今回は物色の視点をもっと拡大してみたい。
シマノ(7309)、ダイキン(6367)、ローム(6963)にも広げたい。