今風のウォール街では連銀FOMと日銀短観の発表が2大材料である。
前者は17~19日の連銀FOMCの会合で議論がされるが、一般の予想通り金融政策の手直しは来年に持ち押されるだろう。
日銀短観は事前予想の+13~+14ポイントからは大きな乖離はないだろう。
東京市場での最大の関心事は、現在の上昇相場が新年に持ち込まれるとして、東京市場では引き続き個々の材料に関心が集まる。
週末、ウォール街では通信会社T-モバイル(TMUS)の買収問題が出た。米国内ではAT&A(A)、ベライゾン(V)とスプリント(S)の争奪戦に関心が集まる。T-モバイルは有名なヘッジファンドのジョン・ポールソンが大株主である。
ソフトバンク(9974)がスプリントに続いてのM&Aを仕掛けるかどうかにある。一段落したかに見みるが、底流にはソフトバンクの野望は止まらないだろう。ソフトバンクはすでに米国よりも大きな基盤を持つ中国でのビジネス拡大を進めてきたが、先行きには人口の多い新興諸国という市場がある。
それというのもソフトバンクによるアリババの持ち分の含み益が日増し増加していることが、その自信を支えている。含み益の増加率は、最近のソフトバンクの時価総額の増加率を大きく上回っている。