今週のNY市場は木曜日が休日、金曜日が半日立ち会いで多くの投資家は休暇ムードである。
一部の景気指標が好調で株価は3指標とも上昇しダウ平均は16,000台、ナスダック指数は4,000台、S&P500は1,800台を固めた。今回は大台替わり後も大きな波乱はなく、先高期待観を盛り上げるグリーンスパン前連銀議長はメディアに「景気の回復スピードは鈍化し、いまの株価にはバブルはない」と語った。
今回の株価の上昇をけん引するのは出遅れてきたナスダック指数である。ダウ平均、S&P500は史上最高値を更新し続けるが、ナスダック指数は2000年の高値5048ポイントに比べて出遅れが目立っていた。それが先行する指数にキャッチアップのトレンドにはいった(昨日は4,044.75)。
ヘッジファンドの持ち株の増加え率が高いのはグーグル(GOOG),アップル(AAPL),GM(GM)である。ナスダック指数の復調の原動力はインターネットとモバイルである。この人気は先行きも続くだろう。
東京市場も相場をけん引していたソフトバンク(9984)が調整局面にある。ヘッジファンドのダン・ローブが大株主になり、この株に新しい視点での投資価値を付け加えた。先のインターネット人気のとき(1998年~2000年)時のような人気の流れが出るかどうか、人気が横に広がれば人気の再燃が期待できる。
ウォール街で注目する向きが増えている仮想上の電子マネーのbitcoinに注目するメディアが増えてきた。中本哲史(ナカモト・サトシ)が考案者とされるが、正体は不明。ことしは78倍に上がった。
反面、円相場は昨日のウォール街で102.19円に下落した。