足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ソフトバンクに人気が回帰

2014-09-01 07:44:49 | 株式

 先週も書いたが中国アリババ(Alibaba)のNY市場での公開が決まった。

 当局の認可が下りたので915日から始まる週の915日~19日の公開になりそうでる。

 一時は8月中というのが大方の見方であったが1ヵ月ずれた。理由は第2四半期(46)の業績を見てからというのが真相のようである。

4月に明らかになった第1四半期の売上は前年比で38%増とやや減速した。このためアナリストの中には「アリババの業績も鈍化」とみる慎重論が出てきたからかも知れない。第2四半期の売上は46%増、利益は2.8倍に再び高成長路線に復帰した。公開時の時価総額は2000億ドル~2300億ドル(20800億円~239200億円)という見方が事前の予想である。

 ロードシヨー(投資希望の機関投資家やアナリストを対象)が香港、東京、ロンドン、ニューヨークで行われるが、今回の変わったことは東京がロードショーの拠点のひとつに選ばれたことだ。この種の人気株のケースでは史上初のことである。ロードシャーの皮切りは8月第2週の香港である。昨年来、公開が話題になり会社は作業を行ってきたが、その間も積極的に新ビジネスやM&Aを繰り返し成長戦略の展開に力点を置いてきたのは、企業が青年期にある証明である。世界最大のネット企業グーグル(GOOG)の時価総額は5830億ドル(60兆円)である。この牙城に迫る候補のひとつである。 ソフトバンクの株価の再人気化が期待できる。