NY株は先週末の上昇分を消してしまった。
週末にはヨーロ圏の首脳会議を評価して反発して終わったが、この日は格付け会社ムーディズのコメントに反応して欧米の株価は大幅安になった。
独仏が主導して結論を出したユーロ危機対策であったが、解釈についえては金融市場では意見が分かれる。
注目は今夕、米国での連銀FOMCに結論に集中する。
世界の中央銀行である米連銀が現在の金融市場の緊張感を和らげる政策を打ち出すか?
仮にQE3でも発動すれば意外性があるが、ウォール街ではいまのころ期待感は低い。
バーナンキ議長はヨーロッパ発の景気低迷の広がりをどのように米国が受け止めるか、われわれの最大の関心事である。
昨日の東京市場は新しく出た会社四季報の数字に個別企業の株価が反応した。
特に注目されるのは市場のリード役のひとつであるSNSゲーム関連企業の大幅な増額修正である。新年に向けては市場の材料になることは確実である。