足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ウォール街は日銀政策会合に冷ややか・・・コマツの実力

2012-04-27 07:52:56 | 株式

今週のNY株は3日間の続伸。前日のFOMC後の記者会見でバーナンキ議長が「景気の回復に疑点が出た場合に備えドアーは開けたままにしてある」と語ったことが、市場に安心感を与えた。足元の相場を米第1四半期の好決算が支える。前日のアップルに続いて、この日はアマゾン(AMZN)がアナリスト予想を上回る数字を出し、引け後の株価は+14%急騰した。

本日の東京市場での最大の関心事は日銀の政策決定会合。新聞を開くと資産買い上げの資金の積み増しが焦点で5兆円か10兆円か?

昨日のNY市場では円相場が一時は80円台に入った。日本の金融政策の市場をリードしようとする意欲の決意に対しての不信感が海外では根強く、「期待しない方がよい」という冷めた見方が円相場には現れていた。昨日のFOMCは全く政策の変更をしなかったのに、バーナンキ議長の談話だけに反応するという市場の信頼感はうらやまし。日銀の20年間に及ぶ失政の罪は消えない。

東京市場では決算発表に忙しい。

昨日はコマツ(6301)が発表したが中国での不振をいち早く米国や中国以外の新興諸国で穴埋めし増収、増益決算を出した。野路社長の戦略を聞いていると日本のモノづくりの強さに改めて先行きへの希望を持たせる。こんな時期に製品の10%値上げを計画しているのは注目点。ことしの相場のリード役を続けるだろう。

昨日はイオングループのイオンクレジット(8570)に注目したが、本日はイオンディライト(9787)を追加したい。

ファシリティ・マネジメント・サービス(FMS)というビジネスで成長率は高まる。

詳細は後日、書くつもりだ。