足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ウォール街、VIX(恐怖)指数が急低下

2011-12-21 07:35:24 | 株式

市場に影響力のある投資家はすでに年内の取引を終え、休暇にはいるか様子見気分を構えるウォール街であるが、昨日は薄商いのなか株価は急騰し高値で引けた。

センチメント指数のVIX(恐怖)指数は22.99と急低下し7月来の低水準になった。不安人気が急速に後退している。

ヨーロッパではスペインンの国債入札が好調であったし、独の消費者指数が上昇いたことで、この日はユーロ不安が遠のいた。

今月初めヘッジファンドの間で人気のあるアナリストのトム・デマークが「相場はクリス前までは高い。S&P50013301345まで上昇する」という見方を出したが、その見方に近くなってきた。問題はS&P5001300(昨日は1241.30)まで上がるという水準を達成できるのかどうか?

なにか意外性のある材料でもあれば可能性は否定できない。

先週末にウォール街でIPO(新規公開)したジンガ(ZNGA)が公開後、初めてプラスで引けた(株価は$9.24)IPO価格は$10であったが、公開後3日間の連続安であった。SNSゲーム関連である。

相場全体の好調な地合にも影響を受けたが、証券会社2社が目標値$1212.50で推奨をはじめた。

ウォール街では幹事証券のアナリストは公開後の15日間は評価レポートを出すことができないが、非幹事会社は公開前でも推奨(売買)が出来る。2004年のグーグル(GOOG)以来の資金調達額であった話題の会社である。

東京市場でも1日早く先週公開されたSNSゲーム関連のネクソン(3659)も4日間連続安になった。ジンガが人気づけばネクソンにも見直し人気が出るだろう。